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第26章:影の番人との戦い
終極の門の奥、影の番人が不気味に姿を変えながら襲いかかる。
その体は黒い霧のように形を変え、触れた者の生命力を吸い取るかのように感じられた。
リオンは黒き鍵から放たれる光を盾にし、仲間たちを守る。
ユノは鋭い狙撃で番人の動きを封じ、フィアは強力な魔法で反撃を試みた。
しかし、影の番人はただの敵ではなかった。
封印されし古の力がその身に宿り、彼らの攻撃を受け流し、反撃してくる。
「くそ……!このままじゃ勝てない!」ユノが叫ぶ。
フィアは額に手を当て、呪文を再構築しながら言った。
「リオン、鍵の力を集中して!俺たちの力をひとつに!」
リオンは深く息を吸い込み、鍵に全身の力を込めた。
鍵は輝きを増し、その光が影の番人を包み込む。
激しい光と闇のぶつかり合いの末、影の番人はやがて消え去った。
闘いの終わりに、静寂が戻る。
「これで終わりじゃない……まだ何かが待っているはずだ」リオンは言った。
彼らは警戒しつつも、先へと進む決意を新たにした。