表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
<R15>15歳未満の方は移動してください。

罰ゲームで学年一の陰キャと恋人になったので、デートすることになったけど可愛いすぎて困る

作者: 名古屋 大八

主人公が陰キャを馬鹿にしてる節がありますので、ご注意ください

「おはよう、真太郎君」


と、俺の裾を引っ張っりながら、恥ずかしそうに挨拶をする美少女がいる。


どうやら、俺は今日この子とデートするらしい。


俺は今日学校1の陰キャの女子とデートする予定はあるが、こんな美少女とデートする予定はないはずなんだが、なにが原因かと言ったら昨日に遡る。



☆☆☆



「うぇーい、真太郎あと1敗!」


「「うぇーい」」


俺は、放課後の教室で馬鹿どもとババ抜きをしてた。

馬鹿どもていうのは、一応俺の友人達のことである。俺が馬鹿どもと呼ぶくらいには、馬鹿である。

こいつらは、本当に馬鹿なのだ。


例えば、俺の真正面に座ってる。宏樹は、人を疑わない単細胞のアホだ。生徒指導のごつい男性教師が元女て言ったら、信じて本人に聞きに行って俺が怒られた。


右隣にいる、俊輔は口を開けば下ネタしか言わない馬鹿だ。さっきから、トランプのスペードのマークてエロいと騒いでいる。


そして、左側にいる馬鹿が純だ。

こいつは、行動力のある馬鹿だ。

そうだな、例えば先週なんて公園で脱衣バレーボールをするハメになって。危うく警察のお世話になる所だった。


今やってるババ抜きもそうだ。

このババ抜きには、クソみたいな罰ゲームがある。


それは、


『5連敗したら、依吹綾乃に告白する』


というものだ。


依吹綾乃、俺の認識では学年一の陰キャだ。

メガネに長い髪で顔はほとんど見えない、例えるならば貞子みたいな見た目の女子だ。話しかけても何言ってるか分からない小声で教室では机の上で勉強しかしてない。おまけにトロくさいので、2年生になった今でも友達一人いないぼっちだ。


そして、俺は静かに暮らしたいのに馬鹿どものせいでウェイ系の集団である。


もう1つ依吹な理由があるとすれば 、友達がいない依吹なら告ったとしても他の生徒にはバレないだろうという保険だ。


純、お前は本当にゲスの極みだな。


そして俺は、ババ抜き現在4連敗中。

つまり、後1回負けた時点で罰ゲーム確定。

そして告白したら、どう転んでも馬鹿どものネタになる。それだけは避けなければ。


そして、最終ゲーム俺の最初の手札にジョーカーはない。そしてペアのカードを捨てると、

俺8枚 宏樹2枚 俊輔6枚 純9枚で地獄のトレードタイムが始まった。


一巡目


「あがりー! うぇーーぃぃーー!」


宏樹のアホが1回であがりよった、ふざけんな。


4巡目


俺の手札にジョーカーが回ってきた。

すると、馬鹿どもは大笑いしだした。

うるせぇ!


