テスト
「────そこの君、聞こえているか?聞こえていたら返事をしてくれ」
「わーってるって、聞こえてるよ」
「よし、こっちに来てくれ。ここは危険だ」
「は?こっちって、どこに行けばいいんだよ?」
「分かった、私が通信で道案内をする。その通りに来てくれればいい」
「わかったわかった」
「よし、そこの道を右だ、左には敵がいる」
「敵だとぉ?こんな荒廃した街にいるのか?」
「この荒廃した街に潜む、人類の敵だ。気をつけろ」
「そうか·············って!何!?」
「どうした!?君!?応答しろ!」
プツッ
「そこの君、聞こえているか?」
「この小説が、見えているか?」