13-33 サーベル老師の帰還
遅くなり申し訳ございません。
本日もよろしくお願いします。
転移陣の確認作業が終わり、あとは儀式を行なうだけとなった。
大きなイベントとなるので、各国の要人が参加する予定だ。日本の場合は大使館からの派遣となるが、地続きのキスミアは参加国が多くなる見通し。
すでに日程の調整は済んでおり、3日後に儀式が行なわれることとなった。当然儀式だけで終わるわけではなく、超長距離の転移がその日のうちに行なわれる。
予定が組まれたことに伴い、命子たちのお土産欲がムクムクした。
天空航路でゲットした浮遊石や他ダンジョン素材もお土産の中にはあるが、それはそれ。お土産を買いたいのである!
知り合いが多くなりすぎた命子たちが買うお土産に、個人向けはほぼない。貰えなかった子がシュンとしてしまうので、みんなで食べられる物や楽しめる物を購入する。
みんなへのお土産を買ってホクホクしながら帰った命子たちは、ホテルのロビーでハワッとした。
「あーっ、老師だ!」
そう、ロビーのテーブル席でくつろいでいたのは、エギリスに行っていたはずのサーベル老師だった。
命子とささらは、わーっと老師の下へ急いだ。その姿は孫のようである。
しかして、命子たちの足はハッと止まった。
老師が座るテーブル席には、他に3人の人物が座っているのだ。
ささらはテンションのギアをガチャコンとローに入れて借りてきた猫の構え。一方、命子は人懐っこいが、初対面の人たちの前でバカ騒ぎするほどの陽キャでもないので、やはり借りてきた猫ちゃん。
3人の人物のうちの2人は、世界的な有名人だった。
1人は薔薇騎士ソフィア・フォーサイス。
もう1人は、剣聖アルフレッド・フォーサイス。
それぞれが旧時代最後のオリンピックのフェンシング競技において、あり得ないほどの強さで金メダルを獲得した人物である。
旧時代からそんなふうに有名だったが、ソフィアの方は新時代になるとエギリス最強の軍人みたいな存在になった。
オリンピックであり得ない強さを見せた彼らの指導者が誰なのかは長らく謎だったが、サーベル老師こそが師匠だったわけである。
そして、もう1人は命子たちが見たことのない人物だった。
黒髪黒目の綺麗な女性で、日本人だと思われる。
おそらく、この人物が老師と長く旅をした『雪子』という人物なのではないかと、命子は思った。
「命子嬢ちゃん、ささら嬢ちゃん。それに皆もな。約束通り帰ってきたぞ」
老師が話しかけてくれたので、命子たちは尻尾をブンブン振る犬のように口を開いた。
「おかえりなさいませ、老師」
「おかえりなさい、老師。帰ってくるなら電話してくれたら良かったのに」
「お主らを驚かそうと思っての」
「超ビックリしましたよ。もう悪戯好きなんだから!」
女子高生のテンションで老体へダメージを与えていると、老師は同行者へ目を向けた。それを察した命子たちは、借りてきた猫の構えを再開。
「それよりもまずは紹介しよう。今回の旅でワシが世話になったフォーサイス家の者たちじゃ。こやつがアルフレッド・フォーサイス。フォーサイス伯爵家の現当主にして、エギリスの冒険者クラン『雪妖精』のマスターをしておる」
「お初にお目にかかります。羊谷命子殿、それにお仲間の皆さまも。お噂はかねがね」
立ち上がり、流暢な日本語で話したアルフレッドは、これぞ貴公子と言わんばかりの美男子だった。
挨拶が外国語ではなかったので、命子は強気になった。
「羊谷命子です。よろしくお願いします!」
外国語が使用されなければ、王子だろうとイケメンだろうと物怖じしないのが羊谷命子。
「良い手ですね。老師と同じ手です」
