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#14_ロミーナの実習見学と儀式


「そ、それでは…だ、旦那様への夜のほ、奉仕を説明します…」

「は、い」


エミリアが恥ずかしそうに授業開始を告げる…現在、狭いシャワー室にて全員が裸になっていた。


ポーレスの町からフーリア亭へと戻り、遅い食事を摂って全員で話し合いをした。

とりあえずロミーナを治す事を最優先にしたいが、幾つか問題が判明する。


ロミーナは長い間商館にいたが、被虐用と云う事で性的な知識は乏しかったのだ。

儀式を行うには性的興奮状態にして自我を薄めなくてはならない…そこで、エミリアに白羽の矢を立てた。

浄化をして全員の汚れをシャワーで落とす…エミリアに拭ってもらい、ロミーナは二人で身体を拭った。

申し訳なさそうだが、仕方がないのだ…楽しかったので問題はない。


「…旦那様、失礼します。んんっ…んふぁ…」

「わ、ああ、あ…」


顔を真っ赤にしても、目を逸らす事を許していないロミーナが木椅子に座って行為を凝視している。

合格点を出した濃厚なキスから始まり、胸、お腹、下腹部へと舌で舐めていき…。


―― しばらくおまちください ――


「…こほん。こ、このように最初は旦那様へ奉仕します。続きは寝室で行いますので…あっ!?」


寝室に移動するために、ロミーナをお姫様抱っこしたところで、ショックを受けたような声が聞こえた。


「ん? どうした、エミリア………口を濯いで、ちょっと待っててくれ」

「…はい」


振り向いて見た表情には失言をしたとばかりに手で口を押さえている。

これは…あれか…ひょっとして、ひょっとしなくても嫉妬なのではないだろうか。

可愛い嫉妬だと思って、ロミーナを運んだら可愛がろう…そうしよう。


寝室へと戻って、近くにある椅子にロミーナを降ろす…防寒用に毛布でいいか。

降ろす時に股に流れる液体を見てしまった…よかった、興味や反応はあるようだ。


「ロミーナ、毛布を羽織ってみてどうだ? 寒くないか?」


ロミーナは首を動かす方が楽なのか、左右に振っていた…寒くは無いようだ。


「今度はロミーナが待っていてくれ、エミリアを連れてくるから」

「は、い」


シャワー室に戻ると、エミリアが恥ずかしそうに立っていた。

何も言わずにこちらに引き寄せキスをする…。


「…なにか気になったことがあるなら言って欲しい。…俺の状態は分かってるな?」

「はい、申し訳ありませんでした。失念して、一人で驚いてしまいました。

 旦那様、複数の奴隷を持つ場合、奴隷統括を決める事があります」


奴隷統括とは、主人から他の奴隷に対して命令を出す立場を与えられ、奴隷の中で一番寵愛を受けるらしい。

とにかく一番に主人から与えられるモノは奴隷統括が最初に受ける…か。


「なんとも面倒臭いな。…確かに常に主人が奴隷を管理できる訳ではないとはいえ。平等じゃ、いかんのか」

「そ、そうですよね。旦那様はお優しい方ですから…」

「そこまで強い権限はないが、エミリア…日常での奴隷統括は任せる」

「えっ!? よ、よろしいのですか?」


エミリアが驚いた顔をした…ロミーナはあの調子だし、エルシアは…性格が分からん。


「可能な限り、気を付けるが期待しないで欲しい。多分、考えなしで行動すると思うから」

「ありがとうございます、旦那様。私、頑張ります!」

「だから、期待しないよう…に!」


ロミーナと同じように、エミリアもお姫様抱っこして寝室へと向かう…尻尾がペシペシと下腹部に!

