好きになるれるのは、満月の夜だけ
昔々の話か、未来の話かは、わからない、でもこれは、とても遠いところの話。
夜しか起きてられなくて、いつも月が消えると、記憶が消えてしまう男が居ました。
その男は、記憶が消えるからと、人と離れて、森で暮らしていました。
森には、湖がありました。
その湖は、とても綺麗で、幻想的でした。
男は、その湖が好きでした。
だけどある日湖に、人が落ちてきました。
その人は、美しい女でしたが、傷だらけで、血が出ていました。
湖の不思議な力で、女の傷は治りましたが、代わりに、湖は、消えてしまいました。
男は、湖の代わりにいた女を拾うことにしました。
そして女は、よく働き、男の助けになりました。
そして男は、満月の夜に、女を好きになった自分の心を自覚しました。
そして男は、女に自分の思いを言い、記憶が消えてしまうことも伝えました。
そして女は、男を愛していて、自分の思いを男に伝えました。
そして、女は男にこう言いました。
女「たとえ記憶をなくしても、また満月の夜に思いを伝えます、私はあなたが私の思いに答える限り、あなたを支え、愛し続けると誓いましょう」
男は記憶を無くしてもまた満月の夜に想いを伝え合うと約束しました。
だから、男は必ず、満月の夜に記憶を取り戻し、女に愛を伝えるのです。
女がもし、もう死んでいたとしても