私はチートスレイヤー ~虫のGの話です。閲覧は自己責任で~
字面だけでもダメという方もいらっしゃるみたいなので、題名とあらすじを悩みました。しかし、苦手な方は本当に大変みたいですね(;'∀')
私は一応は女ですが、女性にモテモテなスキルがあります。
それは!【ゴキブリが怖くない事です!!】
何を下らない事を、と苦笑された方もいるかもしれません。ただ、本当にモテるんです。若い頃の思い出です。職場にゴキブリが出ました。同僚達が悲鳴をあげるなか、机の上のティッシュを一枚とり対象を掴んで2階の窓から投げ捨てました。
「ティッシュでゴキブリを掴めるなんて凄いね」
と拍手とともに称賛して貰いました。
「以前に自宅で素手で掴んだら、妹が絶叫を上げしばらく口を聞いてくれなくなったんです」
と返したら、みな遠巻きになりしばらく口を聞いてくれなくなりましたが……
ゴキブリだけでなく、蝉や蜘蛛など大概の虫は平気です。もちろん、苦手な虫も居ます。ハチやムカデ、毛虫にアブ等です。これを言うと大抵ツッコまれます。
「それは怖い虫じゃなくて、毒があるから危険な虫でしょ!」
違うんです!本当にハチにはトラウマがあるんです!
20代の頃の思い出です。私は若いころから電気設備の点検の仕事をしています。スキー場の仕事での出来事です。それは暑い夏の日でした。私は点検のため屋外のブレーカーボックスを開けました、そこに恐怖の光景が!なんと、数百匹のハチがボックスの内側に張り付いていたんです!!
どうやらスズメバチが箱の中で巣を作っていたようです。ちょうど近くにいた先輩が気づき、殺虫剤を作業車から持ってきて退治してくれました。しかし、小心者の私はしばらく動悸が止まりませんでした。それ以来ハチが怖くなり、見つけると気づかれないよう静かに通り過ぎるようにしています。
この思い出も語ると大抵ツッコまれます。
「それはトラウマ回避ではなく、安全対策!全員やってる!!そんな事があったのに、同じ仕事を続けている時点で小心者じゃない!!」
おかしいです。皆さん、虫の話になると感情的になるようです。虫の思い出をもう一つ。
私は以前は総合病院に勤務しており設備管理課という部署に所属していました。建物全般に関する何でも屋です。
※職業名はビルメン
看護師さんから内線が入りました。
「出勤途中で駐車場にゴキブリが落ちているのを見た。対応してほしい」
虫対策は設備課の大切な仕事です。特にゴキブリは建物に入ると大問題です。さっそく現地に向かおうとすると、副課長から止められました。
「ゴキブリの始末を女性に任すのは申し訳ないから、俺が行くよ」
『私、ゴキブリは怖くないですよ』
と言おうとしました。しかし、せっかく気を遣ってもらい上司自らが現場に赴こうとする現状。引き留めるのもおかしいかと考え、お任せすることにしました。
そして、せめてもと思い副課長が戻る前に情報を集めようと、ネットをググりました。
十数分後、カメラを手にした副課長が帰ってきました。
「本物は処分したけど、写真を撮ってきた。見られる?」
「はい、大丈夫です。あとゴキブリの情報が乗っているサイトを探しておきました」
ネットの画像とデジカメの写真を見比べながらの確認です。
「茶色っぽい色をしているからチャバネゴキブリかな?」
「大きさからみてクロゴキブリみたいですよ。チャバネと違って移動距離が長い種類ですから、どっかから飛んで来たんじゃないですか」
そこへ突然の悲鳴です。
「もう止めて!!聞きたくなーい!!!」
そう叫び声を上げた彼女は部屋から飛び出して行きました。
どうやらたまたま書類を届けに来た他部署の職員の方が、私たちの会話を聞いてしまったようです。
「ああ、やっぱり女性はゴキブリが苦手なんですね。配慮が足りませんでした。それにしても会話だけでも無理とか、繊細な方ですね」
と言うと今度は副課長が叫びました。
「俺だってイヤだよ!写真をみて怖気が立っているよ!仕事だから耐えているんだよ!!どうして君は平然としているんだよ!!!」
「すっすみません!?今度は私が片付けと写真撮影をしますから!!」
もしかして、ゴキブリが怖くないのは女性だけでなく老若男女にモテモテスキル!?
虫は怖くないですが、基本はチキンハートです。ホラー映画とか絶対に見られません。幽霊も怖いですし、遊園地の絶叫系も全滅です。
皆さんが怖いものは何ですか?(^◇^)