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お気に入り件数がススっと増えました。

評価も頂きありがとうございます。

ゴブリンハンター森山物留ですっ!。

もう2回も狩ってるんで名乗っても良いと思うんですよね!

え?正面から戦ってないだろうって?

いやぁ、弱肉強食の世の中ですよ。

勝てばいいんですよ勝てば。


とりあえず正面から戦ってみろって?

いや・・・今は腰が・・・・おーイテテ。。







武器と防具を手に入れた俺は

今迄の比では無い位に狩りが順調になった。

鎧リザードも簡単に倒せる。

いやぁ、武器ってすげーな。


剣はシンプルな片手剣だ。

刃渡りが少し短いからショートソードって所か。

鎧は皮鎧ベースに要所補強が入ってる。

ブーツは分厚い皮で底は頑丈だ。

何回か狩りを行い感覚を確かめゴブリンエリアに足を進めた。



ゴブリンエリアの外円部で2匹のゴブリンを発見する。

ふむ・・・・2匹なら正面から行ってみるか。

周囲の警戒をアリスに頼み距離を詰める。


武器は棍棒と短剣、防具は無し。

後方から強襲をしかける。


「氷槍」


氷の強度を上げ貫通性を高めた槍を短剣の方に放つ。

着弾を確認すると見事に胴体に突き刺さっている。

急な攻撃に慌てる短剣ゴブリンに一気に距離を詰め首を刎ねる。


「意外と簡単だな」


「そうですね

 強襲を仕掛ければ何とかなりますね」


「だな、正面から正々堂々なんてのは

 人族の騎士辺りに任せておこう

 俺のポリシーは楽する為に努力するだ」


「あはは、実留さんらしいですね」




それから俺は数日の間にゴブリンを狩りまくった。

これでもかと言う位に狩りまくった。

その数なんと30匹を超えた。

最初の頃は武器を持っている奴らも居たが

最後の方は殆どが素手かそれに近い感じだった。


最初はビビっていたが実際には2~3匹なら

正面突破も可能になった。

魔法も数発なら戦闘時に実用に耐えるレベルで

放てるようにもなったので

武具を集めるちいった目的は果していないが

経験値を稼ぐことは出来たようだ。

狩り初めに比べて身体能力が上がっているのを感じる。


ゴブリンは同ランクの扱いなのか

ウサギ等に比べても能力向上率が高い気がする。

限界ギリギリを倒して大幅パワーアップよりも

コンスタントに狩れて程よい方が効率は良い。

能力値を稼ぐために狩って貪り食う。


ちなみにゴブリンは住処で提供していない。

俺がゴブリン狩りをしている事を知られたくないからだ。

どうにも最近、住処で不穏な空気というか

ちょっと張りつめたようなモノを感じるからだ。

これにはちょっと心当たりがある。


通常、コボルドは生後3ヶ月程で成人する。

もちろん成長は更にするが背が伸びきるのがそれ位らしい。

ちなみにゴブリンは2週間~1ヶ月程度だ。

どんだけ早熟なんだって話だよな。


その頃に成人の儀なるものが行われる。

その内容と言うのが1人で狩りを行い

獲物を取ってくる事。

狩りと言っても採取でも何でも良いらしい。

より強くより珍しくより難しい物を持って帰ってくる。

その結果により立場が決まり配給される武具も変わる。

好成績であれば遠征組に参加する事も可能となる。


ピリっとした空気の原因はこれだと思う。

多分、AボスとAサブだ。

どうにも俺の事が嫌いなようで目を付けられている。

明らかに何かを狙っている気が満々だ。

その空気を俺は感じとっているんだろう。


コボルドは狩りをする種族だ。

その中で狩りも満足に出来ないのに

集落の中では独自の立場を獲得し

大人達や族長に気に入られている。

多分、そんなとこが理由じゃないかな。

なるべくなら衝突はしたくないので

大人しくしているんだけどね。


でもさ考えてみると成人の儀って

俺にとってはどうでも良いんだよな。

だって武器は自分で手に入れたし

獲物も自分で狩って腹一杯食べれてるし

遠征には興味ないし。

だから今はなるべく目立つ事はしたくないので

ゴブリン狩りも教えていないし

武器、防具、魔核結晶は森の奥で拾った事にしておいたし。


まぁそんな所が狩りが出来ないヘタレと思われるんだろうな。

儀式参加は強制なんで出来る限りの準備をしておこう。


そんな感じで只管に能力向上の為に狩りに明け暮れた。

狩り過ぎたせいかゴブリンを見かける頻度が減ったので

別の獲物にも手を出すようにした。



川沿いを上って行くと岩場に出た。

そこに居たのは・・・・・スライムかな?

