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3-8

身内が入院しバタついてます。

8月は不定期更新になりそうです。

素材ハンター森山実留です。

必要な素材の為に素材を取りに行く素材ハンターです。

すみません言いたかっただけです。

どうせ取りに行くなら元々必要な奴を取りに行けばいいんじゃね?

そう思ってしまう悲しきゴーレムです。







さて、今更になると思うが俺は今、魔王領サイラスに居る。

ミリナリスの本拠地は不明だが研究所は魔王領にあったわけだ。


良く魔王が統治する地は気候が厳しかったり

跳梁跋扈するような魔境だったりされるが

どうやらそんな事もないらしい。


作物も取れれば家畜もいる。

魔族も亜人も人族も居る。

ただ、国全体に濃い魔力が漂っている。

それは奥地に行けば行くほど濃くなる。


魔力が濃いから魔力を糧とする者達が集まる。

そして強い者が生まれる。

それらが魔王領の姿だ。


国として暖かい寒いと同じように魔力が濃い

それが特徴と言えるだろう。


ちなみに魔力の影響を受けて植物も生物も強い。

作物や家畜も独特の変化を遂げる。


魔王領が恐れられているのはそんな所にもあるのかもしれない。




今、向かっている村はタゴ村と言って

色々な種族が住む所だ。

主な収入源は鉱石と薬草類だ

それと小さいながらも迷宮がある。


地下3階までしかなく広くもないボスも居なく魔物にも

特に目立った所はないので迷宮ギルドが管理してるものの

出張所や支部を設置する程でもない。

定期的に現地調査をして変化がない事を確認するレベルだ。


偶に経験を積みに冒険者が来るか村で必要な素材を

取りに来たりには利用されている。


今回は迷宮ではなくその周囲に生息する魔物がターゲットとなる。

目的の魔物は"ロックベア"と言われる鉱石類を食べる魔物だ。


そいつの体内に稀にある宝石が取ってくる素材となる。

もちろん名前と食べる物から想像出来るようにやたらと硬い。

あまりの硬さに魔法も効きにくい。

ただ動きが遅いのでそれほど脅威度は高くないそうだ。


ザッカリア曰く、面倒な奴だが硬くてタフだから良い訓練になる。

それに目的の宝石が取れるまでは少なくとも

10体は倒す必要があるんじゃないかとの見解だ。




目的地までは片道で3日程度。

現地で魔物狩りに余裕を見て5日。


最初は街道を進み

2日目は村に行く道になり

村からは山道になるとの事。


その割には全員が軽装だ。

荷物も少ない。


ザッカリアと俺は収納鞄を持っているが

サリーは何も持っていない。

理由としてはアイテムボックスのような物を持ってるかららしいが

その仕組みは召喚術だそうだ。

俺のとはまた違う仕組みなんだろな。


もちろん俺は収納鞄とみせかけてアイテムボックスを使っているけど。


試作ナイフもちゃんと入っているのを確認出来た。

木の枝なんかを削ってみたら凄い切れ味だ。

バターを切る様な切れ味って本当にあるんだな。

恐ろしい。



行きの道中は特段問題は起きなかった。

周囲を≪魔力感知≫で探査しつつ

サリーの友達である大鷲"グリーン"による空からの偵察。


ザッカリアは巨体だが戦い方は緻密さを兼ね備えている。

強さを追い求めるのに理も必要だと悟ったそうだ。

逞しく強靭な体に高度な戦闘技術。

これらは全て戦いを楽しむ為のものだと言いきるバトルジャンキー。

エアリスとは違うタイプだな。

戦闘理論は中々の物で時間があれば色々と聞いた。



サリーはずっとイチャイチャしてた。

最初のレッド(オーク)からそうだったが

出発してからはブルー(ゴブリン)

2日目はイエロー(コボルド)

と呼び出してずっとだ。


他にも何名か呼び出していた。

偵察にグリーンとかね。


大鷲ともイチャイチャしてたな。

君の羽は美しいねとか何とか囁いてたな。

よくわかんないが多分、メスと言うか女性なんだろう。


召喚獣・・・・であってるかな?