「嬉しいことを言ってくれますね。しかし、残念ながらまだ至りませんでした」
「やっぱり戦ったんですか?」
「もちろん。新時代になり、旧時代の剣士の頂点がどのように変わったのか知りたいですからね。やはり強かった」
「んっ!」
命子は老師が褒められてドヤッとした。
老師は続いて日本人の女性を紹介した。
「こっちは雪子・フォーサイス。先日アルフレッドの妻となったが、まあワシの一番弟子のような子じゃ」
はえー、この人が、と命子は雪子を見上げた。
ショートヘアの黒髪で、雪のように白い肌。アルフレッドもそうだったが、雰囲気的にマナ進化が済んでいる様子。
「初めまして、皆さん。ジジから楽しく話を聞かせてもらいました。ジジに良くしてくれてありがとうございます」
「こちらこそ、いつも良くしてもらっています」
雪子は老師のことをジジと呼んでいるらしい。老師と雪子の歳の差を考えると、祖父のように思っているのかもしれない。
雪子はシスターガルが健在の頃は長らく国籍を得られなかったという話だが、新時代になって国籍を得て、アルフレッドと結婚したようだった。
老師は最後に、エルフのような耳をした金髪碧眼の美女を紹介した。
「そして、こやつはソフィア・フォーサイス。アルフレッドの妹で、現在はエギリス軍に籍を置いておる」
『エルフ姫のソフィア・フォーサイスよ。よろしくね』
「な、ないすとぅーみーとぅー」
ソフィアからは英語が飛び出したので、命子は弱気になった。
命子はグローバルな女子なので英語も力を入れて学んでいるが、実践は自信がない。
と、そこで命子は魔力のうねりを感じた。
アルフレッドからソフィアへ向けて、指向性の殺気が放たれたのだ。
すると、ソフィアはツンと横を向いた。
「愚妹が申し訳ない。ソフィアも日本語は多少わかるのですが、マスター……師を取られたように感じて拗ねているのです」
「ろ、老師は人気者ですからね」
80歳を超えたお爺ちゃんの若い女子からの人気が留まるところを知らない。
「それで皆さんはどうしてここへ? 老師のお見送りですか?」
命子の質問に、アルフレッドが答える。
雪子はニコニコしながら大人しく、ソフィアは命子たちをそれぞれ観察する不躾な視線だ。
「そのようなものです。先日、私と彼女は結婚したのでハネムーンもかねて。あとは、せっかくの機会なので、日本とキスミアの古から続く神秘をこの目で見たいというのもありますね」
「あー、新時代を走り抜けたいのなら見たいですよね。わかります」
マナ進化を間近で見ることや神獣との邂逅のような大きな神秘現象は、魂に影響を与える。原理はまったく不明だが、それに立ち会った者は誰もが実感する。
クランマスターなんてものをしているアルフレッドなので、そういう機会が近くであるのならぜひ見たいのだろう。
「とりあえず、お主らは荷物を置いてくると良い。ワシらもチェックインを済ませなければならんからな」
老師のとりなしで、ひとまずは解散することになった。
命子たちはお土産を置きにお部屋へ戻った。
エレベーターの戸が閉まると、命子が口を開いた。
「どう思った?」
主語を入れずに問う命子は、そういうのがカッコイイと思うお年頃。
「耳が尖がっておったのじゃ」
「イヨちゃん、あれはエルフっていう新時代の種族だよ」
「耳掃除が大変そうなのじゃ」
「たしかに!」
新時代の人でも垢は溜まる。
エルフ耳となった人の耳はチャームポイントになる反面、手入れを怠ればごまかしが利かないレベルで目立つ部位に変わっていた。これはネコミミを持つルルや、龍角を持つ命子も同じだ。目立つ部位の汚れは女子にとって死活問題となっていた。