なんか想像していたのとは全然違うのがヌベヌベと出てきた。

そりゃ水色のプリンッとした奴だとは思ってないけどさ

半透明の薄い緑やら水色でデローンとしてる。


正直言って近寄りたくない感じの気持ち悪さだ。

なので遠くから魔法攻撃を行う事にしよう。

セオリーから言って火だよな。


「炎の矢」


炎で出来た矢が数本飛んでいき緑色のスライムに刺さる。


「ピィィィィィィィィ」


おおう、スライムってそんな声で鳴くのかよ。

矢が刺さったスライムがズルズルと逃げようとする。

やっぱり効くみたいだな。


「炎の矢」


更に矢を放ちダメージを与えると動きが止まった。

矢だと2回必要なのか。

槍か球の方が良いのかも。

とりあえず実験だな。


「実留さんあれ食べるんです?」


「おう・・・俺もそこを悩んでるんだぜ」


「中央に核っぽいのがありましたけど

 周りのズルズルしたのは・・・・?」


「多分、≪捕食者≫で味は平気なんだろうけど

 見た目がなぁ・・・・」


「ですよねぇ・・・・ズルズルですもんね」


意を決して半透明な緑色のズルズルネバネバした物を

手に取り一気に啜る。



・・・・・・あれ?



・・・・・・美味くね?



「うひょぉぉぉぉぉうめぇぇぇぇ」


「え?ホントですか?」


「うん、なんつうか・・・・あれだ!あれだよ!

 クリームソーダだっ!」


「クリームソーダ?」


「おう、俺の世界にあった飲み物でな

 とりあえず食べてみろ」


アリスが恐る恐る指で掬い舐めてみる。


「なんですかこれ!甘くて美味しいんですけど!!」


「だよな!

 これにシュワシュワ感があれば更に良いんだが」


アリスと夢中になってズルズルペロペロしていると

不意に周囲の異変に気付く。

ヤベっ!


「アリス!上空に緊急退避!」


アリスが飛び立つと同時に周囲にスライムの幕が下りた。

隠れていた奴が一斉に飛びかかって来たんだ。

水色と緑の海に溺れる。


「実留さん!」


アリスの声が遠くに聞こえるもヤバイ。

体全体に酸性の何かでシュウシュウと溶かされている。

俺を喰おうとしてる?!


俺が喰われるんじゃない!

俺が喰うんだよぉぉ!


「ナメルナァァァァ!ゴラァァァァァ」


何匹居るかも不明でスライムにモミクチャにされているので

上下左右も掴めないが目の前のブヨブヨに俺は噛付く。

そこからはスライム混成軍と俺との喰い合いが始まった。


スキルを重複発動させ防御を高め

剣は何処かに行ってしまい牙と爪に毒を生成し

無茶苦茶に引掻き回す。

噛付く際には溶解唾液を出せるだけ出す

喰って回復した分は全て回復に回した。


何度もギリギリになりながらも

目の前のスライムを喰って喰って喰いまくった。





気が付くと俺は岩場に倒れていた。

周囲にはスライムの残骸が幾つもあり酷い有様だ。

動く者は俺しか居ない。

どうやら勝ったらしい。


「実留さん大丈夫ですか?」


アリスが上空から降りてくる。


「あぁ、体は大丈夫だ

 武器も防具も無くなっちまったけどな

 どれだけ戦ってた?」


「結構、長い間戦ってましたよ

 スライムの数も凄かったですし」


「物凄い量を喰った気がするよ」


周囲に散らばるスライムの核を集めると50個以上になった。

見失った分や食べた分を考えると

それ以上の数が居たんだろう。

よく死ななかったな俺。

スライムの死骸はすぐに痛むようで最初の頃に倒した奴は

既に臭いが出ていた。


まだ無事な奴を食べると水色はソーダの味だ。

こいつもシュワシュワが欲しいぜ。


スライム狩りは危険だな。

味は美味しいしそんなに強くもないが数がヤバい。

武器も防具も溶けて無くなるしな。

となると物理攻撃は駄目って事か・・・。

帰ったら教官に聞いてみよう。


スライム核をボリボリと食べてみる。



ピローン


> スキル≪粘液生成≫を手に入れました。

> スキル≪粘液変質≫を手に入れました。


=========================

≪粘液生成≫


説明:デローンヌベヌベ


効果:粘液を体の何処からでも生成する事が出来る。

=========================


=========================

≪粘液変質≫


説明:これが唯の粘液だと誰が言った!


効果:粘液を変質させる事が出来る。

   変質させる内容は本体に依存する。

=========================



おおう、粘液って・・・・・もろスライムじゃねーか。

試しに指先から出してみるとトローンとした物が出てくる。

粘度や量は変えられるみたいだ。

サラサラにも出来るしヌルヌルやネバネバにも出来る。


これってアレだよな・・・・アレ・・・・。

透明でヌルヌルって・・・・ねぇ。

まぁ体中の何処からでも出せるので便利と言えば便利だな。


≪粘液変質≫の方はよくわかんないんだよな。

≪毒液生成≫と併用してみたらヌルヌルした毒が出来た。

どうやら粘液に何かしらの効果を乗せれるスキルっぽい。

≪溶解唾液≫と併用したら酸性の粘液が出来た。

ただ元々のスキルで生成した分よりかは効果が弱いようだ。

それでもこれは戦闘で使えそうだな。

帰ったら色々と試してみよう。


住処までは粘液を出したり変質させたりして

色々とヌルヌルさせながら帰った。









「単独でスライムに挑む奴がいるかーーーー!」


物凄い教官に怒られた。

うんそうだと思ったぜ。


実際な所、スライムって強いと思うんです。

まぁヌルヌルですが。

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