7巡目


「あがりーぴーぴー(自主規制)」


俊輔が上がった。こいつ口を開けば下ネタしか言わねぇ


9巡目


俺が2枚、純が1枚になった。

純が、2枚のカードを選び俺の同様を誘おうとする。しかし、俺の渾身のポーカーフェイスの前では無意味のはずだ……。しかし、馬鹿どもが笑ってるは何故だろう。


そして、純はジョーカーでは()()方のカードを抜いた。


「アアアァァァ」


俺は絶叫した。純が上がり俺の負けが確定した。


「告白、告白、告白」


と馬鹿どもは、手拍子しながらはしゃいでる。ふざけんな。


そうして、俺は依吹綾乃に告白することになったのだ。


依吹綾乃は、放課後校内にある自習室で毎日六時まで勉強する、勤勉な生徒だ。その成果なのか、常にテストは上位だ。


そして、俺は依吹が自習室から出るのをスマホを弄ってまっていた。

そして、貞子みたいな見た目の依吹が自習室から出てきた。


俺は、緊張を悟られないように依吹に声をかける、


「依吹、ちょっと話があるんだけどいいか」


「えっ……」


と、依吹は慌てた素振りを見せた後静かに頷いた。

俺は中庭に依吹を連れていった。


中庭なら、部活をしている生徒もほとんどいないから、俺が依吹に告って振られるのを見られてもバラす奴らはいない。


後ろでコソコソしてる馬鹿ども以外は。


全くこんなめんどくさいイベント早く終わらせたいぜ

依吹も、クラスのうるさい奴の1人に告白されるなんていうめんどくさいイベント早く終わらせたいに決まってる。しかも、告られるのが俺だもんな。馬鹿どもは顔だけはいいから、一緒に写真を撮って彼氏と言えば自慢になるけど、残念ながらフツメンの俺だ。

さっさと済ますか。


「依吹さん、好きです。付き合ってください」


と俺は、ありふれた告白をした。

依吹は、固まった。

ほとんど知らない人に告られるのは困るよな。

その後依吹は、()()()

頷いた。

え?うそ、絶対振られると思った。

念の為に確認を、


「依吹、それはOKの意味の頷きだよな」


依吹は、もう一度コクっと頷いた。

後ろがうるさいが放っておこう。


実はOKを、貰ったら追加の罰ゲームがある。


「なぁ、依吹もし良かったら、明日一緒に出かけないか」


そう、明日の土曜日デートに誘うという罰ゲームである。


依吹は、頷いた後スマホを取り出して画面を俺に見せてきた。

その画面には、LINEのQRコードがあった。


「分かった、ライン送るから。そこで、出かける場所決めよう」


依吹は頷いた後、逃げるように小走りで中庭から去ってしまった。


「真太郎、初彼女おめでとう!!」


そして、俺を騒ぎ立てに馬鹿どもが近づいてきた。


「ついに真太郎に彼女か」

「寂しくなるな」

「依吹のおっぱいでかいよな」


俊輔お前は本当にエロいことしか考えてないな。


家に帰ると、依吹からLINEが送られてた。


綾乃:これからよろしくお願いします


というメッセージと動物のキャラクターのスタンプが送られてきた。


真太郎:よろしく!


その後数回のやり取りで、県内でも有数の大きい駅の方でデートをすることになった。

純からどこでデートするのか教えろと聞かれたが無視した。

この時俺は、午前中に映画見たあと適当な理由で帰ればいいやなどと考えていた。



☆☆☆




いくら相手が依吹のような陰キャとは、言え、俺にとって初めてのデートである。


なので、俺は早起きしてワックスで髪を整え、自分の中で1番オシャレな服(全部ユニクロ)を選んで、待ち合わせ場所に向かった。


待ち合わせ場所に着いたが、貞子のような依吹の姿は見当たらなかった。まぁ、10分あるし来るよな。


しかし、待ち合わせ時間になっても依吹は現れなかった。


なので、LINEで聞くことにした。


真太郎:おはよう!待ち合わせ場所に着いたけど、どこにいるかな?


と送った30秒後。俺の服の裾が引っ張られた。


「おはよう!真太郎君」


へ?


大きな声で、少し顔を紅くして俺に挨拶をしたのは黒髪ポニーテールの美少女だった。

俺はこんな美少女と知り合いではない。

人違いでは、ないのかと思ったが聞くだけ聞くことにした。


「もしかして、依吹か」

「うん!」


と昨日の様子からは信じられないほどハキハキして勢いのある依吹に俺は困惑した。いつもの依吹なら、語尾にビックリマークなんてつかないのだ。


そして、依吹が美少女に変身したことに俺はさらに困惑した。


髪を切ったのだろうか、昨日までみたいに長くて貞子みたいな状態ではなく、適度な長さでさらに快活なイメージのポニーテール。服は、清楚な白色ワンピースと可愛らしいピンクのカーディガン。