呼び出した者達は全員が能力強化されており言葉も理解し話せる。

これは使役する時の儀式の効果だそうだ。


チャラ男って感じでは無いが・・・・ないんだが・・・・・。

う~ん、何とも不思議な人だ。

それにしてもコボルドは何となく犬を想像出来るが

オークとコボルドの良さが俺にはわからない。


ま、人の好みにケチをつけるのは無粋だな。




各自それなりに有意義(?)な時間を過ごしつつ

危険な事もないままに村まで辿り着く事が出来た。


村では質素ではあるが手入れの行き届いた宿を手配する。

今の時期は薬草類の収穫時期とはズレてるので人が少ないそうだ。

3人共個室が取れたのは有りがたかった。



俺自身は食事の量はそんなに多くなくて良いので

とっとと切り上げて部屋に戻る。


身に着けていた装備品も手入れをし体の汚れを拭く。

今の体は汚れをふき取るだけで良いので楽チンだ。


武器は短槍で防具は胸当てと小手とブーツ位だ。

体自体が防具みたいな物だしな。


そういや、ダンザムさんの武具はどうなったかな・・・・。

きっと売られたか何かしちゃってるだろうな。

切ないぜ。


ザッカリアは酒を飲んで豪快に食べていたが

全然酔って無さそうだった。

サリーは・・・・・まぁイチャイチャしてたよ。



早目に戻ったのはアリスを呼び出す為だ

ヴァースに会ってからずっと呼び出してないしね。


「実留さ~ん、呼び出すの遅いですよ~」


「ごめんごめん、ちょっとタイミングを見計らってたからさ

 同行者の2人も信用できるかわからないし」


「それはまぁわかりますけどね

 それにしてもお腹空きました」


「そう言うと思って用意しといたよ」


先程、食堂でご飯を多めに頼み少しづつ食べながら収納しといた。

出された瞬間にガッツキ始めるアリスをみて懐かしくも思うが

ヴァースに殺されてからまだ1ヶ月も経ってない。

主観だから実際には分らないけど。

そういやどれくらいで転生したんだ?


帰ったらハレンさんに聞こう。

でも何を基準にすれば良いんだ?

ブリンジが死んでからとかか?


う~ん、ヴァース達の話しっぷりからすると

そんなに経ってない気がするんだよなぁ。


なんにせよ何時までも研究所に居る訳にもいかない。

俺は実里に会いに行かないといけないからな。


今迄の事とコレからの事をアリスと相談する。

寝なくて良いから時間に余裕があるしな。


少し騒がしい食堂の喧騒を聞きながら

村での夜は更けていった。





「いやーん、サリー様ったらぁ」


いやーんじゃねぇ!

うるせーぞ豚っ!







翌日は早朝から山道に入る。

山道は鉱石が取れる場所まではある程度の整備がされている。

まぁ木を伐採して踏み固められた道と周囲に

警戒用の簡単な設備があるだけだけど。


それにここは希少金属や宝石等がメインなので

鉱石の運搬は収納鞄を使用するので比較的楽だ。

収納鞄が無くても精錬後であれば大した量じゃないので道は大きくない。

それは街道から村までの道にも言える事だ。


採掘現場から更に踏み入った場所に目的の魔物はいる。

そこまでは比較的安全だ。



2時間ほどで採掘現場付近に辿り着き。

併設されている精錬所を眺めつつ奥地を目指す。


奥地に入ると魔力が更に濃厚になるのを感じる。

ここまで希薄だった野生生物の気配も強い。

人があまり踏み入らない証拠だろう。


俺の体のせいか感度が落ちている気がするので

≪魔力感知≫を自分自身とキュイの2重起動しておく。


空には相変わらずグリーンが舞っている。

綺麗かどうかは分からない飛んでいる姿はカッコ良いな。


よし、ここからは本当の危険地帯。

気を引き締めねばなるまい。







案の定、採掘場を過ぎると直ぐに襲撃された。

奥地に進むとやはり魔物が出てきたので二人の腕を見る為に

俺は手を出さずに戦ってもらう事にした。



サリーが軽い身のこなしで短剣を的確に使い敵を追い込む。

そこにザッカリアが計算された位置取で剣を叩きこむ。


この二人の連携は想像してたよりも強い。

サリーの友達は戦闘に参加してないので

戦力はまだまだ余裕があるという事なので安心だろう。


次に2人に俺の戦い方を見たいとの事なので

戦う事にした。


カマキリを大きくしたようなジェリーマンティスだ。

こいつも鉱石を食べる魔物でロックボア程じゃないが硬い。


右手が大きな鎌で左手が小さ目だ。

両手を器用に使って戦う。


俺は気負いも無く全力で懐に駆け出す。


「お・・・おい、そいつの鎌はかなりの切れ味だぞっ!」


後方でザッカリアが焦った声を上げるが気にしない。

ジェリーマンティスは馬鹿な獲物が来たとでも思っているんだろう。


牽制のつもりなのか左手を振って来るが姿勢を低くし掻い潜り

短槍を左手の付け根に突き刺す。

多少の抵抗感はあったが無事に突き刺さる。

この槍も品質は良いようだな。


よし次だ。


声をあげて右手を振りかぶってくる。

先程の牽制とは違う速度だ。


俺は左手と右手をクロスさせ防御姿勢を取る。


ギャイン


耳障りな音を立て鎌が腕にヒットし吹き飛ばされる。



「やっぱり体重差は如何ともしがたいな」


この体は魔法素材で作られているのので

体重は同じ体格の人族と同程度かやや軽い。


体勢を整えると体をチェックする。

小手はバッサリと切られてるが体は無事だ。

こいつも結構な良品なのにね。

確かに鎌は切れるようだ。

それで傷一つ無いというのも恐ろしいぞマイボディ。

ボロボロになった小手を千切り捨ててグローブだけにする。



俺は右手を銃の形にしマンティスに向ける。

絞り込んだ魔力は一条の光となり

マンティスの頭を吹き飛ばした。



「よし、実験終了」


「お前、なんつー戦い方だよ

 体は大丈夫なのか?」


「あぁ、問題ないよ

 相当丈夫みたいだね」


「俺の時に比べて威力高くないか?」


「色々と試した成果だね」



適当に誤魔化したが少しづつは強くなっるみたいだな。

取込める魔力量も僅かではあるも少しづつは増えてるいるようだ。

効率も上がってきてる。

強くなれるってのは嬉しいもんだな。



その後、3人での連携を試しつつ

奥に奥にと進んで行った。



魔力砲は指先の方が貫通力は高いです。


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