小さなガイア
落選作
ぼくは、keijiパパやママからやっとどくりつした。
そして、お月様より小さな星をもらったんだ。上手に育てると君たちの住む地球より、大きくなるはず。だから、
「がんばるぞー。」
形はまだ小さいけど地球とほぼ同じで、数字だと難しいだろうから、身体に例えるね。
まず、足から胸までが海なんだー。そして、その胸に一本の線を引くそれが飲めるお水になる真水。でもそれの左のおっぱいの部分の線が水。だけど残りの体を回ってる線は氷なんだ。
そして、残りの胸から頭の先までが陸地だけど、木があるのは頭の先のほんの少しの髪の毛だけであとは、砂漠とかなんだよ。
でも、まだ僕一人だから好きなだけ使っても大丈夫なんだ。
「林さん、ぼくお家を作りたいの!」
「でも、keijiく~んまだまだ木が少ないからあまり使うとさんそが出来なくなっちゃうよ。そうしたら生きていけないよ。」
「大丈夫だよ。まだまだいっぱいあるし、伐ったってまたすぐ生えてくるじゃん。」
keijiは林の木々を伐って大きなお家を作りました。
「できた~!」
お家は言いました。
「こんなに木を使って良かったの?一人なんだから小さくてもいいのにー。」
「良いの良いの!おーきくてひろーい家がほしかったんだもん。」
「おなかがすいたなー。マグロさんを獲ってこよー。」
keijiくんは海へ行きました。そして、釣りをしました。
「この魚は嫌い!」
keijiくんは釣れた魚釣れた魚を次々と捨てていきます。見る見るうちに魚の山が出来てしまいました。
「keijiく~んぼくたちむだに死ぬだけだよー。え~んえ~ん。」
「ぼくは、マグロが食べたいの!や・やったー。」
keijiくんはやっとマグロを釣り上げました。
「おいし~。」
keijiくんはおなかのおいしい部分だけを食べて、
「ふ~ぅ、おなかいっぱいだ~。」
そのまま、魚の山のとなりに捨ててしまいました。
「のどがかわいたな~。」
お水をのみに山へ行きました。
「じゃまだな~。」
keijiくんは、飲み水の湧き出るところまで行くのにじゃまな木をすべて伐って進みます。
「いたいいたいよ~。」
keijiくんはじゃまな木をすべて伐り倒して真水の湧き出るところへたどり着きました。
「ごく、ごく、ごく。あ~おいしい。」
伐られた木々は言いました。
「keijiくん、伐り倒したらつかってよ~。」
木々はそううったえます。
「うん夜寒いから燃やすね。」
「他の使い方はない?」
木々はたずねます。
「いいの!ぼくの好きにするのー。」
「ぼくたちで家を作ればよかったのにー。」
「いいの、いいのいいの。うるさーい!」
keijiくんはふてくされてお家へ帰っていきました。
keijiくんは、そこでキャンプファイヤーをしました。
「keijiくん、煙たいよ~。」
空が言いました。
「寒いんだからしょうがないじゃん。」
「一人なんだから、たきびで良いじゃん!」
空はそう言ってkeijiくんから眼をそむけました。
「いいんだ、いいんだ。ぼくの星だもの。」
keijiくんだんだん眠くなってきました。そして少しずつ息苦しくなってきました。それに気付かずにうとうととしベットに入ってしまいました。
「スー、スー、スー。」
「keijiくんなんかこの星にはいらないよー!」
星のみんながかわるがわる言います。
「keijiくんのせいで空気が汚くなっちゃった。」
keijiくんは息苦しくて苦しくて、眼を覚ましました。顔に大好きなバスタオルがまきついていました。
すべてけいじくんの夢だったのです。この夢を見た後はわがままを言わなくなりました。
こんなもの