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5-47

あわわわ

一話飛ばして更新しちゃってました。

年末進行で確認不足でした・・・・申し訳ないです。


5-47、5-48、5-49を更新しています。

迷宮産の食材って美味しいのが多いんです。

同じ魔物でも外と迷宮では味が違うんだよなぁ。

全体的に濃厚と言うか奥深いと言いますか・・・。

もっとも見た目がアレなのも多いですけどね。

外見と味のギャップが凄いのが多いのも特徴なのかもしれません。








「ちょっと待てぇぇぇぇぇぇぇ!」


迷宮に潜って数時間でコールがそんな大声をあげた。

おいおい、今は地下8階の通路だぞ。

そんな大きな声を出したら敵が寄ってきちゃうじゃないか。


注意しようとしたが早速、遠方より来客がある。

ほら言わんこっちゃない。

とりあえずコールの事は無視して

遠方から現れた相手を魔弾で撃ち殺す。

最近は速度、精度、射程、威力共に満足できるレベルになってきたな。

うむ!絶好調なり。


素材は気になるがそこまで必要でもないし

そのまま放置してコールを連れて近くの小部屋に向かう。


ここまでは1階層を数十分で抜けた計算だな。

ここまでで中ボスを2匹程撃破している。

少し前にも1匹を遠距離から倒したばかりだ。


部屋に入り安全を確認した後に仮想空間の地図を見る。

ここなら安全そうだし丁度、次の階段の途中だ。

迷宮ギルドで購入した地図を取込んでおいたので

内部構はバッチリだ。


「で?どうした?

 あと少しで下に降りる階段だぞ」


コールは息を切らし全身を使って呼吸している


「おか・・・お・・・・おか・・・ハァハァ」


「おいおい、少し落ち着けよ

 ここは安全っぽいからさ

 ほら、水でも飲んでさ」


アイテムボックスから冷えた水を差しだすと

奪うように受け取りゴクゴクと喉を鳴らして飲んで行く。


「ぶはぁーーーーーー

 水がうめぇ

 くっそ!収納系アイテムが欲しいぜ!」


「落ち着いたか?

 冷えた水はうめーだろ」


「あぁ、ありがとうな

 ・・・・・って違う!

 おかしい!おかしいだろ!」


「ん?何がおかしいんだ?

 そりゃ目的の10階層までは最短で来てるから

 途中の宝箱なんかは勿体無いかなーとは思うけどさ

 そこまで良い物も入ってないだろうし・・・・」


「そこじゃねーよ!

 移動方法がおかしいって言ってんの!」


「おかしい?

 普通に走ってるだけだろ?」


「だから!それが!おかしいんだって!

 なんで迷宮で走るんだ?!

 しかも絶えず走りっぱじゃねーか!」

 戦闘中ならまだしも通常時に走る必要はねーだろ

 ばったり敵に遭遇したらどうするんだ!」


「えー、敵は出会い頭に全部倒してるじゃん

 それに10階層までは素早く移動したいし」


まぁ感知スキル全開だから敵の動きもある程度は読めるしな。

あえて教えはしないけどさ。


「普通は走んないんだよ!

 索敵しながら慎重に進んで行くもんだ

 徘徊型の中ボスに出会ったらどうするつもりだ

 雑魚とは違うんだぞ」


「でも少し前に倒したのは徘徊型の中ボスだぞ

 コールは息切らせてて大変そうだったから

 こっちで剥ぎ取りまで処理しちゃったけど」


「え?まじか・・・・さっきの中ボスかよ

 それをあんな簡単に?あの距離で?」


「あー駄目だったか?

 そっかーここまで俺が全部倒しちゃったしな

 コールの経験にならないか・・・すまんね

 素材の剥ぎ取りもソコソコだからなぁ

 でもまだ浅層階だからたいした素材も取れないと思うし

 魔核水晶も質がなぁ・・・」


「だからそう言う事じゃねーって!

 ・・・・・ハァ・・・・・もういいよ


 アンタの事はだんだん分って来たよ

 ボスや隊長があんだけ言うだけはあるな

 ちょっと普通とは違う」


「それは褒められてるのか?」


「隊長は色々と言ってはいるが

 俺は単純に凄いと思うね 

 アンタの強さは認めるよ」


「むぅ、ありがとう?

