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10-8 中学生と冒険 2 中学生の実力

本日もよろしくお願いします。

 ダンジョンへは、まずレイドの腕輪の親機を持っている命子から突入した。


 光の渦に飲み込まれ、景色が石作りの光景に変わった瞬間、心臓がトゥクン。

 これは恋ですか?

 いいえ、狂気です。


 命子の狂気が収まる頃には、萌々子たちが順番に転送されてくる。


「状況確認!」


「敵なし!」


 それぞれが油断なく木刀を構え、お互いに声をかけていく。

 命子と紫蓮は、初めての冒険をする妹分たちのテキパキした様子に、思わずほっこり。

 きっといろいろな練習をしたのだろう。


「それじゃあ、冒険を始めようか!」


「「「はい!」」」


 命子の言葉に、萌々子も含めて全員がお返事する。

 こうして、女子中学生たちの探索が始まった。


「バネ風船1体。今度はあたしがやります」


「了解。補助は萌々子ちゃんがお願い。前方の警戒は市子。私は背後の警戒をします」


「「「了解」」」


「作戦開始」


 曲がり角で敵を確認した新奈の言葉を聞き、クララがテキパキと役割を決める。

 その作戦が実行され、バネ風船が撃破される。


「今度もバネ風船1体。市子が出ます」


「了解。補助はクララちゃん。前方の警戒は新奈ちゃん。私は背後を警戒するよ」


「「「了解」」」


「作戦開始」


 次は、一人称が自分の名前な市子が曲がり角でバネ風船を発見。

 先ほどはクララが作戦を伝えたが、今度は萌々子がスラスラと決めていく。


 一回ずつ役割を変えて、こんなことがダンジョンに入ってからずっと続いていた。


「「……」」


 命子と紫蓮は、あわあわしていた。

「どぉれ、先輩として良いところ見せちゃおうかな」などと思って本日は来ていたのに、そんな隙が一切ない。


 これは命子たちに限らず、ほかのパーティも同じだった。

 みんな、「どぉれ」と考えていたのだ。


 出しゃばらないささらだって同じである。

 昨晩は、中学生にたくさん教えてあげる自分を想像していたのに、ささやかなその妄想は打ち砕かれていた。


「お姉さま、なにかアドバイスはないですか?」


 クララが命子と紫蓮に言った。

 2人はあわあわした。


 特になかった。

 命子たちはめっちゃ強いのでひねり出せばいくらでもあるが、それはもう粗探しの領域だ。このレベル帯、初めての冒険という2つの点でこれならば、クララたちは満点といってよかった。

