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魔力なしで家を追放された長男ですが、最後までついてきたメイドと外れ領地を最強にします  作者: Mu no Shosha


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18/24

第18話 西を開いた夜、今度は顧問ヴァーンが紙で来た

その夜、フェルスガルドは新しい音を覚えた。


北の火見台の火ではない。

あれはもう、いつからそこにあったのか分からなくなるくらい、この家の景色に馴染み始めている。


マルタの厨房が、誰より遅くまで動いている音でもない。

屋根付きの渡り廊下を、まともな薪が引きずられていく音でもない。

鍛冶場の脇で、新しく手に入れた道具が試される乾いた打撃音でもない。

ましてや、大きい方の牛が首を振るたびに、オーゼンの鍵が鼻持ちならない音を立てるあれでもない。


違う。


もっと別の音だ。


屋敷が、もう“待つこと”をやめ始めた音だった。


そのことに気づいたのは、温かい汁物とまともな食事、それからギャランの乾いた報告と、エレナによる短く不愉快なほど正確な傷の点検を終えて、俺が執務室へ上がった時だった。


彼女の診断は簡単だった。


「今日は死にませんでした。ですから、それを寝る前に無駄にしないでください」


……実に優雅さのない気遣いだ。


南棟の廊下は、相変わらず寒い。

窓もまだ多すぎるくらい隙間風を通す。

階段の石も、冬の間に覚えた冷たさを簡単には忘れない。


それでも、もう前とは違っていた。


人が行き交う。

しかも、嘆きながらではなく、目的を持って。


西の記録を抱えた若い使用人が、 inventário 用の部屋へ向かう。

イルマが厚い針と乾いた布を持って、南の段々畑の覆いを補強しに走る。

トビンが厩舎で別の男と、嘆きではなく仕事の声で話している。

よく塞ぎきれていない窓のどこかから、湿った土の匂いが上がってきて、薪の煙と混ざる。


家が生きているように見える理由は、必ずしも熱じゃない。


方向だ。


執務室の暖炉はすでに入っていた。

机の上も、もう俺を待ち構えている。


西の貧しい道についての新しい線。

エレナの整った筆跡と、ギャランの容赦ない補足。

乾燥室の棚ごとの配置。

種の優先順位。

危険度。

在庫。

流通。


その隅に、妙に太い炭の字で、マルタからの警告が残されていた。


また空腹のまま政治をやるなら、エレナと組んで厨房に監禁する。


思わず口元が緩んだ。


良くない傾向だ。


腰を下ろす。

脇腹の傷が即座に文句を言ってくる。

当然、無視した。


外では夜がフェルスガルドを包み始めていた。

だが、もう最初の頃みたいに簡単には沈めない。


北の火見台は、相変わらず細い煙を吐いている。

南の段々畑は、布と縄と不格好な希望の下で眠っている。

西はもう名前になった。

南はついに、こちらを“商売の顔をした圧力”だけで殺せる段階が終わったと理解し始めている。


そんなことを考えていた時、扉が軽く叩かれた。


「入れ」


エレナが入ってくる。


片手に盆。

もう片方に書類の束。

そして、疲労を気取られないよう整えきった顔。


盆には、茶と、やや濃い目の汁が入った小さな椀。

書類は、新しい仕分け。


「マルタに、餓死する前にこれを持っていけと脅されました」


「この家の愛情表現は本当に質が悪いな」


「いえ。かなり効率的です」


彼女が盆を置き、書類を開く。

俺は向かいの椅子を軽く引いた。


「座れ」


「まだ仕事があります」


「俺もある。

それでも座ってる」


エレナは一瞬だけ俺を見る。

いつもの、あの短い計算だ。

従うか、反論するか、今この場でどちらがましか。


結局、座った。


……良くない。

実に良くないが、同時に非常に都合がいい。


西の初動は、予想よりまともだった。


アーヴェンは強い革と短い仕事を供給できる。

サヴェルは、南が露骨に張っている今はフェルスガルドへ直接来ないが、動物を回す形なら使える。

レトは、量ではなく流れとしてはかなり価値が高い。


見栄えはしない。

だが、今欲しいのはそこじゃない。


「これで、“完全に締められた”空気はだいぶ減ります」


エレナが言う。


「家そのものを支えるにはまだ足りません。

でも、“息の根を押さえられた”という感覚は消せる」


「そうだな」


茶を一口飲む。

相変わらずひどく苦い。

なぜここの女たちは、人を生かす時だけ味覚に容赦がないのか。


「段々畑は?」


と聞くと、エレナは別の紙を出した。


「第一の覆いは持ちました。

湿りも悪くありません。

マルタは明朝さらに灰を足したいようです。