エレベーターがチンッとして、廊下を歩きだす。
「正直、我、あのアルフレッドさんと雪子さんの強さは全然わからなかった。ソフィアさんはささらさんと同じくらいの強さかなって思ったけど」
「私もそんな感じだと思った。あの人たちは老師の弟子だけあって擬態が上手すぎるよ」
命子たちクラスになると、何気ない所作だけで実力をある程度は見切れる。ソフィアは性格なのか実力を一切隠さずにいたが、他の2人は実力を隠しており、いまいち強さがわからなかった。これは幻歩法を使う老師の教えのせいだろう。
だが、弱いはずがない。アルフレッドは冒険者クランのトップであり、雪子は旧時代には銃弾を回避できるほどの剣士だったと老師が言っていたので、研鑽を怠っていないのなら老師クラスの実力になっているだろう。
「イヨちゃん、3人の魔力は誰が一番だった?」
命子たちの魔眼は使えば光るので、初対面の相手にはなかなか使いにくい。一方、イヨが魔力を見る時に目は光らないので、人の心証を気にせずに見放題だ。
「うーん。正直、あのくらいになると細かくはわからんのじゃ」
「つまりアルフレッドさんと雪子さんも、ソフィアさんと変わらないくらい魔力を持っていたと」
命子の問いに、イヨは「うむ」と頷いた。
「拙者、ソフィアはシャーラに喧嘩を売ると思うでゴザル」
メリスがそう言うと、ささらは「えっ!?」と驚愕した。
「ニャウ。ワタシもそう思うデス。ソフィアは気が強いって有名デス。メーコは純粋な剣士じゃないからあまり興味は持たれないかもしれないデスけど、シャーラは剣士デスからね」
さらに「えぇっ!」と困惑するささらの肩を、命子がポンと叩いた。
「私2割、ルルたち3割、残りの5割はささらだったよ。ソフィアさんの視線」
命子が言うように、ソフィアはささらを舐め回すように見ていた。たぶん、勝手にライバル視しているのだろう。
「わ、わたくしだけじゃなくて、ルルさんたちだって近接戦闘の達人ですわよ!?」
そう言われたルルとメリスは、お互いの尻尾を追いかけてネコのふりをした。
「んーっ!」
ささらから引っ叩かれた。
そして、メリスとルルの予想は当たった。
去年はメリス、今年はソフィアと、ささらはキスミアに来ると戦う宿命にあるらしい。
命子たちはいま、ホテルの近くにある公園に来ていた。紫蓮たちがマナ進化した公園だ。
「皆の衆~、イヨなのじゃ!」
ルルパパが回すカメラに向かって弥生人がダブルピース。
すぐにコメントが返ってきた。
:さっき配信が終わったばっかりなのにどんなご褒美?
:なんだなんだ?
:まだ観たいという俺の意志が時空を越えさせた?
:ブイV(*’ω’*)Vブイ
:お買い物配信楽しかったー!
ゲリラ配信なのに一瞬でそこそこの視聴者が集まり、イヨが告げる。
「お買い物配信をさっきやったのじゃが、緊急事態が起こったからまた配信するのじゃ。なー、ルル殿?」
話を振られたルルは腕組みをして、「ニャウ」と神妙な顔で頷く。
「話せば長くなるデスけど、長話をすると猫が畑仕事を始めるって昔からいうデスからね。手短に説明するデス」
:どういうこと!?
:出た、キスミアのネコとわざ。
:マジでどういう経緯でそのことわざができたんだ?
:長話キボンヌ。ずっと聞いていたい。
「にゃにゃにゃにゃ、にゃんと! ウチのシャーラが薔薇騎士ソフィア・フォーサイスと、これから一騎打ちすることになったデス!」
:はえぇえええええ!?
:にゃ、にゃんだってぇ!?
:一大事じゃねえか!?
:仕事してる場合じゃねえ!
:プイッターで宣伝します!
:どうしてそうなったのか説明してぇ!