 ならば、今日のところは褒めて、さらに上の技術はおいおい教えてあげるのが良いように命子は考えた。


「凄くしっかりできてるよ。びっくりしちゃった」


「えへへ、そうですか?」


「いっぱい練習したもんね?」


「ねー?」


 命子が褒めるとクララたちはテレテレした。萌々子だけツンとしているのは、この妹がお姉ちゃんに対して若干のツンデレが入っているからである。


「ちなみにだけど、これからも命令する人は毎回変えていくの?」


「いえ、今回は練習ですね。最終的にはリーダーを決めて役割を決めようと思っています。リーダーじゃなくてもパッパッと判断できるようにしようってみんなで決めたんです」


「なるほど。とても良いと思います」


 命子と紫蓮はうむと頷いた。


 そんな女子たちの探索は進み、幾度目かの萌々子の番。


「シッ、はぁーっ! アースニードル!」


「っっっ!」


 バネ風船に対して、萌々子が木刀で素早い一撃を入れ、空中から光子が土の杭を飛ばした。

 萌々子の一撃でバネ風船は大きくバウンドし、その体を光子の杭がぶっ刺した。


「モモちゃんが鬼強い件」


 さきほどから、命子は妹の強さにビビっていた。

 一緒に修行しているので剣術のキレは知っていたが、実戦を見るとやはり強い。無限鳥居で龍滅した時の自分よりも強いだろう。


 命子たちは龍滅する際にレベル13だったが、これはレベル13のスペックを余すことなく使えていたわけではない。

 それに対して、萌々子はキスミアでの冒険や風見町防衛戦などの戦いでレベル9になり、その状態でずっと修行してきたため、レベル9のスペックを余すことなく使えていた。


 ダンジョン内での死闘は命子たちを急激に強くしたが、さすがに何か月もみっちり修行した萌々子のスペックのほうが上なのだ。


 さらに、光子の魔法も威力が高く、2人の連携も素晴らしい。

 これは、お庭で土を動かしたりして修行した成果であった。


 あっという間にバネ風船を光に還した萌々子は、追撃のための脇構えを解いて木刀を払った。その顔の横で光子がエーックスのポーズで勝利を誇示する。

 奇しくも、ビシッとキメのポーズみたいになっている。


「やっぱり萌々子ちゃんとみっちゃん強い!」


 パチパチと手を叩いて喜ぶクララたち。


「えへへ、いっぱい頑張ったしね。ねー、光子?」


「っっ!」


 萌々子はテレテレし、光子は空中でもう一発エーックスした。


 警戒しつつも、キャッキャも忘れない女子たち。真剣さも必要だが、楽しみも忘れない。


 と、エーックスとしていた光子がバネ風船のドロップを発見して、目を輝かせた。

 光子は先ほどからこうやってドロップを集めてくれているのだ。


 ところが、今回ドロップしたバネは、普通は横倒しだが偶然にも縦に起立していた。どうでもいい小さな奇跡だ。

 そんなバネを回収しようとした光子だが、勢い余ってバネの上部でみょーんとした。


「っっっ!」


 それが面白かったのか、光子は横になってしまったバネを起こし、またみょーんとした。


「光子。それ気に入ったの?」


「っ!」


 萌々子の問いかけに、光子はバネをだきゅーっとして頷いた。気に入ったらしい。


「みんな、ごめんだけど、このドロップは光子にあげていい?」


「うん、いいよ」


「ありがとう。光子もお礼して」


「っっ!」


 ダンジョンで手に入れたものは基本的に山分け。

 喧嘩の原因なので、このあたりは中学生の萌々子たちでも、しっかりとするつもりだった。


 萌々子は、自分のリュックにバネを吊るした。

 奇しくも、それは命子の学校カバンのアクセサリーと酷似していたが、萌々子の場合は光子が遊ぶためという目的がちゃんとある。

 以降、光子はこのアクセサリーに吊り下がって、みょんみょんするのがプチブームになった。




「魔本1体。引き寄せて攻撃します」


「了解。私が補助を、市子ちゃんは背後の警戒、新奈ちゃんは戦闘後に前方の警戒をお願い」


「「「了解」」」


「作戦開始」


 曲がり角からサッと先を覗き込んだクララに続き、萌々子が作戦を詰める。

 魔本は敵の姿が見えないと魔法を展開しないので、曲がり角へ引き寄せて強襲するのが攻略法だ。


 クララは、背負っていたリュックをすぐに下ろし、戦闘態勢に入った。


 クララの初期スキルは【魔力回復速度アップ 小】だが、師事しているのがサーベル老師のため、そのジョブは『見習い剣士』である。


 そんな『見習い剣士』も10か月ほどの修行で半ばまでマスターしていた。

 ただ、地上では必殺技が使えないため、まったく使えていない【剣技】だけはスキル化できていない。


 クララみたいに必殺技だけスキル化できずに、二次職が解放できていない小学生は世の中にかなり多くおり、魔法射的場の需要や必要性は日々高まる一方だったりする。

 そういうわけで、クララは魔力が成長するといろいろなジョブについて、スキルを得るために努力していた。


「行きます」


 最初こそ緊張していたクララだが、すでに何回か戦闘をして、固さは消えていた。

 通路の角におびき寄せ、隙だらけの様子でやってきた魔本に突っ込んだ。


 サーベル老師の下で技を磨いた日々が自信に繋がり、迷いのない一撃を繰り出す。


 素人は、戦う際にどうしていいかわからなくなる。かつての命子がサーベルを手に入れた際に、へっぴり腰で振るったような感じだ。

 しかし、サーベル老師の下で鍛えてきた女子中学生たちには、それが一切なかった。子供がやりがちな目を閉じたぐるぐる拳法などではなく、木刀を支配下に置いた鋭い一撃だ。


 魔本ははわっとするが、もう遅い。

 木刀でぶっ叩かれ、瞬く間に倒された。


「う、うーん。クララちゃんも強い件」


 萌々子ほどではないが、クララも恐ろしく強い。


「我らの出番がない」


「いいことではあるね。まあ気を緩めないで行こう」


「うむ」


 命子たちの一番の役目は、盾になることだ。

 冒険者になったばかりの新中学生たちが強いからと言って、それを怠ってはいけない。




 1階層目の終点では、すでに石音元部長のパーティが到着していた。レイドの腕輪の効果を発揮させるため、2階層には命子が一番に降りなければならないため、待っていたのだ。


