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3-15

8月も終わりですねぇ。

暑い内に走りに行きたいものです。


ゴーレム生活にも結構なれた森山実留です。

皆さん、急に女性に好かれた事がありますか?

僕自身は初体験なのですが先程まで小馬鹿にされていたのに

急に好いてくるようになった方がいるんです。

これが自分の溢れんばかりのカリスマの所為なのでしょうか。








「ロズ様、何を言っているんだい?」


「嫌だわ、ミノル様

 私の事はロズとお呼びください」


「どうした?何がどうなった?」


「いえいえ、私はミノル様の従順な僕で御座いますよ」


「嘘だ!最初は絶対にそんな態度じゃなかったじゃん」


「それは最初からミノル様がラバリオ様の加護を受けていると

 教えてくれないからじゃないですか

 それにまさか、グラバス様の加護まで受けているなんて・・・・

 もう一目見た時から只者じゃないと思っていましたわ」


「ラバリオ、俺を売りやがったなああぁぁぁぁぁぁぁぁっ!!!」


その後、何回も電話を掛けメールも送るも

出てくれなかったので俺が以下の文言を書いて送った。


「絶対にこの借りは返すからな

 借りを返さないと手料理は二度と食わせない」


速攻で返事が来る。


「本当に申し訳ないっす

 それでもミノルさんしか頼る人が居ないっす

 絶対に恩は返すので料理は作って欲しいっす」


お詫びの証なのか次回、会うときには

色々と作ってくれる事を約束した。


ラバリオに恩を売っておくのも良いかな。

それに弱いと言ってもロズは天使族だし

仲良くしておけば何かと便利かもしれない。



「そ、それじゃこれから宜しくね

 またこの迷宮に寄らせてもらうよ」


「え?何を言っているんですの?

 私はミノル様の従順な僕と申しましたわ」


「その心は?」


「ミノル様に付いていくに決まってますわ」


「無理だろっ!

 俺は魔族の機関に所属してんだぞ

 連れて行ったら強制的に戦闘になっちまうじゃねーか」


「そんなことありませんわ」


ロズの説明では魔族と天使族は仲が悪いが

あくまでも種族的に反りが合わないというらしい。

ロズ個人としてはどうこうと言う事は無いようで

相手が敵意を向けて来なければ相手にはしないようだ。


全ての魔族が好戦的ではない様に

天使族でも個体差はかなりあるとの事。

それでも第三者から見た場合、魔族も天使族も

恐怖の対象なのは間違いないそうだが・・・・。


「それにしたって一緒にゾロゾロと歩くのは問題ないか?

 相手が敵意を持たなければってのがそもそも無理があるし」


「そうですわね

 ここの管理とボスの作成もしなければいけないので・・・・

 そうだわ、ミノル様は召喚術を使えるのですの?」


「いや、使えないな

 使えるようになる宛はあるにはあるんだけど・・・・」


「それはどのようなものですの?」


多分、ラバリオから色々と聞いているだろう事もあり

転生から捕食者も説明しアリスも紹介する。


「だぁーーーーーーーーっ!やっと出れました!

 実留さん遅いですよっ!

 ってガチムチ美女がいるーーーーきもいーーーーーー」


久々の登場したアリスのハイテンションが

落ち着くまで時間が・・・・略。

ハッキリとキモイと言われたロズを・・・・略。


説明も兼ねて軽い食事にした。

食事が終わる頃にはアリスとロズの仲も良好になった。

純白の羽の触りこごちが良いようでアリスが埋もれている。



「でわ、そこのサリーと言う召喚術を使える者を

 捕食すれば使えるようになる可能性はあると?」


「まぁね~、そりゃそうなんだけどさ

 多分、髪とか食べても駄目っぽいんだよね

 結構な量を食べないとさ」


「殺して食べてしまえばいいのでは?」


「ちょ、おまっ!

 怖い事言うなよ・・・・・無理だっての」


「であれば体の一部とかで良いのでは?」


「何で仲間の体を喰わなきゃいけないのさっ!」


「ですから腕でも何でも切って食べて

 私が"再生"すればいいのでは?」


「!!」









ピローン


> スキル≪召喚術≫を手に入れました。




いや、髪ですよ。

髪を大量に増やして食べましたよ。

切って再生してを繰り返して。

物凄い量を食べたんですからっ!

・・・・・・・・本当ですよ・・・・フフ。




不安に思って説明を見てみる。


≪召喚術≫


説明:あっ、そうやって手に入れたんだ。

   ふ~ん・・・・まぁ良いけどね。

   それに術って言うけど魔法だよね?

   召喚魔法とかに統一した方が良いんじゃない?

   

効果:契約した者を召喚対象として使役出来る。

   契約者の能力に応じて召喚対象の能力値に補正がかかる。

   召喚には応じた魔力が必要。

   


何が!何が言いたいんだ神よ!

それに魔法の方が良いって俺が決めたんじゃないし・・・。

ちきしょークレームだ。

このシステムにクレームを出してやる!




「それではミノル様、私との契約をお願いしますわ」


「契約ってどうすればいいの?」


「私の体の一部に触れて召喚術を発動させれば良いのですわ

 それに私が応じれば契約は完了です

 強制的に従わせるのでしたら相当の実力差があった上で

 相手側の体力と精神を追い込まなければいけませんが」

 

サリーもかなり追い込んでたもんなぁ。

召喚術・・・・おっかねぇぜ。


ロズの頭に手を置いて召喚術を発動させる。



> 召喚対象との契約を実行します


> ・・・・・・・契約が承諾されました

> 天使族:固有名称 ロズを登録します

> ・・・・・・・完了しました



無事に契約が完了したようだ。

随分とまぁシステマチックな感じだったけどね。

きっとサリーの契約とは違うんだろうな。


「これでいいのかな?