ベッドに押し倒すようにして、いざ実践と思ったら、エミリアが上になった。


「おや…?」

「駄目です。旦那様はこれからロミーナさんに儀式を施すのですから。今日は私にお任せください!」


すっかりヤル気満々になったエミリアが腰を降ろして…。


―― しばらくおまちください ――


「ハァハァ…あ、あの…旦那様…私はお任せくださいと…」

「いや、なんか可愛くて…つい、な」

「はわ、ああ、あ…」


胸板で荒い息をするエミリアの髪を手櫛しながら、息を整える。

エミリアの方は身体がピクピクと痙攣していて回復まで時間が掛かりそうだ。

ロミーナは既に首まで真っ赤にしている…効果は抜群だ。

ゆっくりとエミリアの身体を横に置いて、ロミーナをベッドに寝かせる。

中央に自分、左にエミリア、右にロミーナの並びだ。


「少し仮眠をとって、夜中に儀式を執り行なう。御誂え向きに今日は満月だしな。

 多くの種族の力が高まる時期だ。エミリアはここで待機。シルファンをこの部屋に移す」

「…わ、私もお供します!」


エミリアが、がばっと起きるが…連れて行くことは出来ない。


「駄目だ…何が起きるか分からないし、俺が集中できない。夜明けと共にシルファン達と大岩まで来ること」

「…か、畏まりました」


ロミーナは覚悟が出来ているようだ…緊張していても表に出さない。

両方の頭を撫でながら、明るい部屋の中、目を閉じる。


「きっと成功する…そう祈っていてくれ」

「はい…旦那様…」

「は、い」


自分で言っておいてなんだが、確率は低い…本当にうまくいくだろうか。

左右でゴソゴソと音が聞こえる…くんかくんかくくんかくんかくんかくくんか…え、なにこれ、怖い。

目を開けると左右から匂いを嗅いでいる少女が二名…。


「…何をしてるんだ、二人とも?」

「あ、の…」

「ロミーナさんも緊張しているようなので、旦那様から教えて頂いた事を実施してもらいました」


コクコクと頷くロミーナはともかく、エミリアの方は合格って言ってあったはずだが…。


「そ、そうか。しかし、エミリアは合格って言ったはずだが?」

「だ、駄目でしょうか…」


やる気に満ちた表情が一気に捨てられた子犬のような表情に変わったよ!?


「駄目じゃないが…ほどほどにな」

「はい、お許しを頂けて嬉しいです」


あの時の命令は早計だったろうか…けど、色々影響があって役に立っているし。

くすぐったい気分だが、諦めた方がいいな…寝よう。


「…んな様、…旦那様、魔導灯が弱まってきました。お時間です、起きてください」

「…んん…ああ…分かった。全員、ちょっと目を瞑っていろ…『ライト』」


ライト…コモン魔術の一つで、込めた魔力を照明弾のように使用する魔術。

魔術師の『魔術の知識』スキルから修得した、光の魔術だ。


宿屋の魔導具による照明は魔力の込め方で照明時間が変わる…六時間分の魔力を込めた。

現在の時間は0~1時くらいだろう。


エミリアは起きていたが、ロミーナは寝ていた。

別に寝坊助な訳じゃない…魔力と霊力の暴走が睡眠時に酷くなり、目を覚ます事が出来ないのだ。


こちらが顔を洗っている間にエミリアにロミーナの着替えを頼んだ。

商館にあった古着だが、デザインはエミリアと同じような村娘風服でサイズが少し大きい。

アベルが言ったとおり、ロミーナは着替えなど持っていなかった。


事前に打ち合わせていたので、シルファンは既に起きていた。

隣室から連れて戻ると、準備が整っている…鍵をエミリアに渡して、ロミーナを背負う。

心配そうに外套をかけているエミリアに声を掛けて出掛けるとしよう。


「それじゃ、行ってくる…。いないとは思うが不審者には気を付けろよ」

「はい、旦那様。私が御頼みしたことですが、どうか御無理はなさならいでください」

「大丈夫だ、任せておけ」


エミリアがドアを閉めて、鍵を掛けるのを確認してから女神の力を使用する。

町中では移動魔法が使えない上に、女性を背負っている姿は不審者としか思えない。

無駄な労力は抑えたいので、移動スキルを条件にスキル再設定を呼び出した。


「…見つけた、テレポート」


試しに全鑑定スキルを付けたまま、テレポートをセットしてみた…付けれた!

