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いつもより長めになりました。

読み辛かったらごめんなさい。

俺はディスプレイをみてあーだこーだ悩んでいる。

多分、数時間は悩んでいるんじゃないだろうか

この空間は時間感覚がおかしくなるようで良くわからないが。



それにさ7000って結構色々と選べるんだよ。

例えばスキルで言えば戦闘で役に立ちそうなのが

こんな感じだ。

説明は神に聞いた。



・スキル:魔力増強(5500)


 魔力を滅茶苦茶増やす。

 そりゃもう凄く増やす。

 多分、75倍位は増やす。



・スキル:魔族無双(7000)


 魔族と戦う場合、能力にプラス補正がかかり

 相手からの攻撃、障壁、結界等を25%を無効化。

 これで君も魔族を倒そう。



・スキル:神拳(6800)


 指先一つでドパーン。

 親指グチューン。



・・・・いや、もうなんて言うかスキルってすげーな。

神拳って頭に何か言葉が付くんじゃないの?

東北南北辺りの何かが。



他にも武器だとこんなだ。



・魔剣:撃魔剣(6000)

 

 相手の魔力を糧とし切れ味を生み出す魔剣。

 ズパーン、ズリュ、ウギャーってなもんだ。

 魔族には効果覿面。

 魔族に恨みがある方にお勧め。



・魔剣:撃神剣(6000)


 相手の神気を糧とし切れ味を生み出す魔剣。 

 ズパーン、ズズゥ、ウギョーってなもんだ。

 神族には効果覿面。

 選ばないよね?必要ないよね?ねっ?ねっ?



こんな感じで武器も凄い。

色々とあり過ぎて目移りしちゃう上に

他に何があるのかとワクワクして探してしまう。

一覧だとスキルだけで何個あるのかわからない位だ。

ここから選ぶのは大変だぞ。


撃神剣を見ながらチラチラと神を見たら

動揺していたので本当に効果があると思う。

これ良いな~っと独り言をでブツブツしてたら

急に話題を変えて話しかけてきたしな。


ちなみに攻撃スキルで一番凄いのは

コレだった。



・スキル:完全攻撃ぱーふぇくとあたっく(ASK)


 どんな相手でもどんな存在でも絶対に当たる。

 当たった相手は存在を許されず消滅する。



欲しいっ!すっごくこれ欲しい!

時価ってなんだよっ!

と思いつつ聞いてみると


う~ん、今だと58000ポイントかなぁ。

との事。

絶対にこれ買わせないようにしてるよな。


ポイントの最大値は99999999らしいので

其処まで行ったら絶対に買ってやろうと決めた。

最大値で買えないって事はないからな・・・フフフ。



それにしてもポイントをどうするかだよなぁ。

全部を転生に回しても良いけどそれだけじゃ寂しいと言うか

勿体なく感じちゃうんだよな。

そう思うと5000ポイントで良いのかって思いも出てくる。

うぐぐ、これは悩ましい。


こんな時はあれだ、目的から考えるんだ。


まず今の目的は何だ?

実里の会いに行くって事だ。

それには人型が良いのは間違いない。


生前に知り合ってる人には転生後も

分って貰えるならなおさらだな。


あっ、成長促進ってあるのか?

大人になるのに人族だと少なくとも10年以上は掛る。


「なぁ、成長促進ってあるのか?

 大人になるのを待ってたら時間が掛っちまうよ」


【うん、あるよ

 "速い"、"凄く早い"、"驚異的に速い"、"異常"

 って感じで分かれてるよ】


「それってどれくらい?」


【大体が、2倍、3倍、4倍、5倍ぐらいかな】


人族で10歳になるまでと考えると

約5年、4年、3年、2年か・・・良いな。


「ポイントは?」


【2000、3000、4000、5000だね】


おおう!良いな!

転生で2年掛ったとして成長に2年。

それ位なら大丈夫じゃね?!


【あ~、でも成長促進って寿命も削るから注意してね

 5倍だと人族で80年として16年で死んじゃうから】


「ちょっとまてーーーーーいっ!

 なにそれ?