多少のメイクもしてるらしく、とても似合ってる。


「かわい……」


と、無意識に可愛いと言いかけてしまうくらいに今日の依吹は可愛かった。


「依吹、そろそろ映画館に「綾乃……」」

と依吹は俺の発言に被せた後、以前よりはマシだが、それでも小さい声で、


「私達恋人なんだから、名字呼びじゃなくて、綾乃て名前で呼んで。真太郎君」


と俺に微笑みかけてくるのだ。

この時点で俺は、綾乃が学年一の陰キャだと言うことを忘れてドキッとしてしまった。



☆☆☆



「真太郎君、どの映画にする?」


俺達は、映画館に着くと上映ラインナップを見て悩んだ。

アクション、恋愛、コメディーなど様々なジャンルがあるのだが、俺は綾乃の好みを知らない。見た後に文句を言われては困るから、長考してると。


「あっこれどうかな?真太郎君?」


この映画館には、週替わりで昔の名作をやるという企画があるのだが、季節外れな事にも5月のこの時期にクリスマスに子供が強盗退治をする洋画のコメディーがあったのでそれが選ばれた。


「それじゃあ中に入ろうか」


「真太郎君、真太郎君」


と綾乃は裾を引っ張てきて、


「あの〜、私映画館行くの初めてで昔からポップコーン食べながら映画観るの楽しみだから、買ってきてもいいかな?」


と恥じらいながら言うのである。

どうしよう、めっちゃ可愛いんだけど。


「俺買ってくるよ」


と俺は、綾乃の可愛さに耐えきれなくなって逃げた。


「ほら買ってきたよ」

と俺は、ポップコーンとジュースを綾乃に渡す。ジュースは綾乃がさっき

「私、炭酸苦手なの」

とか言ってたのでオレンジジュースだ。

そしてポップコーンを貰った時の綾乃の顔はパーと輝いていた。

お金を払うと綾乃は言ったが、せっかくなので奢ることにした。

それにしても、なんで綾乃がこんな可愛いんだよ!


シアターに入るともう予告編は始まっていた。綾乃は予告編の時点で目を輝かせた。

お馴染みの映画泥棒のコントを見た後の本編では、面白いシーンでは、笑い。ハラハラするシーンでは、拳を握り締めたり。泣けるシーンではこんなに泣くかて程泣いた。

なんていうか感情豊かでめっちゃ可愛いと思った。学校でもこういう風にすればいいのになと俺は思った。



☆☆☆



「面白かったね、真太郎君」


と俺と綾乃は某ハンバーガーショップで映画の感想を語っていた。


「あそこで、ブファーてなってドカンてなったところが私好きかな~」

「おっおう」


語彙力。こいつ、学年上位の筈なのに語彙力が全くない。俺もこいつの表情の変化が気になって、ほとんど映画見てないけど、昔何回か見たからこいつよりまともに話せる自信あるぞ。


