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ノクターンやってみた

 

 十八禁の小説書いたった。ムラムラしてやった。後悔はしていない。


 いけない芯の入った怒張が、政子の大事な障子紙を突き破るみたいな文章ばかり書いている。タイトル猫の手。


 普通の小説だと、エロを戦術に取り入れることはまずない。少し色気のある展開にしただけで警告をもらうので、やりたくても出来ない。


 実際やると自分を切り売りしている感覚があるので、長く続ける自信はない。今は賢者モードというか、棚卸しが済んで冷静に振り返る余裕ができた。


 悲しいことに私の場合、普通の小説よりpvが全然上(それでも微々たるもの)なので、長くやれるならあちらでも良いのではと思ったりもしたが、怒張、怒張、迫り来る怒張、睾丸を捧げよと、チン劇の巨人展開に倦んでいたりもする。


 男性優位の話が受けるようである。当たり前のようだが、調べるまでよくわかっていなかった。今でもよくわかっていない。


 欲望優位とも言い換えられる。女の子に恩着せがましくありがとうを言わせるのが大好きなライトノベル愛好家の諸兄にはよくお分かりだろう。物語中、こんな竿役に女性は興奮するのかと思うが、受け入れて貰える。こんな仏みたいな女いるわけねぇと思ってしまうので、私には受ける話は書けない。


 男と女で性の捉え方が違うという前提が私にはある。男は穴があったら入りたいというか、大体一皮剥けば紀州のドンファンと大差ない。女の場合、少し違っていて、現実ではそのギャップを埋めることにかなりの時間を割くことになるのではないか。


 全員に当てはまるわけでもないが、そのギャップを埋めるのが面倒だから、官能小説とかAVがあるのかと思う。ちな童貞。


 昔、本屋で働いていた時、毎回官能小説を買うお客さんがいた。普通のサラリーマン風のおじさんで、朗らかで印象は悪くなかった。


 後に、同僚の女の子は吐き捨てるようにこう言った。


「あれが自分の父親だったら耐えられない」


 お前だって両親の淫らな行いの結果生まれてるじゃねぇかよ。そう反論したかったが、言わなかった。すまん、おじさん。


 女の子は女の子で、良妻賢母で身持ちの固い女であれみたいな呪いがあるからな。家事できるのが当たり前みたいな社会の圧力があるから、夫がドヤ顔で家事するとムカつくらしい。


 今、アニメやってる髭を剃る。そして女子高生を拾うを観るとわかるが、男が求めるのは、物言う株主より大人しい家政婦なのだろう。女がそれを受け入れるかは知らん。


 夫婦別姓に反対の自○党議員のみんなは当然フォローしてるよね。与党公認のアニメになるなんてまっこと羨ましいぜよ。


 ジェンダーフリーの夜明けは遠い。




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