「よーっす、部長。どうでした?」


「どうもこうもないわ。みんな超強かったわ。ねー?」


「「「はい!」」」


 部長がそう言うと、女子中学生たちはテレテレした。

 なぜか中学生たちのポジショニングが一歩分くらい部長に近いのは、きっと命子の気のせいであろう。


「見て見てー。魔導書ゲットした!」


「ふっふっふっ、私たちも1冊出たんだぜー!」


 などとクララたちも別チームの子たちと探索の成果を自慢し合っている。そこに入場前の緊張はなく、冒険を楽しんでいる様子だ。


 しばらくすると、ほかのチームも続々とやってきた。

 そう時間もかからずに全てのチームが無事に集まり、2階層へ向けたミーティングを行なった。


「2階層は草エリアです。ヘビが苦手な子にはきついかもしれないけど、戦っている時にはビックリしたりしないで、冷静に対処しましょう。引率の人は、予定通り、2階層では魔導書は貸さないでください。ヘビにビックリしてフレンドリーファイアする可能性があるので」


「「「了解」」」


 今回の探索では中学生だけでなく、引率の命子たちもどんな危険があるかよく話し合ってきている。

 例えば、2階層は簡単な階層だが、命子が言ったような危険があるため、魔導書は貸さない方針で進めることにした。


 こんなふうにして、中学生たちとの冒険は順調に進むのだった。




 階層は進み、現在は4階層目の途中。

 このあたりから命子と紫蓮も戦闘に参加し始めた。見ているだけでは一緒に冒険している感じではないし。


「ほっ、よっと。ほい!」


 命子は萌々子から借りた木刀を振るい、素早い動きで魔物を倒す。相手はダンボールアーマーの材料になる『魔物ダンボール』をドロップする『ダンボールさん』だ。


「凄い凄い! 命子お姉さま凄いです!」


「カッコイイです!」


「つよーっ! モモちゃんのお姉ちゃんつよーっ!」


「う、うみゅっ」


 クララたちの声援を受け、命子はとても良い気持ちになった。

 お友達にお姉ちゃんが褒められた萌々子は、舌の反応が鈍って萌え声が出た。


 もちろん、良い気持ちになったのは命子だけのことではない。

 命子の次に戦った紫蓮も、他のパーティのささらやルル、部長たち、男子組の大学生たちだって同じであった。


 冒険者になって中学生とダンジョンに潜る。

 これが自己肯定感を上げるコツである。


 とはいえ、メインはやはり中学生たちなので、たまに戦闘に参加する程度に留めて、引率と指導に注力した。


 そんなこんなで4階を進んでいく。


「うーんと、こっちですね」


 丁字路にて、クララが地図を見ながら道を指で示す。


 リュックを背負う少女たちが、地図を片手にダンジョン探索。

 その姿は、武器こそ持っているが、自然公園や古都の町などでレクリエーション大会に挑む子供に似ていた。


 その道を進みながら、命子が問うた。


「みんな疲れてなぁーい?」


 各階層で歩く距離は最短距離でも5kmを下回ることはまずない。風見ダンジョンの低階層では平均で7km前後といったところか。なので、歩き慣れていない人はとても疲れるのだ。


 ちなみに、この歩く距離が冒険を続ける者を篩にかけていたりする。シンプルに、歩くのが嫌いな人は冒険者に向いていないのだ。


 命子の質問に、中学生たちは顔を見合わせた。


 このあたりは空気が読めるというか、1人が「大丈夫です!」と先行して言ったりはしない。そうすると他の子が言い出しづらくなるからだろう。


 命子組の中で一番体力がないのは、ロリっ子な萌々子ではなく、萌々子よりもスポーティな身体つきの市子だった。市子はどちらかというと生産職希望寄りの子なのだ。


「もう少しだし大丈夫!」


 市子もそれは理解しているようで、ふんすと自己申告した。

 というわけで、結論が出た。


「みんなまだ大丈夫です!」


 結果は同じだったが、その過程にはチームワークが存在した。


「そこの角は行き止まりですね。そのまま真っすぐです」


 横に入る道があったので、クララが地図を見て指示する。


 だが、ダンジョンではこういう道を普通に真っすぐ進んではならない。行き止まりにも魔物はいるので、通過する際には気をつける必要があるわけだ。


 というわけで萌々子が先行して、チラッと角を覗き込んだ。その頭の上で光子もむむむっとした顔でチラッとしているが、意味が解っているかは不明。


 すると、萌々子が「ふぇええ!?」と萌え声を出して驚いた。


「どしたの?」


 そうクララが問いかけるよりも早く、命子と紫蓮は有事に備えて即座に走れるよう重心をコントロールした。


 萌々子が言った。


「宝箱がある!」


 その瞬間、命子の心臓がドックンと鼓動した。

 有事なので走り出しそうになるところを、お姉ちゃんヂカラでグッと抑え込む。


「羊谷命子。よだれが出てる」


「そんな馬鹿な、女子高生なのに!?」


 命子は慌てて口元を拭うが、よだれが出ていた痕跡はない。命子はスパンと紫蓮のお尻にお仕置きした。


「わぁ、本当に宝箱だ!」


「ふぉおお、なにが入ってるのかな!?」


 宝箱を取り囲んで、女子中学生たちがキャッキャする。

 そんな女子中学生に混ざって命子も目をキラキラさせるので、紫蓮はやれやれと来た道の警戒に努めた。このように、命子はダンジョンインストラクターとして致命的な欠点があった。