 普通はさ成人するようになるまでグングン育って

 そこからは緩やかになるもんだろ?」


【えぇ~、また理不尽に怒られるの?!

 だってさ考えてみてよ

 エルフのような種族ならありうるけどさ

 人族でそんな事ってありうる?】


「・・・・いや、怒ったわけじゃないんだ・・・すまん

 そうか、そうだよな

 普通に考えればそうだよな


 じゃ・・・じゃぁさ、そういうエルフみたいに

 成長するようなスキルとか寿命を延ばすスキルってあるか?」


【ふふ・・・うんうんあるよ

 ≪寿命延長≫、≪成長遅延≫、≪不老≫等がそうかな

 それぞれが5000、2000、250000になるよ】


「≪不老≫たけぇ!」


【これが君の目的に一番近いね

 成長曲線は種族と一緒で体が全盛期で老化が止まるよ

 戻せはしないけど止めておくのと進めるのは自分で決めれるよ

 便利な分、高いよね


 ≪寿命延長≫はそのままで寿命が延びるよ

 種族によってだけど通常時のおよそ3倍~4倍かな

 人族なら80歳として300歳前後位かな

 あくまでも寿命の話で怪我と病気は別だよ


 ≪成長遅延≫は≪成長促進≫の逆だね

 これも倍率が選べるよ】



・・・・ポイントがあれま間違いな≪不老≫だな。

でも全然足りて無いなぁ。

≪寿命延長≫も微妙だな。

成長も寿命も3倍にすれば早く成長できるし長生きできるのか?

いや、寿命が延びるという事は普通に成長するだけなのか?

よくわからん。

≪成長遅延≫も変だよな。

促進を5倍速にして遅延を2倍にしたら成長は3倍なのか2.5倍なのかもわからん。


寿命系のスキルなんかも色々と見てみたが

同じようなジレンマに陥る。

よし、この方向性はポイントが潤沢じゃないと無理だ。


以前のようにいきなり成人に転生ってどうよ?

まぁ骨だったわけだけどさ。

それだと基本はアンデットになっちまうのか?


「いきなり成人として生まれたりする事は出来るのか?」


【そうだねぇ・・・・・う~ん

 "転生時自立行動可能"ってのがあるよ

 年齢はわからないけど転生時から動けるようになるね

 動物とかだと生後数日で動くことになるから

 そんな感じだね】


「なるほどなっ!

 別に成人してなくても動けるようになれば問題ないのか」


【うんうん、そういう考えもあるね】


「あ~、でもアンデットは嫌だぁ」


【それなら種族拒否は可能だよ】


「拒否?」


【絶対にこれだけは嫌だって種族は

 ポイントを払えば拒否れるよ

 論理上はなりたい種族以外の全部を拒否すれば

 望む転生は可能になるね

 ポイントがすっごい掛るけど】


「アンデットだと?」


【種族指定で100、属性指定で1000だね

 アンデットだと1000だよ

 それだと吸血鬼とかになれる可能性は無くなるよ】


「そっか~、種族だとポイント低いけど大量に必要で

 属性だとごそっと減るけど良い種族も悪い種族も混ざるのか」


【そうだねだいたい合ってるよ

 それにアンデットでも吸血鬼とかなら

 若さを保てるから要望にあってるんじゃない?

 吸血鬼になれる保証はないけど】


「でも血を吸ったりしなきゃいけないんだろ?」


【そうだね、まぁ吸血鬼って言うぐらいだし】


「なれるかどうかもわからない種族に期待なんてしたくないね」


【男らしくないなぁ

 ババーンとギャンブルしちゃいなよ】


「自分の人生を掛けてギャンブルなんてしたくないわっ!」


【えぇ~、チキンだなぁ

 とりあえず"アンデット属性拒否"は入れとく?】


「うん、入れておいて

 後は"転生時自立行動可能"もお願い

 ポイント足りるよね」


【うんうん、2つで3000ポイントだよ】


カタカタ、ポチ。


> 保有ポイント:9000

> 種族条件  :人型限定(3000)

> 種族条件  :転生時自立行動可能(2000)

> 種族条件  :アンデット属性拒否(1000)

> 取得スキル :転生強制認識(任意)(43000)


「残り4000かぁ

 もう少し種族ポイント減らしちゃおうかな

 でも怖いなぁ・・・もう変な目で見られるのは嫌だよ・・・


 ってそうだっ!

