3-22
涼しくなたので寝やすいですね。
もう眠くて眠くて・・・・。
「任意転生と通常転生は違うの?」
【いや、基本的には一緒だよ
ただ任意だと転生ポイントが減っちゃうんだ
任意が選べるタイミングって手詰まりの場合とか何だけど
その時の状況で貰えるポイントが変わるよ
劣悪な時は取得ポイントが減るし
優勢な時は増える
まぁオマケみたいな感じだよね】
「逃げる時は減って敢えての時は増えるって事か」
【うんうん、そうだね】
「でも任意って選択出来なかったぞ」
【これからは選択出来るよ
本当は結構ギリギリまで解放は止めておこうと
思ってたんだけどね
今回、ここまで追い込まれるとはね】
「そ・・・・そっか・・・・・
うん、まぁ今度から選べるなら俺の選択肢が広がるな」
【そう考えてくれるなら有りがたいな
それで今回は強制的に開放しちゃったから
ポイントが結構少なくなってね
7割以上が喪失しちゃったんだ】
「まじかー、それは残念だな
でも魂消滅よりは良いか
次に頑張れば良いしな
それで残ってるのはどれくらいなの?」
またもや何も無い空間からスマホを取り出す。
「あのさ、そのスマホって何が出来るの?」
【ん?これ?
こう見えて結構凄いんだよ
色々と検索とか出来るし】
「それポイントで貰える?」
【引き換えは可能だよ
でもネット回線とか繋がないと大したこと出来ないよ】
「やけに現実的だな!」
【回線も速度やエリアでポイントが色々だね
ちなみに魔王領サイラスで細めの回線で
35000ポイントだよ
スマホは250000ポイントだね】
「たけーよっ!
全エリアで回線極太だと?」
【1500000ポイント位かな】
「たかっ!」
【高いと思うかもしれないけど
全世界で使えるし圏外無しだよ
一回契約すればずっと使えるしね
まぁ地図検索した所で移動や連絡手段は
限られちゃうから現状で有効活用は難しいかもね」
「まぁスマホは気になるけど後回しでいいや
今回のポイントもわかんないしな
んで今回はどれくらいなの?」
【今回はね・・・】
ピロッ。
> 保有ポイント:78000
「うおっ!凄いなっ!
・・・・・・・ん?でもちょっと待って
さっきさ7割以下って言わなかった?」
ふとした疑問を問い掛けるが
相変わらず神はとぼけた顔でニヤッと笑う。
【うん、間違いなく7割以下になってるよ
今回の最大ポイント獲得源は魔王に手傷を負わせた事だね
そのポイントが約60000位だね】
「え?そんなもんで?
じゃぁ元は200000ポイントも?」
【あそこまで格上が相手で
しかも結構なダメージを与えたからね
高ポイントにもなるよ】
「・・・そんなに?
かなり格上だとは感じたけど・・・そんなに?」
【うんうん、かなりの差があるよ
君が前にブリンジって言う魔族君と戦って倒した時以上の差だね
ちなみに魔王君は本気出したら魔族君をデコピン1発で倒せるよ】
「はっ?なにそれ・・・?明らかにおかしくない?
ブリンジをデコピンで1発って・・・ないない・・・それはないよ」
【あはは、信じたくないのはわかるけどね
君と魔王君は単純な筋力値だけで10倍以上の差があるよ
まぁスキルや魔法なんかを加味したら更に差は広がるだろうね
経験も熟練度も出力も手札も相手が上だし】
「うん・・・やっぱり魔王には会いたくないや
凄い頑張っても勝てない気がする
嫌いにはなれそうもないけど
会いたい気持ちも全然湧いてこない」
【そう言わないでよ
魔王君は結構君の事を気に入ってるみたいだったよ
それに魔王君や勇者君みたいに複数の高位神から加護を
貰えれば加速度的に強くなるかもしれないしさ】
「は?魔王とか勇者って複数の加護持ちなの?
それって珍しいんじゃないの?
