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永遠の貴方へ  作者: 弾幕颯哉
第一章〜始まり〜
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第参話-仲間-

和葉くんってどんな見た目?

A身長170cm、17歳、黒髪、黒目、青年、

意識がはっきりしない…あれ?何してたんだっけな…?あぁ…そうだ確か…崖から飛び降りてぇ…うぅっ体の節々が痛いな…


??:「…ろ…起き…」


ん…?なにか声が聞こえるような…


??:「起きろ!」ガスン

和葉:「痛っってぇ!誰だ!?」

ラウ:「おっ、やあっと起きたか死んだかと思ったぜ」

和葉:「あぁ〜?あれ?ラウじゃんなんでここに?てかここ何処だよ?」

ラウ:「拠点の医務室。お前が如何神教の崖の下で倒れてたのを紅蓮さんが発見してつれてきてくれたんだ。お前2日間も寝込んでたんだぜ?」

和葉:「まじか…悪ぃな面倒掛けちまって」

ラウ:「いいってことよ…仲間だろ?それに感謝するなら紅蓮さんに言ってやれ。あの人がお前を回収してくれたんだからな」

和葉:「遺勿…あっそうだ、ロリス!あの刀はどうなった!?」


そういえば手元に居ない、もしや教団に奪われてしまったか…?いや、でもそれなら僕は死んでるはずだし…


ラウ:「ろりす?あの刀の事か?あれなら紅蓮さんが鑑定してるらしいぜ。そろそろ鑑定も終わった頃だろうし、傷が良くなったら訪ねてみたらどうだ?」

ラウ:「てゆーかお前も武器に名前付けたのかぁ?意外だな、てっきりそういうのしないタイプかと。てか何故クスノワ風の剣にロリスなんだ?」

和葉:「あぁ…それなんだけどさ?なぁラウ、遺勿って喋ると思う?」

ラウ:「あぁ?何言ってんだお前喋るわけないだろ?生き物じゃあるめぇし」

和葉:「だよなぁ…」


あれはなんだったんだろ幻聴…ではないよなぁ何故か隠し階段知ってたし…うーむ魔術の類かな?後でエマに聞いてみるとしよう。

ラウ:「まぁとりあえず安静にしとけよ?明日には定例会があるんだからさ」

和葉:「もうそんな時期かまぁでも大丈夫だ。痛みも引いた。とりあえず紅蓮さんに話を聞いてくるわ」

ラウ:「おっじゃあお供するぜ」


ちなみの今いるこの隠れ家は2階建てで地下室がある。隠れ住むにはちょうどいいから皆でシェアハウスして住んでるって訳だ。


2階紅蓮さんの部屋

コンコン 和葉:「紅蓮さーんいらっしゃいますかー?」

??:「丁度話したいことがあったんだ。入って入って」

ラウ&和葉:「お邪魔しまーす」


仲間は研究道具の様なものや遺勿で溢れかえっており、生活感は毛ほどもない。部屋の中央にはあの2mはありそうな刀が置かれている。


紅蓮:「いやぁ、いらっしゃいいらっしゃい和葉くん、それとラウくんも。」

和葉:「で、紅蓮さん。鑑定の結果どうだったんです?」

紅蓮「んんとね先ず、結論から言うとこの遺勿は殆ど力を失ってしまってるみたいだね。正直遺勿と言えるかも怪しいな」

和葉:「えぇ…命を懸けてまで回収したのに?」

ラウ:「となると成果はなし、か…まぁいつもの事か」

??:「えぇい!失礼じゃぞ!お主ら!儂に向かって弱いだ、成果なしだ、遺勿の恥晒しやら…!」

和葉:「言ってない!絶対そこまで言ってない!」


話を盛りすぎだ。確かにちょっと失礼だったとは思うけどさ


紅蓮:「ー!ねぇ今この刀喋らなかった?」

ラウ:「奇遇っすね紅蓮さん、俺も今丁度幻聴が」

ロリス:「儂を幻聴扱いするでない!(あるじ)も何か言ってやってくれ。まったく…」


和葉:「ラウと紅蓮さん?多分本当に幻聴じゃないとおもいますよ?なんか僕が知らないことも知ってたし…」

紅蓮:「いやぁ…驚いた。今まで数多くの遺勿を見てきたけど、喋るのは初めてだ…」

ラウ:「てかどんな原理で喋ってるんだ?魔術の類いか?」

ロリス:「まぁ良い許す。ほれ主よさっさと儂を連れてゆけ。少し話がしたい」

和葉:「?分かった。じゃあ2人とも僕は少し席を外しますね」

紅蓮:「あぁ…行ってらっしゃい早めに帰ってきてね」


ガチャン


和葉:「で、話ってなんだよ?ロリス?てかまだお互い自己紹介もしてないな」

ロリス:「それもそうじゃなお主から話せそれが礼儀じゃろ?」

和葉:「はいよ…僕は弌式和葉。仲間と共に遺勿集めをしてる。これからよろしくな」

ロリス:「ふむ和葉な。儂の名はロリス。真名はまた違うんじゃがまぁ…これはよかろう。」

ロリス:「で、話しなんじゃがな?実の所のぅ、儂…殆ど記憶が無いのじゃよ。」

和葉「記憶が?」

ロリス:「うむ。どうやら力と共に抜け落ちてしまったようじゃ。覚えておるのは「力が分散したこと。」「力は恐らく7つ程に分散したこと」「儂の名前」この3つくらいなもんじゃ」