 アレだっ!

 今回さ混血だ~ミックスだ~って散々言われたんだけど

 あれってわかるものなの?

 人族とかにはハーフエルフで押し通したんだけど

 良くバレちゃうんだ」


【スキルや感覚で鋭い人にはわかっちゃうしね

 そういうのを欺けるスキルならあるよ

 ≪自己ステータス隠蔽≫って奴なんだけどスキルや感覚から

 誤魔化してくれる上に好きなように隠蔽出来るんだ

 神の加護もある程度なら誤魔化せるね

 まぁ見た目とかはそのまんまだから

 余程違うと当然怪しまれるよ】


「おお、それいいな」


【じゃぁポイントも低いから追加しておくね

 まぁこんなの殆ど使い道はないけどね

 そうそう変なのに転生しなければ】


「うっさいっ!その変なのに当たったんだよ

 もうあんな思いは嫌じゃ」


カタカタ、ポチ。


> 保有ポイント:8500

> 種族条件  :人型限定(3000)

> 種族条件  :転生時自立行動可能(2000)

> 種族条件  :アンデット属性拒否(1000)

> 取得スキル :転生強制認識(任意)(43000)

> 取得スキル :自己ステータス隠蔽(500)


【他には何かあるかい?】


「そうだなぁ、気になると言えばさ

 神代って奴がいたんだけどさアイツに

 中身と外見が合ってないから力が発揮できてないって

 言われたんだよなぁ

 

 ・・・・今更なんだけどさ神代って何者?」


【あはは、君は本当に面白いね

 ここで落ち人の事を聞くんだ?

 本来なら最初に聞くことじゃないの?】


「いや、あいつにあんまり興味がなくてさ

 凄く嫌な感じがしたし

 それに落ち人ってなんだよ」


【落ち人と言うのはね

 他の世界からこの世界に落ちて来た人を指すんだ

 君の居た世界からも居るし

 その他の世界からも居るね

 君と妹さんとは違って転生ではなく

 そのままの肉体を持ってきているね

 特徴としては何かがずば抜けていて何かが足りない

 俗に言うと変人が多いね

 もちろんそうじゃない人も居るよ】


「そいつらは何で落ちてくるんだ?」


【基本的には神の意思だね

 神も上の方になると一方通行の穴を作れるんだ

 何時でも作れるわけじゃないし条件も色々とあるけどね

 神に召喚されたと言うのがイメージしやすいかな?

 極稀に自然発生の穴でこっちに来ちゃう人もいるんだけどね

 大抵は神の誰かが見つけて保護したりするんだけど

 そうじゃない場合は直ぐに死んじゃうね】


「神代の加護ってのが厄神モズとかって神なんだけど凄いの?」


【あ~、うん彼はねぇ・・・なんと言うかねぇ】


「どうした?いつに無く歯切れが悪いな」


【僕ね・・・彼の事が苦手なんだよねぇ

 彼の仕事は世界に変化をもたらす事なんだけど

 考え方がネガティブでさ・・・・暗いんだ

 変化のもたらせ方も具合が悪いのばっかりだしさ】


「そういう問題なの?」


【確かに世界に変化をもたらすって事については

 凄い成果を出しているし有能だよ

 神としても高位神の1人だしね

 でも性格がなぁ・・・・ネチネチとなぁ

 どうしてもって言うなら呼ぶよ?

 ポイントもサービスしとくよ

 僕は話したくないけど】】


「そ・・・そうか、うん良いや遠慮しておくよ

 あんまり関わらない方が良さそうだし


 そ、そうだ!中身と外見の話はどうなのよ?」


あまり踏み込まない方が良いと判断し話を逸らす。


【うんうん、そうだねその話だね

 普通は転生した場合って魂に合わせて肉体が出来るから

 差異は無いんだけど今回は肉体を再生したからね

 骨のまんまなら良かったんだけどねぇ

 それでも限界はあるから微妙だったかな?】


「限界?