まさか実里も?」
【どうにも僕が加護を与えると他の神も
ちょっかい出してくる傾向があるんだよね
それでも素質、性格、行動等が気に入られないと見向きもされないけどね
どんな神が加護を与えているかは内緒だよ
流石に他の神達に不評を買っちゃうのは嫌だからね
妹君は特別サービスで教えてあげるけど
他言しちゃ駄目だよ
神の加護って普通にありそうな感覚かもしれないけど
本当であれば滅多にない事なんだからね
最下位クラスの神でも通常では考えられない程の効力があるんだし】
「ふ~ん、俺はそんなに神からのコンタクトは無いけどなぁ
ラバリオとかには出会ったけどさ」
【君は色々な神に興味を持たれているようだけど
まだコンタクトを取ろうと積極的に動く神はまだ出て来ないね
中級神とかだと君の存在をあまり知られていないし
下級神に至っては知ってる神は居ないんじゃないかな
あの迷宮神君は偶然にも君に出会ったけど
あれは本当に凄い事なんだよ
偶然に神と遭遇出来るなんて奇跡に等しいんだからね
本来は神からの意図が無いと会う事は出来ないと考えて良いよ】
「う~ん、それでも2回も縁があるとなぁ」
【実際にはありえない確率なんだけどなぁ
ひょっとしたら出会いの神辺りが
何かしてるかもしれないけどね】
「そんなんで良いのか?」
【うんうん、いんだよ
皆が良いと思った通りに動けば
変化が起きて楽しいからね】
「そっか・・・・まぁそれなら良いけどさ
俺も変な神に目を付けられなきゃ良いな」
【あはは、そればっかりは僕もどうしようもないよ
そうそう、それで妹君の加護はね
僕以外だと幸運の神と博愛の神が加護を授けてるよ
2神とも名前の通りの良い神だよ】
「うん、まぁ何となくはイメージつくな」
【うんうん、妹君は恵まれてるね
聖女としては理想的な加護だよ
他にも色々と手を出したい神がいるようだけどね
皆、大人気だ】
ふと気になる事が・・・・。
「世界神の加護って俺を含めて4人でしょ?」
【うんうん、そうだね】
「皆、複数の神様から加護を受けてるんでしょ?」
【うんうん、そうだね】
「それって上司の顔色を窺ったり
派閥を組んだりしてるだけじゃないの?」
【・・・・・・】
あれ?珍しく黙った。
図星だったかな。
【あははは、君は本当っに面白いねっ!】
「どうした?妙にテンション高いぞ!」
【うんうん、実はね君が言った事は図星なんだ
僕の加護を授けた人物は他の神にも目を付けられやすいんだけど
それはね様々な神の思惑なんだよ
派閥かもしれないしご機嫌を伺っているのかもしれない
もちろん面白がってるだけや本当に気に入っているだけかもしれない】
「じゃぁ、俺に他の神からのアタックが無いのは?
まぁラバリオは別だとは思うけど」
【実はそこが今回の目的でもあるんだ】
「どういうこと?」
【僕は色々と楽しみたいのに
皆がね好き勝手に手を出してきちゃうんだよね
それはそれで面白くあるんだけど
毎回、同じような感じになっちゃうんだ
もっともっと様々な楽しみがあっても良いと思うんだよ
だからの今回は僕が自由に楽しめるようにしたかったんだ
それで君には他の人に比べて与える力を制限したんだ
他の神の目を誤魔化すためにね】
「それで誤魔化せるのか?」
【僕が気まぐれで世の中に放り出して
しかも加護も弱く能力値も低い
あくまでも自由意思を尊重した実験という形にしてあるんだ
だから今の所は積極的に手は出してこないね
今後はどうかわからないけど】
「何か神様と言っても普通の社会と変わらないんだな」
【うんうん、そんなものだよ
世界神とは言うモノの何でも自由なわけでもないよ
それもあって君の行動を制限するようなステータス関連や
鑑定関連は制限しちゃったんだよね】
「俺が相手の事を知ったらビビッて行動しなくなるからか?」
【あはは、うんそうそう】
「馬鹿にすんじゃねー!」
【でもそうでしょ】
「・・・・否定は出来ないけどな」
【その分、君には他者にはない力を授けてるんだ】
「それが神システムになるわけだな
・・・・・あのさシステム制限の解放出来ないかな?
やっぱり不便だよ」
【う~ん、それは僕の楽しみが減りそうだしなぁ・・・】
「じゃぁ、せめてステータス系は良いけど
鑑定系だけでも解放して!
