表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
1/1

プロローグ

長編2本抱え中のアマツキツネの長編新作、3本目です。

まず一言、ごめんなさい

妖怪ブームに乗ります

ヤバイ、遅刻だ

ヤバイヤバイヤバイヤバイ

私は今、全速力で車を飛ばしてる

夏休みに車を飛ばすことになるなんて...

ある面倒臭い後輩を待たせているんだ


私の部活、というか大学のサークルはオカルトサークル

と言ってもが大学のオカルトサークルはつい最近まで部員が1人も入らなかったらしく、廃部になりそうという所でギリギリ私が入った

と言ってもそれっぽい魔術関係の本をちょっと読みあさる程度だ(私自身知識はそこまでない)

私が入ってから1週間ほどで後輩ができた

嬉しかったが、その後輩がポーカーフェイスな美少年なんだがまた強敵で...

「今日から入部する、犬養いぬかい 神楽かぐらです。えっと先輩の名前は...」

「あっ私は勘解由小路かでのこうじ 小町こまちです」

「えっ、呼びにく。勘解由小路先輩?下の名前は普通なんですね」

「良く言われる、小町先輩で良いよ」

私は笑顔で答える。

「小町先輩、質問なんですがどんな活動してるんですか」

「えっと...魔術関係の本読んだり...そんぐらい」

「オカルトサークルには見えないですね」

彼は無表情で私に言う。とにかく、傷ついた

「ま、まあ、できたばっかの部活だから」

「じゃあどっか行きましょうよ。日本の中で。日本のオカルトを見に行きましょ!」

日本のオカルト...?

「まずは殺生石なんてどうです?」

「殺生石って何?」

「昔、九尾の狐が退治されたとき、石になったんです。先輩、知らないんですか」

この子の言うこと一つ一つが心に刺さる

「へぇ、楽しそう。行ってみたい!」

「じゃあ、来週の土曜日から。」

「あ、来週の土曜日から!?」

「3泊4日で、確か、そこから夏休みですよね」

「う、うん、そうそう、来週の土曜日から。まあ私も暇だし良いよ。顧問にも一声かけなきゃ」

「免許証を持ってないんで車お願いします」

ここから、私の奇想天外なキャンパスライフが始まった


「セーーーフ!」

「セーフじゃないです。結構遅れてます」

「そんな‘20分’だけじゃん」

「だけって...。まあ、なんでも良いですが。取り敢えず行きますよ。運転中に寝ないでくださいね」

「分かってます、寝ません!」

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