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暇だから俯瞰してみた
夜眠れない時は、宇宙のことを考える。
何億光年先の惑星には、我々とは違う文明が興っていて、違う時間が流れている。
そこには、私に似た誰かがいるかもしれない。私に似て、怠けもので、飽きっぽい子だ。
でもそこにいる私も物語を書いていて、チキュウという惑星のことを考えていたら、どうだろう。
チキュウで私というキャラが、スマホをこちゃこちゃいじっているという文章をかいて、それを第三者が読んで頭に描いたのが、私かもしれない。
もしそうだとすると、私もまた物語を書いて輪の構造を作ることは可能か。死は訪れない。だが死が訪れないのは、怖い。
終わりは訪れるし、訪れなければいけないと考えている。
宇宙にも終わりはあるのだろうか。可能であれば、確認したいものだ。猫の爪とぎくらいにはなるだろう。