どうやら種族ジョブのレベルが上がってスキルを付けれる数が増したようだ。


テレポート…一度行った事のある場所に瞬間移動することが出来る。

スキル使用前に行きたい場所を思い浮かべると、脳内にその場所の現状が映し出させれる。

脳内で念じるだけで使用可能。


説明文でテレポートスキルの概要を確認してみると、かなり便利なスキルだと分かる。

ダグザの村、フーリアの門、そして温泉施設あった大岩…次々と脳内に行ける場所の光景が頭に浮かんだ。

大岩の施設内にテレポート…。


「うぉ!? ほ、本当にテレポートできた…一瞬で別の光景が見えるのは気持ち悪いな」


ここを選んだのは人里から離れているだけではなく、風呂によるのぼせ効果も期待している。

自我意識が強く残っているとうまく行かないのは、ゲームから得た知識と一緒だった。


「…とりあえず、服を脱がして…これは治療だ、治療なんだ」


シャツ、スカートと下着を脱がし終えて、浴槽に浸ける。

深呼吸を繰り返しても気持ちが落ち着かない…盗賊を殺した時の罪悪感と違うモノが沸いてきた。

まったく医者ってのは治療とはいえ、よく他人の命を預かれるのものだ。


「始めよう!」


眠っているロミーナの口内に舌を入れて、魔力や霊力の流れを感じ取る…今は魔力が増えているな。

無秩序に暴れるロミーナの魔力はアネットやエミリアとはまるで違う。


前者は泣き喚く子供で、後者は眠っている子供みたいだ…こちらの意思で宥めて、大人しくなれと命じる。

暴走していた魔力がゆっくりと収まっていくが、また暴れるのが先か、霊力が暴れるのが先かはたまた…。


「うぁぁ…あぅ…あ、あ、れ? …もう、朝ですか…?」

「おはよう、ロミーナ。まだ夜は明けてないよ」


表情筋や頭全体の魔力を落ち着かせる事で、ロミーナの意識を戻す事はできたか。

問題は何も解決していない、だが、ようやくスタートを切れそうだ。


「おはようございます、ごしゅじ…あ、あれ!?」

「ほう、本来の喋り方はこんな感じなのか。先に行っておくが、期待はまだするな。いいな?」


驚きのあまり、涙を流そうとしたロミーナを牽制する…こんなに簡単なら苦労はしない。

首を動かそうとして身体が動かない事に気付いたのか、落胆の表情を浮かべている。


「意識がない時には意味がないんだ。意識を保ちつつ、精神を虚ろな状態にした時、儀式は開始できる」

「はい。…エミリアさんも何時されたか分からないと」

「時間がないから手短に言うぞ。これからキミを抱く…覚悟が出来てなくてもだ」

「…誰かに触れられるなんて、ずっと昔に諦めてました。

 ご主人様に私の全てをお渡します、如何様にも使って、く、ださ、い」


戻りかけたロミーナにキスをして身体を引き寄せる…。


―― しばらくおまちください ――


これで何度目の失敗だろうか…魔力の暴走によってロミーナの腕が跳ね上がる。


「うぉぉ…危なっ!?…『ウォーターバインド』!」


水魔法によってコントールされたお湯が鎖となって、ロミーナの四肢を封じ込める。

暴れていたロミーナの身体がゼンマイが切れた人形のように動きを止める。


「難しい、本当に難しいな…。

 魔力を制御したら、霊力がいきなり暴走するし、逆に霊力をと思ったら、魔力で身体が暴れるし」


片方だけを制御しようとしたら駄目なのは分かっている…だが、魔力と霊力を同時に操るのは自殺行為。

かといって二人で挑めば出来るかと云われれば、出来ないと断言できる…魔力を使っている相手が死ぬ。

策がないわけじゃない…冒険者ギルドにいた時に机上の空論だが考えていた事がある。