テッサは西側の土の反応がまだ鈍いと言っていますが、トビンは、牛と良いスコップがあればもう二か所はいけると」


「種は」


「短いものから明日。

残りは、温度と土の応答を見てからです」


頷く。


悪くない。

まったく悪くない。


俺がそのまま紙へ目を落としていた時、エレナが言った。


「その顔、もう少し先を見ていますね」


顔を上げる。


「褒めてるのか」


「警戒しています」


「両方だな」


「ええ」


火が小さく鳴る。


「南と西と春、それからヴァーンだ」


俺は言った。


「オーゼンはもう足りない。

次は、もっと綺麗な顔で来る」


エレナは小さく息を吐いた。


「ヴァーンは来ます」


「俺もそう思う」


「最初から本人ではありません」


「たぶんな」


「書面か、使いの者か、あるいはその両方」


「そうだ」


彼女は少しだけ体を前へ寄せた。


「なら、来た時にはもう“追い出された長男が必死に起き上がっている家”の顔では駄目です。

動いている家でないと」


そこで俺は、少しだけ本気で彼女を見た。


そういうところだ。

エレナが本当に怖いのは。


言葉が鋭いからじゃない。

正確だからだ。


複数に見える問題の中心を、一番短い言葉で机へ置く。


「つまり俺に、まだ“目覚めたばかりの顔”があると?」


「少し」


「きついな」


「必要ですので」


沈黙。


それから、俺は別のことを口にした。


「お前もまだ速すぎる」


エレナが、わずかに眉を寄せる。


「何の話ですか」


「乾燥室。段々畑。厨房。ルート管理。

全部に手を入れて、その上でここへ来て俺の食事まで運ぶ。

無理の配分がひどい」


彼女はすぐには返さなかった。

カップを持ち上げ、一口だけ飲んで、それから言う。


「必要なことをしているだけです」


「俺もそう言える」


「それはもう聞き飽きました」


「俺もだ」


少しだけ、互いに黙る。


これは良くない。

分かっている。

この家はまだ戦っている最中で、俺たちがこういう話を自然に続けられるほど穏やかではない。


それでも、続いてしまう。


「気づくのが遅いんですよ、旦那様は」


エレナが静かに言った。


「何に」


「私が限界をずらしていることに」


……困る。


「今、それを言うのか」


「今だからです」


「お前、本当に時々だけ残酷だな」


「時々じゃ足りませんので」


そこへ、もう一度扉が叩かれた。


今度は違う音だった。


軽いノックじゃない。

三つ。

間隔の揃った、妙に整った打ち方。


俺とエレナは同時にそちらを見た。


いい。

それだけで十分に分かる。

同じことを考えた。


「入れ」


入ってきたのは、主廊下付きの衛兵だった。

その後ろに、もう一人。


初めて見る男だ。


背が高い。

細いが弱く見えない。

灰色の上質な羊毛。

長い外套。

汚れのない手袋。

靴もいい。

胸に大きな紋章はない。ただ、腰のあたりに留められた小さな金属片が、ほとんど目立たないくせに質だけで存在を主張していた。


嫌な手合いだ。


部屋へ入る前から、“自分は整理された側の人間だ”という空気を持っている。


衛兵が言った。


「閣下。南から参りました。顧問ヴァーンの名において、正式な面会を求めています」


それだけで、室内の空気が少し締まる。


恐れではない。

精度だ。


男は必要最低限だけ頭を下げた。


「フェルスガルド卿。

ロリアン・ヴェスと申します。

顧問ヴァーンの書面をお持ちしました」


黒い細い木筒を差し出す。

オーゼンのものよりずっと目立たない。

だが、質そのものが“これは別格だ”と告げている。


なるほど。


南は、今度は紙で来たか。


「入れ。

扉を閉めろ」


そう言うと、ロリアンは一歩も余計に使わず中へ入り、音を立てずに腰掛けた。


嫌いだ。

そして助かる。

こういう男は、こちらの重さもちゃんと測るからだ。


木筒を受け取る。


「顧問は、先に全文を読むことを望んでいます」


「順番まで選ぶのか」


「無駄な騒音を嫌う方ですので」


「最近、そういう男ばかり周りに増えて困る」


封を切る。


青に近い暗い蝋。

小さく、品が良く、だからこそ腹が立つ。


文面は、予想通りだった。

いや、予想より綺麗に毒を包んでいた。


フェルスガルドの状況は、もはや隣接地の単純な混乱ではなく、流通、補給、安定に触れている。

よって顧問ヴァーンは近日中にこの地域へ入り、次の三点を正式に確認する。


アルト・サルゲイロの押収の正当性。

フェルスガルドの次季運営能力。

外部調停の必要性。


記録、在庫、説明を整えておくように。

さもないと、不利な解釈が下されうる。

