最近、何聴いてる?
めっきり、音楽を聴かなくなった。そもそもCDを買わずにiTunesでダウンロードしていたが、それも気づくと絶えている。
最近の子って、CDを買うんだろうか。
多分、CDを買うことによるお布施の意味もあったと思う。ダウンロードだと、何となく罪悪感もあるし、アーティストとの結び付きも弱くなるのかもしれない。
CDの売り上げ減を受け、ライブやグッズ販売などで、収益を補填していることはよく聞く話だ。
私なんか、ライブというと、気後れしてしまうので、余計に疎遠になっていく。
椎名林檎は好きだが、ライブに行ったことがない。買ったのは無罪モラトリアムというアルバムのみだ。これはかなり気に入っていて、歌舞伎町の女王とか、何度聴いても飽きない。
そもそも人間は、飽きる動物である。単調な繰り返しに耐えられないように出来ている。より高度な刺激を求め、今日まで世界を拡張してきた。
言い換えると、縮小かもしれない。未知のものが減り、既知のものに囲まれていないだろうか。
宇宙を解明したとて、人間のわかる範囲に落とし込んだだけかもしれないではないか。
実は、ダークマターは、神様のオナラかもしれないし、宇宙は神様の直腸かもしれない。
既知のものに囲まれているということは、年を重ねたせいもあるだろう。一年があっという間に過ぎる。子供の頃とは全く違う。
歌手の大槻ケンヂ氏は、エッセイでこんなことを言っている。
「ファンは、いつか飽きて離れていく。それでいい」
確かそんな言い回しだったが、達観しているなあと感銘を受けた。
生なかな覚悟と自信ではそういうことは言えない。執着心は誰しも持ち合わせているからだ。あるいは、彼なりの強がりかもしれない。 こういう男の強がりは結構好きだ。
飽きるというのは悪いことばかりではない。
新しいものに目が向くからだ。
書を捨てよ町へ出よじゃないが、CDを捨てよ、ライブに出よ、は暴論過ぎか。かつてのファンの連帯感(今考えると幻想だった)はもう戻らない。
未知の領域に対して、腰が重くなるというのも、本能でリスクを察知しているからだろう。そのうち、いつか、では、訪れないものもあることも事実だ。
もう死語かもしれないが、最後に尋ねたい
。
最近、何聴いてる?