「通用するかも分からないことに、命を掛けろって事だもんな…」


ロミーナは覚悟を決めていた…後は自分が一線を越える覚悟があるかだ。

チャクラ――気力を緩衝材として魔力、霊力を放出することは五%の出力で試している。

制御して使用することは出来た…試していないのは。


「この力が命を守る力になるかどうか」


深呼吸を繰り返し、繰り返し、意思を束ねていく…ヒントはロミーナ自身にあった。

霊力を高め、全身に装う、気力を高め、霊力を纏う、魔力を高め、気力に装う…彼女の瞳にあった紫色。

紫色の電光――紫電を放つ力を装う…魔力と霊力を同時に操れるのは神だけと云うし、神装と名付けるか。


「…ぐぎぃ。…ぐうぁ。…全く、こんな『力』…人間の精神で扱わせるな…よ」


悪態をつこうが、今の自分が頼れるのはこれしかない。

抱き寄せ、上から魔力を下から霊力を送って、双方の流れを安定させる。

そして彼女の魔力と霊力の発生源…小源オドに『力』を流し込む。


「うああああああああああああああああああああああああああ!?」

「くっ!? 大人しく…しろ!!」


服従させる、完全に服従させてみせる。

混じっていた小源を二つに分けて、経路で干渉し合わないように螺旋を描くように流れを変える。

分離させた途端、ロミーナの身体から急速に魔力と霊力が消失していく…十五年の間に弱っていたか。


「ぷはぁ! よし、次は魔力と霊力補給だ!!」


一旦離れて、息を整えて霊力と魔力を流し込む。

これで回復してくれと願いながら、必ず助けると意思を込めて。


「よ、ようやく、安定した…ふぅ」


幾度の失敗のせいで失った魔力と霊力があればここまで疲れなかっただろうが、成功した。

ふらつく身体でロミーナを湯船から出した後に安堵の溜息をしてしまった…疲れた、二重の意味で。


「儀式に集中すると全くイケないとは…まずいな、物凄くムラムラする」


気付けば、夜が明けようとしていた…もうエミリアはこちらに向かっているのだろうか。

意識を取り戻したのか、ロミーナがゆっくりと上半身を起こした。


「…んん。…あぅ。…あれ、私、一体どうなったんだろ?」

「今度は本当のおはようだな、ロミーナ。気分はどうだ?」

「………え、ええと………ほ、本当に?」


ロミーナは自身の両手を動かして確かめてみたり、頬を抓ってみたりと確認していた。

何度も、何度も同じように抓るから赤くなっているな。


「し、信じられません…混合ダブルは生涯、混合のままだと…」

「これで、自分の眼も確認してみろ」


コモン魔術の一つ、『ウォーターミラー』を使用して桶の水の反射を操作する。

恐る恐る自分の前髪を上げて、桶を覗く…一瞬見えた眼はグリーンの色をしていた。


「…ふぐぅ。…爺ちゃんと、お、同じ色だ……ふぇ、うぇぇぇ…」


一滴、桶の中に水滴が落ちたと思ったら、次々と涙が桶のに落ちていく。

体中の水分が無くなろうと構わないとばかりに、ロミーナは泣いていた…頑張った甲斐があったな。


「ふぇぇぇぇ…」

「………………」


これは、あれだろうか…本人は重病が治った喜びだが、治した医者は通常業務の一環みたいな。

心に満ちたものはあるが、付き合いが浅い分、相手ほど気持ちが高ぶらないみたいな…内緒だが。

しかし喜んでばかりではいられない…これから先、ロミーナがどうなるか分からないのだ。


「ロミーナ、大事な事を言っておく。そのままでいいから聞いてくれ」

「ふぁい、ぐすん」


ロミーナが必死に涙を拭うが、零れる涙は止まらない。

ああ、いやだなぁ、何で医者って余命宣告できるんだろ。