「そう言えば、真太郎君。ポテトは、シナシナかカリカリどっちが好き?」

「シナシナかな」

「私はカリカリなの。だから、カリカリがあったら真太郎君、私にちょうだい。シナシナがあったら渡すから」

「ふふっ」


と俺は笑った。


「えっ、私なんか変なこと言った?」


綾乃は、心配そうな顔を浮かべた。


「いや、綾乃は学校でもこういう風にしてればいいのになと思ってさ」

「学校だと緊張しちゃうから」

「俺は平気なのか」

「そんなことないよ」


と綾乃は手を振りながら答える。そして、でもと付け加えるように


「真太郎君は優しくて、安心する雰囲気もってるから、こういう風に話せるの」

と頬を赤らめ話す、綾乃に俺はまたドキッとしてしまった。




「〜♪」


と綾乃の声が部屋内に響く。

昼飯を食べ終わった後、


「次どこ行く?」


と聞かれたので、俺はゲーセンやらボーリングなどいくつか案を上げたところ綾乃は、カラオケがいいと言ったのでカラオケに来た。

昨日は、映画観てすぐ帰ろうと考えてたのになんでこうなってんだ。

今綾乃が歌っているのは、流行りのアイドルの歌で、聞いてる限り本家よりも上手い気がした。見た目だって負けてないんじゃないかて俺は思う。

そして、結果は93点。


「おぉ、上手いな」

「そうかな、えへへ」


と恥ずかしそうに笑った。

なんで、こんなに可愛いんだよ。俺は今日何度目か分からないツッコミを心の中でした。



☆☆☆




2時間、交互に歌いあった後俺達は、駅構内の商店エリアを歩いていた。

おそらく、このまま改札に行って解散だろう。


本来この罰ゲームは、解散する前に綾乃を振って馬鹿どもが俺を最低野郎と呼ぶまでがセットなのだろう。

しかし、俺は綾乃を振るべきなのか、振らないべきなのか悩み始めた。


そもそも俺は、罰ゲームで告白しただけで、綾乃に誠実な気持ちなんて1つもなかった。だから、本当に綾乃の事を思ってくれる人が綾乃と恋人になるべきなんだ。いくら、綾乃が可愛いからって、俺みたいな奴が恋人でいいわけないのだ。