転生の度に知らない物が多すぎて困るんだよ」
【・・・・・わかったよ
ステータス閲覧は解放しないよ?】
「いいよいいよ!それでも」
【少しシステムを弄るから時間掛るから
先にポイントの利用方法でも決めててよ
あっ、解放に45000ポイント程貰うからね】
「え?ちょっ!」
抗議する前に神は俺の前から消えた。
目の前のテーブルには茶とお茶菓子が出現していた。
後ろを振り返ると冷蔵庫と電子レンジとベットもあった。
そんなに時間かかるのかよ・・・・。
もちろんテーブルの上にはディスプレイとキーボードとマウスが
用意されているのでポイント利用方法を悩む事にする。
> 保有ポイント:33000
う~ん、結構ありそうに思えるけど
意外とあれこれ考えると使えないんだよな。
まず種族条件だが今迄の事を踏まえて考えると
"人型限定"は外せない。
> 保有ポイント:30000
> 種族条件 :人型限定(3000)
今回は魔族は嫌だ。
また魔王の近くに行くのも嫌だ。
と言う訳で魔族は拒否しよう。
もちろんアンデットも嫌だけどな。
> 保有ポイント:28000
> 種族条件 :人型限定(3000)
> 種族条件 :魔族属性拒否(1000)
> 種族条件 :アンデット属性拒否(1000)
というかこれってさ何回も転生したら
経験でコレは嫌だってなるから
拒否でポイントガンガン消費になるんじゃね?
むむむ、これは如何ともし難いですぞ。
でも何があるかわからないからなぁ・・・・。
とりあえずリストを見てみる。
"竜種属性拒否"、"神種属性拒否"、"悪魔属性拒否"・・・何か色々とあるな。
人属性拒否ってなんだ?人族とは違うのか?
それでも魔獣属性とか魔物属性ってのは無いんだな。
属性じゃないからか?
う~ん、わからん。
相反する条件を選択したらどうなるんだろうか?
ポイントがどれだけ必要かわからないから確かめようがないけど。
後は前回選んだ"転生時自立行動可能"って微妙だよな。
翌々考えれば行き成り行動可能ってゴーレムや精神生命体だったりするもんな。
他には馬とかか?直ぐに立ち上がんなきゃいけない種族とかか。
でも2足歩行となる事を考えるとやっぱりゴーレムとかになっちゃうよなぁ。
何か他は無い物か・・・・おっコレ良いんじゃね。
"早期自立行動可能"ってどうよ。
解説が無いのが辛いけど何となくわかるよな。
人型で早期自立行動って事は相当な早熟だよな?
こ・・・・これは定番のゴブリンか?
ゴブリンが来ちゃうのか?
早熟で人型ってそれ位しか思いつかないだけだけどさ。
よし、これで行こう。
> 保有ポイント:25500
> 種族条件 :人型限定(3000)
> 種族条件 :魔族属性拒否(1000)
> 種族条件 :アンデット属性拒否(1000)
> 種族条件 :早期自立行動可能(1500)
> 種族条件 :鬼族属性拒否(1000)
ん?鬼族拒否じゃゴブリンになれないって?
嫌だよゴブリンなんて。
でもこれで人族は無くなったな・・・多分。
でも成長系スキルは覚えるのにポイントが大きいから
人族で早目に動くのは厳しいしな。
そもそもポイントを稼ぐのにはどうすればいいのか?
これには何となくだが当たりがついて来た。
通常ではありえない事や影響が大きい事をすれば
大きく稼げるんじゃないかと思う。
ただ、それだけだと駄目で
それらに対して神がどれだけ楽しめたかによるのだろう。
なので高ポイントを狙うのであれば
珍しい事や物を上手く利用し世の中に大きな影響を与える。
又世の中に影響を与えそうな行動を取る。
と、こうなるだろう。
つまりは狙って出来る事ではないとなる。
うん、狙うのは意識しない方が良いな。
何か転生が早まりそうだし。
今回も魔王に1撃を与えたけど
どこから生き残るのはどう考えても無理だったしな。
そういやアリスは?!
アリスはどうなった?
あと、キュイだよキュイ!
魔道デバイスが壊れたけどキュイは無事なのか?
やべぇ、すっかり忘れてた。
神さまに聞きたいけど今は居ないしな。
むぅ後で聞こう。
どちらにせよ今は聞けないなら
ちょっと気分転換にスキルの方でも見てみるか。
何にせよ残りは2万半。
スキルは再転生後も有効なのでポイントは高目だ。
まだポイントはそこそこあるが吟味しなくてはならない。
神システムと≪捕食者≫でスキルは習得しやすくなっている。
そこを踏まえて選んだ方が良いだろう。
俺はスキルリストを見ながらまた悩み始める。
転生ポイントの使い方は悩みますね。
一点豪華主義も興味はあるけど怖いです。




