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文化よ、そんなに着飾ってどこに行く

ひょんなことから、闘牛の本を読んでいます。周知の通り、スペインの国技ですが、牛を殺してしまうんですね。知ってたような知らなかったような、目を背けていたような気がします。


牛は目が横についてるから、前方に死角があって布をヒラヒラすると、突っ込んでくるらしいです。


突進をかわして牛に剣を突き立てるという感じです。作法とか、技も色々ありますが、まだちゃんと読んでいないので、あまりよく理解していません。


ヘミングウェイの小説に、闘牛の描写があったのを思い出し、興味が湧きました。


一流の闘牛士ですら、あっけなく命を散らす場面では凄惨さはもちろんのこと、荘厳なものを感じとります。


現地の人の中には闘牛を格闘というよりも、儀式のように考えている人もいるようです。


血なまぐさいことに変わりありませんが、単なる娯楽ではないことがわかってきて興味深いです。


国の文化というのはその土地に根付いているものなのでしょうけど、私には実感が湧きません。


古くはお祭りなどが、共同体を維持する機構としての役割が顕著でした。地縁が薄れると同時にその役割も薄れていきます。


有名なお祭りにしても、観光客目当てなのではないかと邪推してしまいます。まあ穿った見方なのでしょうけど。


文化遺産というのも、どこかよそよそしくて、私たちの財産というより、国家の財産という側面が強くなった気がします。


自国の文化の癖に、いつも余所行きの顔をしやがって。浮気妻か。


正直、文化の日も何月何日か知りません。


私が文化に縁遠いだけかもしれませんが、いつまでも余所行きの顔だけしていたら、文化はそっぽを向かれるかもしれません。


もちろん、私自身が文化にそっぽを向いているという可能性もあります。


自分がどこに所属しているかわからないと不安になりますよね。


自分のルーツが気になりだしたら、足元がぐらついている証拠なのかもしれません。



ご用心。




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