 どういう事だ?

 もう少し詳しく教えてよ」


【ん~、そうだなぁ

 君の世界の車に例えてみようか

 F1のエンジンをさ軽自動車に乗せてもさ

 走るかもしれないけど全力は出せないでしょ

 それと同じなんだよね

 F1はエンジンも車体も同期がとれているから速いんだよ

 君の魂が別の肉体に入ったから全力が出せなかったって事だね

 今回は肉体も性能が良かったはずなんだけど

 同調しきれていなかったって感じかな】


「そっか~、具体的な数値だとどんな感じなんだ?

 ステータス表示されないから全然わからないんだけど」


【そうだねぇ、LVで言うと

 本来はLV80位だけど実際はLV40程度だったんじゃないかな】


「そんなに差が出るものなの?

 約半分じゃんっ!」


【LVだけでみるならね

 ただし肉体自体の能力は高かったからそこそこ強かったでしょ?

 同じLVでも魔族と人族じゃ能力値が全然違うからね

 それに時間を掛ければ少しづつ差は減ってきたはずだし

 

 それと限界については肉体の成長限界があるんだよ

 これ以上はもう強くなれないって所がね

 骨だとそれが低くてね

 そうは言ってもなかなかそこまで辿り着くのは少ないけどさ】


「肉体の限界があるって事は

 魂の限界もあるって事か?

 何か神代は魂の情報量がどうとか言ってたけど」


【うんうん、もちろんあるよ

 でも君にはあまり関係がないかな】


「どういう事?」


【君の魂の上限は僕が無制限にしておいたからね】


「おおう、さらっとすげぇ事言うな」


【あはは、僕からのプレゼントだと思ってくれていいよ

 魂に上限があったら転生なんて何回も出来ないって】


「それもそうか・・・・まぁ良くわからんが感謝しておくよ」


【うんうん】


「それにしてもステータス表示は何とかなんないの?」


【それは駄目】


「うぉい、それはキッパリだなぁ」


【君は結構慎重派だしね

 だってさ君が倒した魔族君とのステータス差を知ってたら

 絶対に戦ってないでしょ?】


「なに?そんなに差があったの?」


【あるね・・・・能力差が一番低い奴でも130%位だね

 一番差があるのだと・・・・300%超えてるかな

 もちろん君から見てだね】


「そんなかよっ!

 少なくても3割増し多いと3倍以上?」


【戦闘は能力値だけで決まらないって事だね

 だからステータス表記はしたくないんだよ

 まぁ何と言っても実装する気はないからね!】


「仕方が無い諦めるか・・・・・それじゃぁ

 さっきの差異の方を埋めるスキルとかはないの?」


【そうだねぇ、≪肉体同調≫って言うのがあるよ

 これは本来であれば魂のみの存在が他人の肉体に入った際に

 体を操作しやすくするってスキルだね

 これもまぁ、殆ど使い道はないけどね

 そうそう変なのに転生しなければ】


「だーかーらーその変なのに当たったんだっ!」


【じゃぁ、これも追加する?

 ゴーストとかレイスなんかの精神体種族には

 有効なスキルだからポイントは3000とかだよ】


「頼むよ」


カタカタ、ポチ。


> 保有ポイント:5500

> 種族条件  :人型限定(3000)

> 種族条件  :転生時自立行動可能(2000)

> 種族条件  :アンデット属性拒否(1000)

> 取得スキル :転生強制認識(任意)(43000)

> 取得スキル :自己ステータス隠蔽(500)

> 取得スキル :肉体同調(3000)


「後はそうだなぁ・・・・武器でも入手するかな

 ここで入手した武器ってさ壊れたり無くしたらどうなるの?」


【何の効果が無い物は無くしたり壊れたらそれまでだね

 それでも何処にあるのかってのは漠然と感じる事ができるし

 激しく損傷しなければ自然回復もするよ

 盗まれても取り返せば良いし壊れない限りは回復するから

 そうそう問題ないとは思うけど絶対じゃないよ】


武器となると取り回しが楽なのが良いなぁ。

アイテムボックスがあるから別に良いんだけど。


銃とかも熱いモノがあるよな。

異世界でバンバンぶっ放したい。

でも意外と高いんだよなぁ・・・。

一番安いのでも他の武器に比べて高い。


・魔銃:単発式魔力銃(2500)