さらに、他家に属する人員を拘束している件については、“証人”と“人質”の違いは戦場より先に紙の上で決まることを忘れるな。


読んで、畳む。

一度だけ。


いい文だった。

きれいで、冷たく、いやらしい。


ヴァーン本人はまだ来ない。

“近日中”という伸びる言葉だけを置く。

それで家に先回りの準備を強いる。

しかも、こちらが整理して当然のものを、あたかも向こうの監督で初めて秩序になるかのように書く。


上手い。


だから腹が立つ。


「ついに、綺麗な入口を選んだか」


俺が低く言うと、ロリアンは表情も変えずに答えた。


「顧問は、いつも状況にもっとも適した扉から入ります」


「その前に、他人に泥を踏ませるのが上手いとも言えるな」


反論はない。


いい。

こいつは無駄に正義面をしない。


俺は机の上から、アルト・サルゲイロで押さえた契約の束を引き寄せ、そのままロリアンの前へ開いて置いた。


播種支援。

牽引貸与。

流通保護。

収穫優先権。

介入の雛形。


「ちょうどよかった」


俺は言う。


「なら、お前はこれも見て帰れる」


ロリアンの目が、初めてほんの少しだけ変わる。

驚きではない。

重みの修正だ。


エレナも無言で別の紙を開く。

ヘルマーの名。

供給印。

春の重み。

全部が繋がる。


「では、三つ伝えろ」


俺はロリアンを見る。


「一つ。

フェルスガルドは記録も在庫も整理している。

南の“好意”に怯えたからじゃない。

ここ数週間、腐った紙をようやく紙として読める状態まで戻してきただけだ」


ロリアンは黙って聞く。


「二つ。

アルト・サルゲイロの物資は返さない。

あれは春を支配に変えるための首輪だ。

それを“正当な保管物への不法な押収”と呼びたいなら、かなり趣味の悪い想像力が要る」


エレナの指が、紙の端でほんの少しだけ止まる。

笑いを殺したな。

分かる。


「三つ」


俺は続ける。


「ヘルマー以下、生きている連中は人質ではない。

フェルスガルドに対する敵対的流通網の証人として分離している。

顧問がその言葉の違いをまだ覚えているなら、むしろ安心した」


ロリアンは少しだけ俺を見る目を変えた。

いい。

その程度で十分だ。


「そのまま伝えます」と彼は言う。


「いいな。

ついでに一言、俺から付け足せ」


「何でしょう」


「顧問がここへ来る時、待っている家を見に来るつもりなら無駄だ。

フェルスガルドはもう、待つ顔をしていない」


今度こそ、ロリアンの無表情に、ごくわずかなひびが入った。

一瞬だ。

だが見えた。


よし。


「一つ、こちらからも質問してよろしいですか」


彼が言う。


「聞け」


「次の季節を、あなたは農の問題として扱うつもりですか。

政治ですか。

それとも軍事ですか」


なるほど。

いい問いだ。


俺は一秒だけ考え、それから答えた。


「俺のものとして扱う」


それで十分だった。


ロリアンの目が、ごく短く硬くなる。

向こうへ届く。

ちゃんと刺さる。


椅子が引かれる。

立つ。

ロリアンも立つ。


去る前、あの男の視線は一度だけエレナへ流れた。

長くはない。

だが、完全に“ただのメイド”として見てはいない目だった。


それが腹立たしかった。

非常に。


理由を考えたくない種類の腹立たしさだったので、考えない。


扉が閉じる。


執務室に残ったのは、火の音と紙の気配だけ。


俺は窓際へ行き、手を枠へ置いた。


外では、中庭がまだ動いている。

ニルスが小走りで何かを運ぶ。

マルタがまた誰かを怒鳴っている。

トビンが新しい革具を見ている。

牛の首で、オーゼンの鍵が揺れる。

南の段々畑は、暗い中で布の形だけを見せている。


フェルスガルドは、もう十分に生きていた。


「言葉を選びましたね」


後ろでエレナが言う。


振り向く。


「何のだ」


「ヴァーンへの返しです。

怒りではなく、立場で切った」


「そうしないと、ああいう手合いは喜ぶ」


「ええ」


彼女はゆっくり机のそばから離れた。


「でも、脅威として見るだけでは足りません」


「分かってる」


「違います。

足りない、ではなく、使うべきです」


そこで、俺は少しだけ本気で彼女を見る。


「説明しろ」


「ヴァーンは、“不安定な辺境”へ監督の言葉で入ってくるつもりでした。

でも、家が動いていて、記録が整っていて、春が戻っていて、南の圧に対して西まで伸ばし始めているなら話は違う。

その状態で彼が来れば、“中立な整理役”という顔の方が崩れます」


「つまり」


「私たちは拒絶するだけでは足りません」


エレナは言う。


「彼が持ってきた言葉そのものを、ここで浮かせる必要がある」


……そうだな。


それはその通りだ。


