第2話 捨て神様降臨!
前回の更新からだいぶ間があきましたが、筆者は元気です。
ただ本業が少し忙しかったので、体力回復に三週間を費やしたというそれだけです……体力のなさは人一倍。
さて、その三週間のうちに事件は起こりました。
長年お迎えしたいと思っていたドールを連れ帰ってしまったのです。
ドールってあれです、小さいやつじゃなくて、五〇センチクラスの大きいやつです。成人女性の身長が平均で一五〇~一六〇センチくらいと仮定すると、その三分の一程度のサイズのものが我が家にやってきた訳です。まさかドール沼にダイブすることになろうとは思わなんだ……。
その話は一旦置いておくとして、そんな大きなものがやってくるとなるとひとつ検討しなければならないことがあります。
「で、どこに置こう」
はいみなさん、ここが超重要ポイントです。
きれいな部屋を保つためのコツというものが世の中にはいくつか存在しますが、その中で割と重要な項目を筆者は無視しています。
すなわち、「どこに配置するかを検討せずに買い物をすること」。
本当はどこに置くか検討して、サイズ測って、それから購入に踏み切る方がいいのです。
結構大きな買い物だっただけに、勢いがあるうちに、と踏ん張った結果、案の定家に着いてから困るという。何たる失態。でも可愛い。超幸せ。
しかし結論から言うと、これがよかったようなのです。
「……、ないものは作ればいいか」
そう、私はいつでもそうしてきたではないか。
なければ作る。
読みたいと思う本が見つからなければ自分で小説を書くし(趣味・小説執筆)、着たい服がなければ自分で縫うし(趣味・洋裁)、身に着けたいアクセサリーがなければ自分で作るし(趣味・手芸)、見たい景色があれば自分の足で現地に行く(趣味・写真撮影)。
今回だって決して例外ではないのです。そうと決まれば今やろうすぐやろう。
そして筆者は「不要なものを徹底的に捨てたい状態」、もとい捨て神様降臨モードに突入するのでした。
――というか本当に趣味多いな自分。
***
捨て神様、という言葉についてはインターネット先生に聞くと誰か詳しく書かれているんじゃないかと思うのでここでは割愛。
ひとまず全体の物量を減らすことを考え、我が家での荷物量ツートップの場所に手をつけることにします。
ひとつ、クローゼット。
ひとつ、収納付きスツール。
とりあえずスツールの上にドールを座らせておくことにしたので、本日のターゲットはこれにします。
普段は大判の本や家電の箱を入れているのですが、最近溢れ気味で少し困っていました。困っているならさっさと片付けろよ、と自分にツッコミを入れたい。
で、物量把握するためにスツールを開けます。
あ、けっこうある……。
結局、
・保証期間の過ぎた家電の箱一式(箱って何であんなにかさばるんだろう)
・もう読まない技術書(必要になったら調べればいいや)
・ため込んだ書類(まとめてシュレッダーにin!)
・お菓子の缶(可愛いと思ってとっておいたけれど、結局使えていない)
・プラモ類(可愛がれなくて、ごめん……)
このあたりを処分して終了。
雑誌類も少しだけ片づけましたが、今とってある雑誌は(新人賞の結果発表などで)自分の名前が載っているものなので、それくらいは残しておこうかと再びしまい込みました。それでも捨て作業前の三分の二くらいの物量にはなったため、とても満足です。
この調子で他の場所もガシガシ作業していきます!