「真太郎君、見て」

「ん?」


綾乃が指さしたのは、女性向けの雑貨屋だった。


「これ、可愛くない?」


と綾乃が手で持っているのは犬のぬいぐるみだった。

少しブサイクだが、ブサかわいいという観点で見れば可愛いのかもしれない。


「欲しいのか?」

「ううん。そんなんじゃなくてうちの犬に似てるから、ちょっと気になっちゃて」

「犬飼ってんの?」

「うん。団子丸て名前なんだけど、めっちゃ可愛いの」


と嬉しそうに話した。ネーミングセンスは疑問に思ったが、俺はもっと綾乃の嬉しそうな顔を見たいと思ってしまった。


「ちょっと見せて。」

「うん!」


ともらったぬいぐるみを俺は、そのままレジでお会計を済ました。


「ほいよ。やるよ」

「えっ、買ってくれたの。ありがとう、真太郎君嬉しい」


と満開の笑顔を見せてくれた。


その後、


「ちょっと待ってて」


と言うので、店の外で待ってると


「はい、真太郎君」


と袋を渡してきた。


「これは?」

「さっきの犬の色違い、お揃い嫌だったかな?」

「ううん、俺も嬉しい」

「よかった、喜んでくれて」


と綾乃はさっき以上の笑顔をみせたのだ。


「なぁ、あれが依吹?」

「そうみたいだ」

「めっちゃ可愛くなってねー」

「にしても、真太郎デレデレだな」

「だなぁ」

「真太郎、さぁおっぱいを揉め」


ああああああああああぁぁぁ


この声は、馬鹿どもじゃねぇか。

こんな時にも、邪魔か入った。


「綾乃」

「なに、真太郎?」

「走るぞ」


と俺は咄嗟に綾乃の手を握って、逃げた。

馬鹿どもの追跡を振り切るように走った結果。公園に来た。



☆☆☆



「あのさ俺、綾乃に言わなければいけないことがあるんだ」


「なに?」


あぁクソ、今でも離すのが惜しい。


「実は、綾乃に告ったのは。馬鹿どもとの罰ゲームだったんだ。ごめん。綾乃の気持ち踏みにじって」


俺は、綾乃の顔を怖くて見ることができなかった。


「あのね、真太郎君。私ね、罰ゲームだって事知ってたよ」


「えっ?」


「たまたま、清水君達が話してるの聞いちゃってたの」


清水ていうのは、純の事だ。


「それでね、真太郎君が来たらいいなて思ったの」


「えっ?なんで」


綾乃は一呼吸置いた後、


「だって、私は真太郎君のことがずっと好きだったもん」


「えっ」


「1年生の時にさ、私が係の仕事で運んでたプリントぶちまけたの覚えてる?」


あぁそんな事あった気がする。こいつトロイなて思いながら拾うの手伝った気がする。


「そん時に真太郎君て優しい人なんだなて思った。それから、真太郎君をちょくちょく目で追うようになってね、困ってるひとがいたらさりげなく助けて、体調が悪い子がいたら、すぐ気づいて保健室までつれてくし。私トロイから色々やらかしたけど、いつもこっそり真太郎君が助けてくれてさ、そんなんされたら好きになるに決まってるじゃん」


なんか俺が恥ずかしくなってきた。


「そんな時にさ、清水君がババ抜きで負けた人が私に告白するとか騒いでさ、清水君達のグループだったら、真太郎君もいるかなて思ったし、真太郎君すぐ顔に出るからババ抜きめっちゃ弱いから、負ける確率きっと高いよねと思ってドキドキしたし」


うるせぇ、俺がババ抜き弱いわけが無い……。俺のポーカーフェイスは完璧なんだ、多分。


「それで、本当に真太郎君負けてさ、私に告白した時。罰ゲームでも本当に嬉しかったんだ。おまけにデートに誘われるなんて私、天にも登る気分だったんだよ」


と、話してる綾乃はだんだん早口で目はめっちゃ潤んでた。


「でもさ、罰ゲームだから。きっとすぐ振られちゃうなて思ったのだから、今日1日で真太郎君を惚れさせようと思って色々頑張ったの。髪や服、メイクとかは、美容師お姉ちゃんに頼んでオシャレな風にして貰ったり。緊張したけど、頑張って名前で呼んでみたり。会話がないと真太郎君楽しめないかなて思って、頑張って話を振ったり。と私なりに頑張ったけどさ、結果は私が真太郎君にもっと惚れるだけだったじゃん。やっぱり真太郎君は、優しいよ。雰囲気から優しいから、私も落ち着いて話せるし。さりげなく車道側歩いてくれるし、ポップコーンとジュースのお金私がいくら払うて言っても断ったし。お昼ご飯の後、次どこいくか一緒に考えてくれたし、さっきのぬいぐるみも本当に嬉しかった。今走ったのも、お姫様と王子様みたいで、なんかドキドキしちゃった」


ああ、そういう風に頑張ってアピールしてくるから、俺はきっと可愛いと思ったのだろう。そして、綾乃は泣きながら顔を真っ赤にして


「だからね、真太郎君。私を、私を、これからもずっと真太郎君の彼女にさせてください」


俺はきっとこの時の綾乃の顔を一生忘れない気がする。それくらい、ドクンと来た。そして、俺はここから先逃げたら男じゃないとおもった。


「綾乃。俺の負けだ、俺は完璧にお前に惚れてしまった。そして、もう無理しなくていい。素の綾乃でいい。素の綾乃も好きだから。このまま、俺の彼女でいてください」


俺は、無意識に綾乃に抱きついてしまった。そして綾乃は泣きながら、


「はい」


と答えてくれた。



☆☆☆



「ヒューヒュー、お熱いねお二人共」


馬鹿どもだ、すっかり忘れてた。


「ラブラブだなぁ」

「セックスいっちゃう、セックス」


俊輔お前は黙れ。


「どうよ初めての彼女は」


と言う純の質問に俺は、


「世界一可愛い」


と答えたら、綾乃は真っ赤になって、馬鹿どもははしゃいで俺を胴上げし始めた。




罰ゲームと言っても可愛い彼女が出来たからよかったけど、なにか気に触るから馬鹿どもには、罰として俺と綾乃のイチャつきを嫌という程見せつけてやろうと思う。

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
[一言]  依吹さんとても可愛かったです。 陽キャより陰キャというか引っ込み思案な娘が可愛いと思うのは自分も陰キャだからなんでしょうw  激甘な作品ごちそうさまでした! おいしかったです。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