 で良いのか?」


「あぁ、俺は素直に尊敬しちまうな

 ちょっと今迄の常識が引っくり返った気分だ」


「そんなもんかね・・・・

 でも俺よりも強い奴なんてゴロゴロしてるぞ」


「はぁ?そりゃ居るだろうけど

 ゴロゴロって訳には・・・」


「そうかぁ?

 少なくとも俺の友人と魔王と勇者は圧倒的に

 俺より上だぞ

 勝てるイメージが湧かん」


「つうか魔王と勇者と戦った事あんのかよ?!」


「まぁ・・・・前にちょっとな・・・・

 成長した今なら少しは良い勝負出来るとは思うんだがなぁ」


「あんたって本当に非常識だな・・・・

 魔王と勇者って言ったら世界でもトップランクだぞ?

 あんな化物クラスと戦って生きてるってだけでも凄いってのに


 ハァ

 

 なんかもう話すだけでも疲れてきたわ

 それにその友人ってなんだよ・・・・

 あの2人に匹敵するのが他にも居んのかよ」


「いや・・・・どうかな・・・・

 俺よりは強いけど流石にそこまでは手が届かないと思うけどね

 まぁ・・・・・成長して武器を手に入れれば届く存在にはなると思うけど

 魔王を倒すのが目標だーって言ってたし」


「上には上がって事か・・・・

 ハァ~凹むね

 俺も少しは自信があったんだけどな

 流石に努力で魔王に勝てるようになるとは思えねーわ」


「まだ若いんだし頑張れば良いんじゃね?

 今知られているのは氷山の一角で

 世の中にはまだまだ強者は沢山居るさ

 いつかはコールもそこに食いこめるさ」


「俺がそんなになれるとは思わねーけどな

 まぁ自分なりに頑張ってみるかね

 折角だからあんたからは色々と学ばせて貰う

 迷宮では強さは正義だ

 確実に弱い俺よりもあんたが正しいって事だしな」


「あぁ、学べるものは学んでいけ

 盗める技術は全て盗め


 よし

 そろそろ行くか

 あと2階層で目的の階だ

 そこからが本番だぞ」


「りょーかい

 俺はあんたについて行くぜ

 せいぜい離されないようにしないとな」


「はは、頑張れよ」


それから部屋を出て移動を開始する。

8階層の階段を抜け9階層へ。


敵をなぎ倒しつつ走り続ける。

やはり冒険者の数が少ないのだろう

降りれば降りる程にモンスターが増えていき

各階層に掛る時間も増えていく。


それでも突貫し無理矢理突破して横から後ろからワラワラと

集まってくる以上の速度で進む。


「死ぬ!置いて行かれたら死ぬ!」


そんな事を言いながらも必死に着いてくるコールの顔は

迷宮に入る前に比べてとても変わったと思う。


そんな成長が見れる迷宮探索も10階に続く階段に到着した。

この階からは雑魚敵も強くなるし沢山湧いてるだろう。

気を引き締めて挑もう。




9階層までは人数と装備さえ揃って居れば

初心者レベルでも何とか攻略は可能なので

今の様な状況でも潜る者達は居るが

10階層以降は初心者お断りだ。

そして目ぼしい中級者以上は

例の駆除に駆り出されている


何が言いたいかと言うと10階層以降に

潜る奴が極端に減った為、凄い状態だって事だ。

この迷宮は安全地帯が無いが

階段部分は基本的には雑魚敵は入ってこない。

なので比較的安全ではあるんだが・・・・。


「何と言うか・・・・こりゃな・・・・」


「ちょっと気持ち悪いですね・・・・」


「ピィ~」


「え?本当にここに突っ込むの?」


目の前の通路には隙間が無いってほどではないが

少なくとも通常じゃありえない位に魔物が居た。

相手が動かなくてもぶつからずに通り抜ける事が出来ない程にはだ。


「とりあえず行くしかないよな

 素材は勿体ないけど数を減らすまでは

 ある程度は放置しよう

 生体素材系は痛んじゃうのがあるかもしれないけど」


「ま・・・・まぁ・・・それはいいんだが

 突破出来るのか?この密度を?