クワッとしたルルの告知に、遥か海の果て日本で激震が走る。
「うーんと、サーベル老師がエギリスから帰ってきたデス。そんで老師をかけたキャットファイトが始まったデス」
:全然わからん。
:説明とは?
:お爺ちゃんを取り合う女子たちwww
:老師がクソ羨ましい! 俺も取り合ってほしい!
別に大した話ではなかった。再集合した際に、ソフィアがささらに勝負を挑み、押しに弱いささらがそれを承諾したのである。なお、特に老師が賭けられているということはない。
「それじゃあ、選手の紹介をするのじゃ。まずは美少女剣士・笹笠ささら殿なのじゃ!」
ジャーンとイヨが示した先では、折り畳み椅子に座ったささらの姿が。
「ささら。ニャンプシーロールを使うんだよ。ニャンプシー、ニャンプシー!」
椅子に座るささらの両肩を掴み、迷セコンド羊谷命子が助言する。
「ニャウ。心のネコシッポを左右に振るでゴザルよ! ニャンプシー、ニャンプシー!」
ささらの掻いてない顔の汗を拭き終わったメリスも、ニャンプシーの動き。
「ん」
そして、紫蓮はペットボトルの水を進呈し、お膝の上にそこらへんで捕まえたネコを置いた。
完全に楽しんでいるセコンドたちにいじくり回されるささらの目は死んでいた。そんなささらのふとももの上で、ネコがクワッと欠伸をした。
視聴者に命子たちも頑張っているところを見せつけて、ささらへのインタビューが始まった。
「意気込みをどうぞなのじゃ!」
「えっと、お互いにケガをしないように頑張りたいですわ」
「日本の威信をかけて頑張るって言ってます!」
「もー、命子さん、そんなこと言ってないですわよ!」
:草。
:ささらちゃんの弄られ体質が狂おしいほど好き。
:ささらちゃん頑張れぇーっ!
:ケガしないでね!
:ニャンプシーを意識しろ!
「うむ。ささら殿、たくさん応援されているのじゃ。読めんけど」
コメントの雰囲気を見てイヨが適当なことを言う。
「イヨ、次はソフィアデス!」
「行くのじゃ!」
イヨとルルは、わーいとソフィアの下へ行った。
そこでは、雪子と一緒にベンチに座るソフィアがいた。
雪子に背中を撫でられ、なにやら慰められている様子。
「インタビューデス!」
「なんじゃ。泣いとるのか?」
ソフィアは泣いていた。
しかし、イヨたちはお構いなしでカメラを回す。
リアルエルフの泣き顔に、エルフ耐性が極めて弱い日本人男性はキュンキュンした。
「きっとお兄さんに怒られたデス」
グシッと涙を拭ったソフィアは、そう指摘したルルをキッと睨みつけた。図星だった。ルルはチョウチョを追いかけてネコのふりをした。
「皆の衆~、この耳が長い人は、え、エロフ姫のソフィア殿なのじゃ」
「い、イヨ様、エルフです。エルフ姫です」
雪子からツッコミが入った。
「あ。それなのじゃ。とってもお耳が素敵なのじゃ」
:エロフはいかんwww
:これは国際問題www
:エギリスの英雄やぞwww
:ま、まだ横文字は苦手だから、ほら、ね?
:隣の人は誰だろう?
「お隣は雪子殿なのじゃ。ルル殿、紹介なのじゃ」
「ニャウ。ソフィアの義理のお姉さんで、アルフレッドの奥さんで、サーベル老師の孫みたいな人デス。ワタシたちの見立てだと超強いデス」
ルルがそう言ってニヤリと笑うと、雪子はニコリと微笑んだ。
一方、コメントは大荒れの様子。
:えぇええええええ!?
:ちょ、情報がヤバくね!?
:伯爵家ってリアルシンデレラやん!
:それって海外だとメジャーな情報なの!?
:アルフレッドと日本人が結婚したっていうのは知ってたけど、老師の孫なのかよ!?
