表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
137/141

一年お疲れ様

 

 皇居に行きたい。


 皇居にある三の丸尚蔵館では伊藤若冲の『動植綵絵』が公開されている。滅多に見られないので、ぜひと言いたいところだが、予約制がめんどくさい。


 予約した日に行けなくなったら嫌だし、寒くて動きも鈍る。

 土日にしか行けないので混むだろうし、そうこうするうちに行けるチャンスは刻一刻と減っていく。


 時間は有限だなと最近感じる。当たり前だが、若い頃は案外気づきにくいものである。


 残りの人生で何ができるだろう。気持ちばかりが焦り、もどかしい一年だった。


 同時に自分は恵まれているなあとも思う。少なくとも自分の人生を選ぶことはできる。


 YouTubeのおすすめ動画を視聴するがごとく選ばされている可能性はあるが、選択肢を絞るくらいは許されている環境にいる。


 この間、電車に乗っていたら流暢な英語を話す幼い女の子がいた。彼女は車窓を指して「マンションめっちゃでかいね」みたいなことを母親に言っていた。


 私が今から彼女のような英語力をつけるのは難しい。無理かもしれない。だが、行動することはできる。


 まだ選べることに感謝して来年を迎えたい。



評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