ある世界の神話
昔々遠い昔、大地が、空が、星々が生まれるずっと前、世界は混沌に覆われていました。
そんなある時混沌の狭間から10柱の神々が姿を現しました。
神々の名は、
業火と情熱を司る神ルパシオン
静水と清浄を司る神アクレニオン
大地と平穏を司る女神アスピレア
旋風と自由を司る女神フリュニーア
生命と繁栄を司る女神リミテシア
時間と空間を司る女神クロミシア
星々と運命を司る女神スフェニア
創造と芸術を司る神エルオニオン
闘争と勇気を司る神ガンディオン
秩序と正義を司る主神ゼメティオン
神々は混沌に秩序をもたらし、協力し我々の住む世界を創造なされました。
そして、その世界に住まう神々の子として我ら人種や様々な動植物をお創りになられました。
我々はその世界で互いに競い合い、時に僅かにぶつかりながらも神々と共に長い平穏と繁栄の日々を過ごしいました。
しかし、ある時世界の外、混沌の中から世にも恐ろしい存在
破壊と絶望、混沌と終焉をもたらす邪神カオスロアが生まれ落ちました。
カオスロアは混沌と破壊の権能で生きとし生けるもの全てに仇なす魔物達を作り出し、世に今までに無かった理不尽な死を生み出し、絶望の感情を人々に芽生えさせ、そこから負の感情を増幅させ人々がいがみ合いやすくなるように世界を作り替えました。
しかし、事は邪神の思い通りにはなりませんでした。人は弱き心を乗り越え強き希望とし、この危機に手を取り合い団結しました。
もちろん神々も見ているだけではありません。人々に加護を与え強大な魔物に打ち勝つ力をもたらし、また自らも前線に立ち邪神と壮絶な戦いを繰り広げました。
ですが、戦いは何百年にも及び人々は少しずつ疲弊していき、深い悲しみが世界を覆い尽くそうとしていました。
そんな中幾度となく繰り広げられた10柱神とカオスロアの戦いによって世界が傷つき、その傷から1人の人間がこの世界にやってきました。
その者は世界の有様を目にして酷く嘆き、そして邪神に怒りを抱き、強き正義の心を持って人々の力となるべく剣を手に立ち上がりました。
長き戦いで疲弊していき嘆く潰えていきそうになった人々もその者の姿を見ることで再び勇気を取り戻し、彼に負けていられないと立ち上がり、邪神の勢力により強く団結して対抗していきました。
世界中で人々を救い力をつけて行った彼は人々の協力を得て永きに渡り邪神と戦い続ける十柱神のもとに向かい、ほんの僅かな隙を狙ってその身を糧に邪神を封印しました。
此処に永きに渡る戦いは1つの終わりを迎え、神々も人々も彼に感謝し勇ある者、勇者としてその偉業を讃えました。
後日裏の話を投稿する予定です