千歳飴(二百文字自作自演お題小説)
使ったお題は「千歳飴」です。
田守優子は私の親友。ちょっと独特な子だ。
十一月ももうすぐ終わり。
今日は交際している北野君と優子、そして共通の友人も交えて、居酒屋で鍋パーティだ。
私と北野君は何も知らない友人達に冷やかされ、並んで席に着いた。
お酒も進み、話も弾み始めた時、突然優子が、
「千歳飴は新千歳空港で作られているってずっと信じていたの」
皆が大爆笑した。すると優子は、
「でも違ったんだね。自衛隊の千歳基地だったんだね」
それも違うよ!
ということでした。優子はいつもどおりです。