 

 簡易的な仕組みの銃で魔力を糧とし弾を発射する。

 魔力さえあれば無制限に撃てまくる。

 魔弾等は使えないのでちょっぴり悲しい。



他のポイントを削ってでも銃にしようと思ったが

現実世界でも銃はあるとの事なんでやめた。

基本性能はここのより劣るようだが

レア物なら同等かそれ以上の物もあるとの事だ。

よし、次は銃も探してみよう。


となると短剣かナイフ的な物がいいな。

獲物の解体なんかにも使えそうだし。




最終的に俺が選んだのはナイフだ。


・短剣:試作品ナイフ(500)

 

 神が試作品で作ったナイフ。

 シンプルな形で飾り気が全くない。

 初心者やナイフ入門者に使えると思うんだけど?

 


試作品ってなんだよなぁ。

説明も全く意味わからないし。

感想は良いから特徴を教えてくれよっ!


500ポイントで買える短剣やナイフは他にもあったんだけど

まぁ何となく選んでみた。

まぁメイン武器を選ぶにはポイントが足りなかったから仕方が無い。

ナイフならあれば邪魔にはならないだろうしな。



> 保有ポイント:5000

> 種族条件  :人型限定(3000)

> 種族条件  :転生時自立行動可能(2000)

> 種族条件  :アンデット属性拒否(1000)

> 取得スキル :転生強制認識(任意)(43000)

> 取得スキル :自己ステータス隠蔽(500)

> 取得スキル :肉体同調(3000)

> 取得アイテム:試作品ナイフ(500)



「うし、こんなもんかな」


【それじゃぁ、そろそろ行く?】


「あぁ、そうだな

 5000ポイントって結構な種族が対象になる?」


【そうだね、そんなに弱かったり変な種族になる事はないと思うよ

 スッゴイ強いけど外見が異常に気持ち悪いとかはあるかもだけどね】


「不安にさせるような事を言うなよ・・・」


【あはは、今回もVerUPするからね

 じゃぁまたね~】




神様がPCを操作すると

ディスプレイに文字が浮かび上がる。



> 神システム Ver1.67 Loading・・・


VerUPって言っても何が変わってるのか

わからんなぁ。




> 神システム Ver1.67 Loading・・・

> 完了


> 転生アプリを起動します

> 転生処理を行います


> ようそこアースランドへ


そう表示されると意識が遠のいていった。














































・・・・・・薄っすらと意識が覚醒する。



どうやら何処かに寝ているようだ。



天井は白く清潔感がある。



寝ているのはベットだろうか



目しか動かせないので他には何も見えない。



声も出せず体も動かない。



なんだこれ?



しばらくキョロキョロしていると



女性の声が聞こえた。



「あれ?あれれ?

 ひょっとしてっ!!」



何かに驚いたようで近づいてくる足音がする。



目の前に影が差したかと思うと覗き込む人の顔が見えた。



先程の女性だろうか?

髪の色が薄い緑で雰囲気が人族ではなさそうだが何だろう?

若くて綺麗だ、というより可愛いかな。



ライトを俺の目に当てて何かを確認している。

まぶしいって!



目をパチパチして意思表示すると

嬉しそうな顔をする。



「やった成功したのねっ!」



俺の顔をペタペタ触り嬉しそうにはしゃぐ。

ヒンヤリした手が気持ちいい。




「私の声がわかるかな?」



目でパチパチと返事をする。



「間違いなく成功ねっ!

 おめでとう貴方は人工知性を備えた

 初めてのゴーレムよっ!」






























はい?
















俺、ゴーレムに転生しました。


これにて2章は終わりです。

次回更新まで少し間が開きます。

長くても1週間程度だとは思いますが・・・。


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