和葉:「なるほどな」


つまり元々あった魔力の残穢しかロリスには残っていないわけか。抜け殻だから力が無いと。


ロリス:「そこでじゃ!お主力が欲しいんじゃろ?共に力を集めるのを手伝ってはくれんかのぅ?儂はお主に力を貸す。お主は儂の力を集めるのを手伝う。悪い話ではなかろう?」


確かに、悪い話では無い。結局の所僕らは世界を回って旅しているんだから、そのついででも良いわけだし。


和葉:「分かった。手伝おう。だがその力が有る場所のアテはあるのか?」

ロリス:「うぅむ恐らく儂の近くにあれば、すぐにわかるとは思うんじゃがな。元は儂の力なわけじゃし、見た目に関しては恐らくこの刀と同じような模様をしてるはずじゃ。」

和葉:「なるほどな。話はこれだけか?」

ロリス:「うむ。部屋に戻ると良い。残りは後で聞くとする」


わかった。と頷き部屋に戻る。2人にはとりあえず害は無さそうなことと、ロリスについては定例会で話すという事を言っておいた。


2階 和葉の部屋


ロリス:「して、主よ儂は記憶を失っておるからよく分からんのじゃが遺勿やら色付きやら言っておったがなんなのじゃ?それは」

和葉:「あぁそれか?えっとね、まず遺勿はお前みたいな魔力、神力、霊力とかの力がこもった道具のことを言うんだ。見た目や性能に関しては様々で、1つとして、同じものはないと聞くな。」

ロリス:「ふぅむ…それじゃ色付きとやらは?主や、青髪が異様に恐れておったが」


和葉:「この世界で最も強い7人の人間には『色』が付けられるんだよ。それぞれ『レッド』『オレンジ』『イエロー』『グリーン』『ブルー』『アイボリー』『ヴァイオレット』に階級が分けられてて、レッドが1番低く、ヴァイオレットが1番高い。」

和葉:「で、僕達が出会ったのは『レッド』の階級をもつ(くれない)の狙撃手に遭遇したってわけ。1番階級が低いレッドでさえ、片手間に街を滅ぼせるくらいだからね。ヴァイオレットなんか…考えたくもない。」

ロリス:「なるほどのぅ。道理であの焦りようじゃ。しかし奴らも人間じゃろ?なぜあの赤マントは敵対していたんじゃ?」

和葉:「まぁ僕らは非公式で遺勿を集めてる、所謂邪魔者だしね。」

ロリス:「ふぅん…そういうもんかのぅ…」

ロリス:「それじゃもう寝るか。色々質問して悪かったの。ゆっくり眠ると良い。」

和葉:「そうさせてもらうよ…明日は定例会で朝早いんだ…」


和葉:「おやすみロリス。」

ロリス:「あぁおやすみじゃ。我が主よ」


そう言い僕らは瞼をとじた。果たして刀に瞼があるのかはわからないけれど。


翌日朝8時には目を覚まし、支度をする。定例会は12時丁度なので、準備する時間はゆっくりとある。年に4回程開かれるこの定例会は、普段散り散りになっている皆に会う唯一の手段でもある。

まぁでも時間もあるしココアでも飲もうかな?なんて思いながら支度を進めていると、不機嫌そうにロリスが話しかけてくる


ロリス:「やい主よ…もう少し静かには出来んのか…?儂はまだ眠いんじゃが…」


…刀に睡眠って必要なのか?


和葉:「はいはい…静かにしとくよ。だけど12時には定例会があるからそれまでには起きとくんだぞ?」

ロリス:「はいはい…Zzz」


寝付きのいいやつだなまぁ、そっとしておいてあげよう。さて、ココアは何処にあったかな?

と、慣れた手つきで牛乳を沸かし、ココアを入れる


ラウ「おぉう、和葉!おはよう」

和葉:「ん、おはよう」

ラウ:「ココアか?いいな俺にも1杯くれよ」

和葉:「そう言うと思って用意してあるぜ。ほらよ」


と、ラウと、自分の前にココアを置く。


ラウ:「ゴク うん。うまいな」

和葉:「インスタントじゃないからな。そういやエマは何時頃に着きそうだ?」

ラウ:「多分定例会ギリギリだろうな。昨日クレニアから出たらしいから、多分こっちに着いたばっかだろうし」

和葉:「大変だなぁ、あいつも」ゴク

和葉&ロリス:「熱ッ!」


冷ますの忘れてたな…熱い…てか何故かロリスの声が聞こえたような…まぁ気のせいか


そんなこんなで時間は過ぎていき…只今の時刻11時40分いよいよ定例会の時間だ。

次回!定例会編!







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HO3 ラウ・ホワイト

あなたの目的は仲間と共に遺勿を回収して、世界を蝕んでいる魔物を滅ぼし、平穏を手に入れることだ。貴方は魔物に対しての知識があるのでわかるのだが、奇妙なことに50年ほど前は人類と魔物は共存していたらしい。


あなたの真の目的は、何故⬛︎⬛︎⬛︎人類⬛︎⬛︎⬛︎⬛︎⬛︎⬛︎⬛︎⬛︎、5⬛︎⬛︎⬛︎⬛︎⬛︎⬛︎⬛︎⬛︎⬛︎⬛︎⬛︎⬛︎⬛︎⬛︎⬛︎⬛︎⬛︎⬛︎⬛︎⬛︎⬛︎⬛︎⬛︎⬛︎⬛︎⬛︎⬛︎⬛︎⬛︎⬛︎⬛︎を調べることだ。

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