歯磨きって、むつかしい。
先日、歯の定期検診に行ったのだが、
「奥が磨けていませんね」
と、ぴしゃりとやられてしまった。
自分としては、頑張っているつもりだったのだが、なかなか結果は出ない。
人生なんてそんなものさと、諦観したくなるが、ここで怠ければ小さな歯垢が積み重なって虫歯にならないとも限らないではない。
大きな失敗は、小さな失敗が積み重なってできている。 逆に捉えれば、大きな成功は小さな成功の積み重ねなので、今日できることを明日に持ち越すというのは、非合理的であるといえる。
と、頭で理解できていても、なかなか思うような成果が出ないのは、理由があるのだ。
先日読んだ本の中で、トランプ遊戯ブラックジャックの記述があった。
ブラックジャックでは、とにかくカードを覚えることが重要らしい。それだけで勝率が大きく変わってしまうらしいのだ。麻雀では、捨て牌から相手の役を読むことが重要である。
経験者の方には釈迦に説法だと思うのだが、私には、ブラックジャックの経験も麻雀の経験もない。純粋に目から鱗が落ちるようだった。
駆け引きのようなもの、経験に裏打ちされた何かがそこにはあって、強く引きつけられたのだ。
皆と同じ努力をしても一向に報われないかもしれない。だが、他人が見向きもしないニッチの努力には、可能性を感じる。
というわけで、歯磨きのコツって、ないのかな。ないか。
私の夢の一つは、歯磨きマイスターになることである。歯磨き上手になって、皆の羨望を浴びたいのだ。
あまり、綺麗な話ではなくなってしまった。恥ずかしいので、歯を磨きに行って来ようと思う。
皆さんも、歯を大事にしてくださいね。