:めっちゃ綺麗な人じゃん。
新時代は情報過多である。
日本国内でどんどん新しいヒーローが生まれ、海外の有名人が結婚した話題なんてほとんど需要がなくなった。さすがに剣聖アルフレッドと日本人の結婚はネットニュースにはなったが、ずっと続くような話題ではなかったのだ。
「雪子殿はひとまず置いておいてなのじゃ」
とりあえず、いまはソフィアである。
「ソフィア殿。戦いの意気込みをどうぞなのじゃ」
「絶対かちゅ!」
「うむぅ、心意気やヨシなのじゃ」
すると、SPらしき人物がソフィアにスマホを持ってきた。
ソフィアは画面を見てピッと消し、そのまま電源を落とした。
ルルは本国のお偉いさんからだろうなと思った。
別に軍人と一般人の模擬戦が悪いわけじゃない。安全に配慮しているのなら、国によってはなんら問題にならないだろう。
しかし、ささらとなると話は別だ。クソ強いので、国内最強クラスの軍人が普通に負ける可能性がある。もし負けたら、エギリスからすれば一般人に負けるという恥を掻くことになる。戦ってほしいわけがない。
「イヨ、次はサーベル老師デス!」
「はー、忙し忙し!」
2人はわーいと老師の下へ向かった。その後をルルパパがカメラを持って追いかける。
老師はアルフレッドと一緒にいた。
女子と一緒にいるのが疲れるのだろう。
「皆の衆~、老師殿と、あ、あ、アルフレッド殿なのじゃ!」
イヨはまだ横文字が苦手である。人名も同様に。
「日本の皆さん、こんにちは」
アルフレッドは優しげに微笑み、老師は軽くピースした。
:テライケメン。
:眼福過ぎる。
:鼻血出そう。
:女性の皆の衆が炙り出されとる。
:やっぱり日本人と結婚したから日本語が上手いのかな?
:老師のピース可愛い。
:なぜ女子たちはアルフレッドじゃなくて老師を取り合うのか。
「日本の方々には、妹が無理を言ってしまって申し訳ない。以前も大きなイベントで勝手なことをしてよく注意したのですが」
アルフレッドはそう言って大きなため息を吐いた。
「みんな暇だし、別に気にしなくていいデスよ」
「そう言ってくれるとありがたい」
ルルはぶっちゃけた。
戦うのはささらなわけだが。
「それで、2人はどっちが勝つと思うのじゃ?」
「それは視聴する皆さんで予想していただきたい。私の言葉を聞けば、あなた方の成長の機会を奪うでしょう」
「お主はもう予想はついておるのかの?」
「はい。ほぼ確信しています。しかしまあ、あまり勝敗に意味はないと思いますけどね」
アルフレッドの言葉に、老師も頷く。
「ふむ。老師殿も同じ意見のようじゃの?」
イヨからの質問に、老師は髭を摩りながら言う。
「負けたら死ぬわけでなし、腕が千切れ飛ぶわけでもない。所詮は模擬戦じゃし。あやつらなら、1か月後にはいまのお互いの実力を超えているじゃろう。それよりも勝敗に辿り着くまでの過程を大切にし、何かを得る方が重要。まあ、ゴチャゴチャ言っても仕方ない。お互いの今の実力を見つめ、楽しめばよい。そうすればワシらも楽しいからの。ふぉっふぉっふぉ」
老師の言葉を聞き、イヨとルルはうむうむと頷いた。
命子たちや老師たちは、どちらが上か決める戦いではなく、修行の延長だと考えていた。
「イヨ、そろそろ2人の準備が整ったみたいデス」
「じゃあ命子様のところへ行くのじゃ! お話ありがとうなのじゃ!」
2人はまた忙しく走る。
こうして、ささらVS薔薇騎士ソフィアの模擬戦が始まろうとしていた。
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