「魔力、霊力は…現状では安定しているが、これから先どうなるか分からない。

 最初に言ったな、俺は医者ではないと。混合の力に干渉したのも今回が初めてだ。

 十年先か、一年先か、明日には元に戻る可能性も否定できない」

「…はい。…ぐす。覚悟はしてます…今こうして喋れるのも奇跡だと思ってます」

「覚悟しているなら、それでいい…誕生日おめでとう、ロミーナ。

 十五歳であると同時に新しい人生の始まりだな」

「…ふぁい、ありがとうございます…ふぇぇぇ…」


また泣き出してしまった…しかし、これからロミーナをどう扱えばいいのだろう。

エミリアと同じように冒険者に…いや、身体が持つ持たないもあるが、本人の意思も確認がいる。


「それでこれから「旦那様、ロミーナさん!」…ん?」


声の方を見れば、エミリアが息を切らして驚いていた…というか、私服じゃないか。


「武具はどうした、武具は」

「旦那様のアイテムボックスの中です。

 クエスト中のみ奴隷に渡して下さいとお願いしましたので」


すっかり忘れていた…そういえば主人と奴隷のあり方とか云われて無理に採用させられたんだ。


「…そうだったな。どうやって来たんだ? 『ゲート』は使えたか?」

「『ゲート』で来ました…私ではなくエイミーさん達がですが。エイミーさん達は外で待ってます」

「…えいみーさん、とは何方でしょう、ご主人様、エミリアさん」


そういえば、ロミーナには一切説明してなかったな…おっと、エミリアが驚いている。

ロミーナの方はエミリアの表情に照れたような顔をしていた。


「…えへへ。ご主人様のおかげでちゃんと喋れるようになったよ」

「よ、よかった…。ありがとうございます! さすがは旦那様です!!」


感極まったエミリアが抱きついてきた…いかん、いけませんよ、この世界にブラはないのですから。

儀式で溜まりに溜まった性欲で理性が切れそうだ…愚息が目を覚ましちゃったよ。

エミリアを抱きしめてしまい、勘付かれてしまった。


「…その…ロミーナさんとされていたのでは?」

「うむ…大変なことが発覚した。あの儀式に集中していると性欲が解消されん。

 エミリア、今のうちに準備をしてくれ…ロミーナ、キミも準備はしておいてくれ」

「はい…今度こそ私にお任せくださいね」

「最初以外、全く記憶にありませんが、頑張ります!」


―― しばらくおまちください ――


「も、もう…だからお任せくださいと、言ったのに」

「…ふぐぅ。も、もう無理…立つことも出来ない」

「今回は精神的にキツイ儀式だったがやっとスッキリした。

 あっ、エルシアを迎えに行かないと。二人とも動けるか?」


完全に日の出の時間は過ぎており、体感的には九時位だろうか。

そろそろ準備して行かないと待たせることになってしまう。


「…申し訳ありません、しばらくは動けないようです」

「ごめんなさい、ご主人様…無理みたい」


しょうがない、この二人は浴槽で休憩してもらうか。

浄化してから、全員の身体を流し、二人を浴槽に入れる。


「わかった。ここは結界があるから安全だし…シルファン達も中にいてもらう。

 集合場所はフーリア亭の部屋だ…エミリア、ロミーナに説明を頼む。

 あと…これからどうしたいか聞いておいてくれ」


着替えを終えてからエミリアに指示を出しておく…奴隷統括最初のお仕事だ。

大岩の外に出るとシルファン達が待っていてくれたので二人の護衛を任せて、テレポートする。

しかし、やる事が多い…今日はまだまだ休めそうもないな。


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