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永遠の貴方へ  作者: 弾幕颯哉
第一章〜始まり〜
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第弐話-遭-

では初めに、この先可能な限り語らわれるであろう内容は、この先僕やお前が冒涜的で、尚且つ憐れな物語に首を突っ込むといったものなのだが…正直言って僕は僕の話をあまり語らいたくは無い。だってそうだろう?誰が自分の哀れな失敗談を語りたいと言うのだろうか。然し僕は語らなくてはならないのだろう。それが義務であり、誠意でもあるから。必然的に。冒涜的に。だからといってお前が身構える必要はないさ。あくまでこれは滑稽で哀れな失敗談なんだからな。さて、前置きが長くなってしまったな。さて…………では始めようか。あれは…そうお前と行き逢った今にも消えてしまいそうな夜だった。

第1章第2話

あぁっと焦らないで欲しい。別に飛ばして話してしまった訳では無いよ。ただ、こっちから語るのが都合が良さそうと思っただけだ。心配しなくていい。


??:「なぁ、しかし本当に大丈夫なのかよ?」


僕は不安そうな声を漏らす。そうって言うか、実際不安な訳だけど


??:「何じゃ?儂を信じられんのか?大丈夫だと言っておろうに。」


不満そうな声を出す幼女?声だけなので判別は出来かねるが。幼女だったらいいな。


??:「いやだってこの高さは死ぬだろ」


そう。何を隠そう僕達が今いるのは恐らく30mはあるであろう崖の上なのだ。


??:「飛び降りる以外選択肢はなかろうて、それとも奴らに捕まりたいのか?」


儂は御免じゃな、と幼女?は言う


??:「ほれ後ろを見てみろ。もう逃げ道はないんじゃないのかのぅ?」


確かにいくつかの乱暴な足音がするこのままでは不味いことになるのは明白だ。だからといってこの高さは死ぬと思うのだが。飛び降りても、捕まってもどちらにせよ死ぬじゃん、僕。


??:「もう行くしかないのか…」


そう覚悟を決めた瞬間、何かバラバラと崩れる音がする。しかもその音の発生源は信じ難いことに僕らの足元からだ。というか信じたくない。


??:「む。クククッどうやらお天道様が情けないお前を見計らって背中を押してくれるそうじゃぞ。」

??:「余計なお世話だ!それと今は夜だぞ、お天道様も見ちゃいねぇよ。」


というか傍から見れば刀に罵声を浴びせてるただの変人じゃないか?僕。それならば撤回願いたい。何せ僕は善良な一般市民なのだから


??:「そうかもしれんの、主よ。話は変わるが、受身は取れるか?」

??:「何だいきなり…まぁ職業柄そういうのは慣れてるけどよ。それがどうした?」

??:「そうか、それなら良い。ところで主よ、ここが崩れかけてるの忘れておらんか?」

??:「あ。」


その瞬間、僕の視界は黒に染まった。まぁ単純に転んだだけなんだけどね。てかそんなこと言ってる場合でも無いわけだけど。


??:「ぎゃあああ!?さっき覚悟決めたって言ったけど撤回!死ぬ!この高さはさすがに!」

??:「なっさけないのう。男に二言は無いんじゃないのか?」

??「ある!少なくとも僕には!てか落ちながら言うセリフじゃねぇよ!」


やばい。現在進行形で落下中だ。この高さならミンチとまではいかなくとも、人の形を保てるかは保証出来ない。

??:「もう…ダメか…」

ーーーーー

とまぁそこで僕の意識は途絶える訳だが。読者の皆様は何でこんな状況になっているのか気になって仕方がないであろう。僕もそうだ、なんでこんなことになってるんだよ僕。ほんとに。まぁ、とりあえずは自己紹介と「あれ」と出会った経緯を語るべきだと思う。てなわけで自己紹介と洒落込もう。

僕の名前は弌式和葉(いっしきかずは)

まぁ記憶の片隅にでも置いといてくれればそれでいい。

まぁ、知っての通り僕は何か、というより何かしらの教団らしきものに襲われている最中なのだが、その経緯を語ろうと思う。

あれはそう、今日の昼頃の話から始まるのだが。

はい。第1章第2話終了です。かなり見切り発車で始めたので、更新はまったり気味になるかなと。あくまで初心者の陳腐な妄想話だと思ってもらえればと強く思います。ともあれこれから和葉くんがどんな異に巻き込まれ…いや首を突っ込んでいくのかいやはや楽しみですねぇ。それでは「永遠の貴方へ」(トワのアナタへ)今後ともよろしくお願いします。ね?

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