大丈夫かこの高校?
初投稿です。でも頑張ります。
皆さん、おはようございます。
僕は田中佑樹といいます。
自分で言うのはなんですが、いたって普通な容姿で、趣味特技は特になく友達も少なくなければ多くもない、平凡な高校生です。
まぁ高校生って言っても今から入学式が行われるので、なりたてほやほやですね。
平凡な僕はどこの高校でもよかったので、歩いて10分のこの高校、天地高校に入学しました。正直近いだけで決めたので、どんな高校なのかわからないけど、楽しい高校生活が送れたらなと思います。
『校長先生のあいさつ』
校長先生か~どんな人だろう。
『皆さん、おはようございます。私が天地高校校長の壇夏実です』
「「「「オオッー!!」」」」
いやいや、みんな驚きすぎだよ。まぁ確かに綺麗な人だけど、30後半ぐらいかな?僕としては歳が近い人の方が好きだからな~。
『皆さんに一言、言いたい事があります』
ん?一体なんだろう。
『誰か私と結婚してください!!!』
へ?
『お金ならありますよ!校長先生だから!』
いやいや、問題はそこじゃないから!
『何回何十回何百回婚活したのにいつも失敗!もう負け犬と呼ばれたくないの!だから、ストライクゾーンを拡げて生徒でもいいやと思いました!』
知るかそんな事!あと生徒に手出そうと考えんなよ!
『42のおばさんは嫌ですか!!』
とうとう泣きだしちゃったよあの人。てか42だったんだ~家の母さんと同じ歳だよ。
「夏実さん!僕と結婚しましょう!」
誰だこの勇者発言は。
僕は手を挙げて立っている男子生徒を見た。
げっあいつ何してんだよ。
僕の目線の先には、小学校からの友達である原西健太がいた。
通称「変態」中学校の時、好きな女の子の縦笛を全校生徒の前でなめまわした偉業を持つ男だ。
『あっお断りします。先生ね、ダルビッシュ〇のような185以上で、魔〇斗のような引き締まった胸板と腹筋があって、加藤〇のようなテクニシャンじゃないと嫌なの。あなたどう見てもチビだし、もやしみたいな体だし、絶対童貞だよね?ハハッそんなんで私と結婚、冗談も顔だけにして。あと、馴れ馴れしく名前で呼ぶな!このチビもやし童貞!!』
うん、なぜこの人が結婚出来ないかわかったよ。理想が高すぎだし、口が悪い。さっきは誰でも良いって言ってたのに、これじゃ結婚は無理だな。あと、伏せ字してもヤバイと思うから例えは簡単にな作者よ。
『うん、わかった。気を付けるよ。』
ん?なんか、天から声が聞こえたような気がする。
「ちくしょー!!牛乳飲んで筋トレしてAV 男優なってやる~!!!」
健太は意味不明な言葉を言いながら、体育館から飛び出して行った。
健太、さすがに同情するわ。
『はん、童貞が。あらそこのあなた、なかなかいい顔つきね、ちょっと脱ぎなさい。って何よあんた達!ちょっ!離しなさいよ!私が
誰だかわかってるの!校長よ校長!この学校で1番偉いのよぉぉぉぉぉぉぉぉぉ・・・・・・』
校長は屈強な男達の手によって何処かに運ばれていった。
・・・大丈夫なのかこの学校。
『え~、校長先生は持病の精神病が再発しましたので、病院に連れていきました。なお、校長先生が言った事はすべて冗談なので忘れてください。以上で入学式を終わります』
教頭先生らしき人が入学式を強引に終わらせた。
入学したばっかりなのに、もう辞めたくなってきた・・・これから楽しい高校生活はおくれるのだろうか、不安だ・・・。