 特段の変化は無いんだけど」


「えぇ、これでミノル様との契約は終了ですわ

 これで私を何時でも手元に呼べますわ」


「へぇ、とりあえず試してみようかな」



ロズに少し距離をとってもらう。


「実留さん、召喚術なんてカッコいいですねっ!

 ぶわ~っと竜種とか呼びましょう」


「あぁ、うん契約できたらね」



おおう、実際に召喚しようと思うと結構ドキドキするな。


「よし!来いっロズ」


召喚術を発動するとロズとの繋がりを感じる。

何かしらの力の接続がされロズの存在を感じる事が出来た。

魔力も含めて他にも何かが通じた感じがする。


目の前の空間が歪み力場が生成される。

そこにロズの存在を感じたかと思えばガチムキの美女が立っていた。

当初の場所にはもちろんロズは居ない。


「おっ!結構簡単に・・・・」


簡単じゃんと言いかけた時に

急に膝から崩れ落ちる。


「実留さん!」


「ミノル様!」


《一時的に急激な魔力量減少により身体機能が低下しました》


キュイの警告により魔力がゴソっと持って行かれた事により

体への魔力供給量が一時的に低下した事による症状だとわかった。


総魔力の半分は持って行かれたか。

おいそれと召喚できないぞ。


「あぁ、大丈夫だ

 ロズを召喚するのに魔力を相当持ってかれたようだ」


体に魔力さえ流れれば異常はないので

立ちくらみも無く立ち上がる。

召喚時は気合いれないと駄目だな。


「流石は天使さんですね

 召喚にも凄いコストが掛るんですね」


「維持には魔力は必要ないのかな?

 あと帰還させる場合とか」


「それなら大丈夫ですわ

 私は召喚時程は維持に魔力は必要ないですわ」


「ほうほう」


必要魔力や維持魔力は召喚対象によるらしい。

召喚時に魔力が必要な者は基本的には種族や個体ランクが高い。

維持魔力が高い者は精神体に近い者や扱いが難しい者等があげられる。

帰還は特別な条件で契約しない限りは必要ないようだ。


ロズは天使族の為に召喚時に大量の魔力が必要だが

体の維持に魔力が必要なわけでもないので維持魔力は低い。

それにしたって普通の召喚術者からすればロズの

維持魔力は馬鹿にならないレベルではあるが。


サリーの彼女団は召喚コストは低いが

知性補助と指示に従わせる事に維持コストが掛るケースとなる。



もっとも天使族を召喚契約出来た者なんて言うのは

殆ど居ないのだから確認のしようが無く

その事を実留がこの場で知る由もない。




何にせよアリスもロズも俺が自由行動が出来るように

ならないと表には出せない。


契約妖精と天使族を使役するゴーレムって

絶対に信じてくれないよなぁ・・・・。




ザッカリアとサリーを元に戻す前に

色々と打合せをして今後の方針を決める事にする。


「とりあえず俺は自由に動ける立場を手に入れようと思う

 その為にはアリスとロズには協力して貰いたい

 ひょっとしたら表に出てきてもらう事もありうるかもしれない」


「実留さんが自由に動けないと私は外に出れませんからね~」


「具体的にはどうするので?」


「・・・・・・・・まだ考えてない」


「「ノープランかよっ」」


「停止させてる2人の記憶は操作出来る?

 ここでの事を無かった事とか?」


「今は迷宮の機能の一部で生物保存を利用して

 存在を停止させているだけですわ

 流石に記憶までは操作出来ません」


どうやらアイテムボックスの時間停止と同様のようで

迷宮を作る際に生物を保存しておく為に使う機能のようだ。


ふむ・・・・しかし記憶が操作出来ないと難しいなぁ。



アリスとロズであーでもないこーでもないと

随分長い時間を検討に使い出た結論が


概ねありのままを説明してしまえばいいんじゃね?


だった。


但し、転生部分や神の加護については隠しておく。

ロズは召喚術で契約をしたが俺側じゃなくロズ側から

契約を持ちかけられた事にする。

理由は俺の体にした。


もちろんここでも我らがドパール卿の登場だ。

俺の体に使われてる幾つかの機構は

神の知恵を授かり作られた物であり

ロズはその神の僕という事にした。

それらの稼働状況等に興味があり定期報告用に契約した。


ロズ側が俺を召喚対象としないのは

俺が特殊なゴーレムだから契約対象に指定できず

矢も得ず俺が契約者側になった。


俺自体は息の掛った作品でもあるわけだから友好的だが

他者にはそうでもない。

これで迂闊にロズを呼べとも言わないだろう。



それにしても無理矢理な設定と言うか何と言うか・・・。


まぁ、それもあるが。






「マジかよ!ミノル!」


「凄いね!ミノル君!」


この話を普通に信じた2人がもう・・・・・ね。






単純なのかスキルがすげーのか。

まぁ何とかなったからそれで良いか。






召喚術を使えるゴーレムってシュールですね。

そもそもゴーレム自体が召喚対象なんじゃないのか?!

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