そして、そういうことを平然と言い切るエレナが、また少しだけ怖かった。


「お前」


「はい」


「最近、本当に政治の刃みたいなことを言うな」


「旦那様がようやく聞く場所へ来たからです」


それは、妙に胸へ入る言い方だった。


一歩だけ、彼女へ近づく。


「それを、今言うのか」


「今だからです」


「ずるいな」


「お互い様では?」


沈黙。


火が鳴る。


外では、まだ家が動いている。


「明日の朝、段々畑を見ます」


エレナが言う。


「マルタが、保温の持ち方を見せたいそうです。

それから西の流れも、明日中に次を返さないと遅れます」


「分かってる」


「なら、寝てください」


「命令か」


「ええ」


「ずいぶん慣れたな」


「旦那様が従うので」


……腹立たしい。

だが否定できない。


彼女が書類をまとめ始める。

動きは相変わらず綺麗だ。

ただ、さっきまでより少しだけ遅い。


「疲れてるな」


俺が言うと、彼女は止まらないまま答えた。


「かなり」


「珍しく素直だ」


「隠しきれないところまで来ているので」


また一歩、近づく。


机の間。

書類の束。

暖炉の熱。

夜。


「じゃあお前も寝ろ」


「その返し、便利ですね」


「本気だ」


そこでようやく、彼女は手を止めて俺を見た。


「……知っています」


短い沈黙。


「でも、あなたの“無事”の扱い方の方がもっと悪い」


そこを来るか。


「まだ引っ張るのか」


「引っ張られていますので」


「エレナ」


「はい」


「俺はそう簡単に消えない」


言った瞬間、間違えたと分かった。


エレナの目がほんの一瞬だけ閉じる。

短い。

だが、十分だ。


再び開いた時、その中には静かな苛立ちがあった。


「それを慰めの形で使わないでください」


低い声だった。

怒鳴らないからこそ、深く入る。


「刃や火に自分から寄っていく人は、よくそう言います。

でも、それは残る側のための優しさではありません」


返す言葉がなかった。


そうだ。

その通りだ。


だから、黙った。


エレナも、言いすぎたかどうかを測るように小さく息を吐く。


「私は、あなたを安全な場所へ押し込めたいわけではありません」


彼女は言った。


「フェルスガルドが、そういう領主で立ち直る家じゃないことも分かっています。

でもあなたは時々、必要な危険と、自分を削るのが早すぎる危険を同じ箱に入れる」


……痛いな。


「覚えておく」


俺がそう言うと、彼女は少しだけ顔を和らげた。


「約束ですか」


「今の俺から引き出せる中では、一番近いものだ」


「それ、たぶん一番ずるい言い方です」


「そうかもな」


彼女の手が、書類束の上で止まっていた。

俺はそこへ目を落とす。


そして考えるより先に、指先でその手の甲に軽く触れた。


握らない。

引き寄せない。

ただ、“そこにある”と伝わる程度に。


エレナは引かなかった。


……まずい。


かなり、まずい。


「こういうのが一番困るんです」


彼女が、ごく低く言った。


「分かってる」


「分かっていません」


「じゃあ、足りるまで考える」


今度は、本当に小さく彼女が息を漏らした。

笑いに近い。

だが、笑い切らない。


それが余計に危険だった。


やがて、彼女は先に手を引いて書類を抱える。


「寝てください、旦那様」


「命令が多いな」


「効くからです」


そう言って、扉へ向かう。


出る前に、一度だけ止まる。


振り返りはしない。

だが、声だけが戻る。


「明日の朝、遅れないでください。

段々畑も、西も、ヴァーンも、全部もう“待つ方”ではなくなっているので」


扉が閉まる。


一人になる。


暖炉。

紙。

地図。

窓の外の家。

オーゼンの鍵の音。


フェルスガルドは、もう許可を待っていなかった。


冬が終わるのを。

南が引くのを。

誰かが認めるのを。

そういうもの全部を。


いい。


本当に、いい。


初めてはっきり思った。


俺はもう、ただこの家を守っているだけじゃない。

ただ春を奪い返しているだけでもない。

ただ男爵へ噛み返しているだけでもない。


今の俺は、言葉そのものを争い始めている。


南の言葉。

俺の言葉。

家の言葉。

次の季節の意味。


それは、思っていた以上に気分が良かった。


火がまた鳴る。


厩舎の方から、鍵の乾いた音がもう一度聞こえた。


そこで、俺はようやくちゃんと笑った。


たぶん、シンプルに言えばそれだけのことだった。


フェルスガルドは、もう許可を待つ家じゃない。

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