 ここが出入り場所だから溜まってるってのは

 あると思うから抜ければ少しはマシだろうけど」


「そこはまぁ、魔法で一気にね」


「実留さんの魔法なら余裕です

 なんなら私の"炎龍咆豪撃"で薙ぎ払っても良いんですよ!」


「いや・・・なんとなくだけど

 その魔法は効かなそうなのは気のせいなのか・・・・」


「ん?何か言いましたか?」


「いや・・・なんでもない・・・・

 で!でもさ!

 あれだろ魔法ってあんたの何時ものオリジナルだろ?

 確かに貫通性能とかは凄いと思うけど

 この密度に通用するのかい?」


「アレしか使えないって訳じゃないけど・・・

 まぁ大丈夫だろ?

 ちょっと準備は必要になるけどね

 とりあえずコールは突撃の準備しといて」


「お・・・おう・・・・」


やっぱ突撃するのか・・・・と小声で聞こえてくるが無視して準備に入る。

今の所はここまで侵入してくるような魔物は居ないが

アリス達に警戒を頼む。


階段を作業台にしてアイテムボックスから鉄と銀を取り出し

ついでに浄化に使えそうもない質の低い魔核水晶も幾つか出す。


作ったのは2種類で普段のを小型とすると

10倍程度の大きさの大型とその半分程度の中型だ。

大型砲弾は質量を大きくし先頭は鋭角にした。

中型は丸型で内部に魔核水晶を仕込み周囲を銀でコーティングだ。

魔法で直接加工しているので各種スキルがあっても魔力消費がキツイ。

休憩を挟みつつそれを複製して数を用意する。


「あんたすげーな!

 魔法だけでそんな事が出来るのかよ!

 専門の奴だって全部魔法で加工できるなんてそうは居ないぜ」


「そうなのか?

 でも魔力も馬鹿食いするし簡単な物しか作れないけどね

 精度も適当だしさ」


「それでもすげーよ!」


「はは

 じゃぁ、早速コイツでこいつ等を何とかしてみようかね」


階段ギリギリの安全圏に立って魔力を練り上げる。

それに反応した魔物達がこちらに向かってくるのが

手が届く範囲には踏み入れ無いようで声で威嚇してくる。

チラッと見るとコールの顔色は青白くなっていた。


何時もより魔力を込めて速度を上げる。


「ブチかますぜ!"大型魔弾"ッ!!」


ボッと空気を抜ける重い音と共に砲弾が射出され・・・・。


「エグイですね・・・・」


重さと形に拘り射出速度も限界まで高めたので

次々と体に大穴を空けながら貫通していく大型弾。

時折、遠くでバカーンと音がしてるので貫通しきった根性のある弾が居たのだろう。


「更に追加~」


そういって中型をポイポイ投げる。


「"弾けろ"ッ!」


中心の魔核水晶が反応し爆裂魔法が起動する。

爆炎と共に周囲に飛び散る銀の散弾。

ついでに炎は聖騎士になってから覚えた"聖炎"だ。

聖なる炎に焼かれ散弾となった銀で体をボロボロにされる。


「危ねっ!」


飛び散る破片と飛びかかってくる炎にコールが盾で防ぐ。

一応は結界を張ってはいるが魔力をそこまで割けないので完全には防げない。

まぁ怪我をする程じゃないだろう。




作った弾丸・・・まぁ砲弾に近いかが無くなった頃には

通路はミンチで溢れていた。


「いやぁ・・・ここまでやるとは・・・

 流石は実留さんですね!

 私の""轟雷閃光波"の出番もありませんでしたね」


「ピーピー」


何時ものアリスの謎発言を軽くスルーすると

避難していたルーブが頭に乗ってくる。


「結構、魔力を使っちゃったからな

 ちとシンドイな

 使えるか分かんないけど素材はコールに任せるよ

 ちょっとだけ休ませて」


「はい!わかりました!

 ・・・・いや・・・・あの・・・

 ミノルさん・・・・凄いですね・・・」


ん?コールってこんな話し方だったっけ?

実留君の極楽迷宮訓練の開始です。

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