「誰が開ける?」


「じゃんけんにしよう」


「藤堂方式だよ」


「それだ!」


 トラップを警戒した宝箱の開け方である藤堂方式を念頭に置きつつ、誰が開けるかのじゃんけんをすることになった。

 5人が円を作り、その中心に手が出された。手首に光子が乗っかっているので、萌々子は少しじゃんけんをしにくそうだ。


 5人……そう、5人である。


「羊谷命子はダメ」


「っっ! じょじょ、冗談だよ、もう。こちとらお姉ちゃんやぞ? はは、紫蓮ちゃんたら本気にしちゃってさ。お姉ちゃんなんやぞ? 宝箱さんがなんぞーい!」


「よく喋りおるわ」


 そういうわけで、円から1人排除された。


 じゃんけんの結果、クララが開けることになった。


「そ、それじゃあ失礼して」


 クララはその場に寝転がり、木刀の先で宝箱の蓋を跳ね開けた。

 命子と中学生たちが背伸びをして中を覗き込むが、角度がきつくて見えない。特に命子の背伸びは背が低いという理由以外にも、とても必死である。


 やっぱりトラップなどはないので、みんなでいそいそと接近して中を見てみた。


「むむぅ、『ぴょんぴょんダンボールさん』だ!」


 命子のテンションが上がった。中身はなんでもいいという説もある。


「これって『ダンボールさん』が落とすレアドロップと同じものですよね?」


 クララが問うた。


「そうだよー。宝箱さんは魔物のレアドロップも出るんだ。なっ?」


 命子はまるで友人の偉業を誇るかのように宝箱さんの縁をペシペシと叩いた。


 しかし、クララとしては、もうちょっと凄い宝物を期待していた。剣とか、ギニーとか。

 それに対して、『ぴょんぴょんダンボールさん』は、魔力を流すと1分くらいぴょんぴょんするだけの小さなオモチャなのである。


 こういうレアアイテムは、魔法のアイテムの仕組みを学ぶためやコレクターグッズとして割と需要はあるのだが、初めての冒険で需要に目を向けるのはなかなか難しい。


 とはいえ、せっかく手に入れたのでクララは床に置いて、魔力を流してみた。


 すると、ミニダンボールがぴょんぴょんと飛び跳ねて、前方に移動し始めた。

 ところが、設置した向きが悪かったようですぐに壁にぶつかってポテンと転がった。物凄くシュールな光景だ。


 だが、その残念さがいい。


「ダンジョンや 春の香りは 届かずも ダンボールさんは ポテンと眠る」


「わびさびの大暴投」


 命子は冒険手帳にさらさらと句をしたため、紫蓮がその句を評価した。


「「「ぷー! あはははっ!」」」


 基本的に箸が転んでもおかしい年頃なので、クララたちもミニダンボールさんの姿に爆笑した。


 そんな中で、ミニダンボールさんを大層気に入ったのが、光子だった。

 光子はミニダンボールさんの上に乗り、ぴょんぴょんし始める。


「なにそれ可愛い!」


「めっちゃ楽しそう!」


「ほら、みっちゃん、こっちこっち。きゃー、上手!」


 仲間たちの光子へのちやほやが留まるところを知らない。


 命子たちもそうだが、女子中学生も精霊さんをめっちゃ欲しかったりする。どこかでゲットできないか、かなり情報のアンテナを張っていた。


 そんなイベントがありつつ、一行は本日のキャンプ場に辿り着くのだった。



読んでくださりありがとうございます!


ブクマ、評価、感想、大変励みになっております。

誤字報告も助かっています、ありがとうございます!

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― 新着の感想 ―
[一言] 命子と紫蓮の掛け合いは面白いな 光子が出る話はかわいさが一段上がりますね
[一言]  ダンジョンや 春の花粉は 届かずも クリア嬉しく 流るる鼻水  我ながら情緒が炭のオブジェになりそうな酷さ、花粉が悪い。  目と鼻に大ダメージを受け、その気の迷いから生まれた一句です。
[良い点] こりゃ命子もうかうかしてられないね。ジョブ補正のない自力剣術じゃ そう遠くないうちに抜かれちゃうね。なので命子も見習い剣士だけでも スキル化したら良いんじゃないかな。
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