表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
科学者は今日も禁忌に手を染める  作者: チーズフォンデュ
1/5

異世界へ誕生

さて突然だが今、奇妙な事が起きている。それは死んだはずの俺が赤ちゃんになっていると言うことだ。


は!?意味わからん!!と思うのは仕方ないだろう。俺も目が覚めたら赤ちゃんになっていたときにひどくテンパっていたものだ。まあ、そんなこと数日もすれば落ち着いた。いや、しかし子供がトラックに轢かれそうになっていたのを助けるために飛び込んだら死ぬなんて思わなかったな…。最後に見た光景は子供が擦り傷をして泣いている所だったから助かったのだろう。良かった良かった。


いや、そんなわけないよね!!子供助けれたのはいいけどそのせいで死ぬなんて思わんやん!!……っとエセ関西弁が出てしまうほど驚きだよ…。現代の医療はなかなか死なせてくれないって聞いてたからさすがに死なないだろうと思ってたけど意外と簡単に死んだな…うん。俺の親も悲しんでいるだろうし、友達もサヨナラすら言わずに別れてしまった。一ヶ月ぐらいはずっと落ち込んでいたけど俺も少しずつ進むしかないと思って現状について整理してみようとすると異常な光景が俺を包んでいた。


それは、まず俺の親の見た目がおかしすぎるのだ。

例えば紫色の眼に白色の髪、そして一番特徴的なこめかみ付近から伸びている角だ。

いやいや、角ってもうそれ人外やん!……っていうツッコミはあるがどうも俺にも小さくはあるが角が生えていた。


さらにこの世界には魔法とやらがあるように見える。魔法らしきものを見たのはつい先日の出来事だった。

俺の母親……だと思う人が料理をする際に手から火を出し、肉らしきものを焼いているのを見たのだ。

これはつまり……ここが異世界と言うことではないだろうか…。一応俺も異世界の知識はある。前世でたまに友達に進められたラノベを読んでいたおかげかこの世界にすんなりとはいかないものの順応できた。


家は木材で出来ており、たまに親に似た見た目をした人達が来ていた。窓から外を見ると似たような木材の家があり、集落のような所らしい。前世と比べるとあまり発展していないが魔法のようなものがあると言うことが俺の興味をそそらせた。


しかし今一番危機を感じていることがある。それは……言語がサッパリわからないということだ。時折、親が俺に向かって何か話したり、声をかけてくるのだが何を言ってるかサッパリ分からない。言語が分からないというのは非常に不安であり、怖い…。

とりあえず、言語が分かるようになりたいな…。

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