第0話過去の話
とりあえず3話ほど書くよ。もし良かったら3話まで見てね
と言うかタイトル通りなのです。別にひねりも何もございません
時止めれるならその間に仕事を終わらせれば最強じゃね?と思い描きました
────時は20XX年のある日
世界に異能力者が生まれた。……それは超人と後に呼ばれるもの達の産声だった。
超人は文字通り人間を超えた力を有しており
例をあげるのならば……『炎を操る』『鉄を生み出す』『空間を破壊する』etc……
それらの力はごく一部の人たちにのみ発現した。その時からそれまでの人類は旧人類となり、それ以降の超人が新人類になってしまった。
それでも世界にはヒーロー物の作品が乱雑に存在し、そう言った超人的なものたちを崇める人がかなり存在していた。
……そしてその超人達は……世界の支配者側に変化した。
当たり前なのだが、旧人類の力では全く歯が立たなかったのだ。戦車も、銃火器も飛行機も。それらは所詮道具でありそんなものが通じるわけがなかった
……そして旧人類は急速にこの世から消えていった。それが最後の引き金だったのだろう
旧人類達が滅亡したあと、新人類達は誰がより優れた支配者なのかで争うようになって行った……かつての旧人類が行ってきた過ちをまたしても繰り返したのだ。
──────「まぁ後のことはだいたい君達の想像の通りさ」
旧人類達の屍の上で行われた数多の戦火
そうして世界が着実に滅びへのカウントダウンを始めた頃
一人の男の話が彼等の間に広まっていた
その男は刀を片手に街をウロウロしている奴でそいつに話しかけた超人が皆殺された……と
「そんな奴俺の力で叩き潰してやる!」
そう言って朝出ていった男はその日の夜に肉塊となって帰ってきた
超人殺しの噂は瞬く間に広まって言った。人々は力に溺れていたが故に次々とそいつに挑み帰ってこなかった
やがてそもそもの数がそこまで多く無かった超人は次々と消え、やがて残りあと2人のところまで消えてしまった。
最後の2人、逆アダムとイブは必死に逃げた。しかし逃げた先、町外れの路地裏で
──────「さて、これにて鬼ごっこはもうおしまい……かな?」
……死神からは逃げれなかった。
男と女は声をあげる暇もなく、力を使う暇すら与えられず斬り殺された
そうして全ての人類が消えたあと、男はゆっくりとコーヒーを飲み始めた。
男の名は九条 影一。
彼はただ……最後の旧人類の雇い主からの頼みである「頼む……超人……奴らを皆殺しにして……くれ……」
と言う使命を果たしたに過ぎない。
深い霧が立ち込めるかつては名の知れた場所だった大通りをゆっくりと歩きながら
「……全く、俺ひとりぼっちで何をやればいいって言うんだ?ラジオでもするか?……」
誰も反応がない。当たり前であるが
「……はぁ……聴き手の居ないラジオなんてただの独り言と何ら変わりないな。……こう言って駄弁るのだって誰か居ないと始まらないしな……」
そんな彼に対して
『──────ならば是非!私に力をお貸しください!』
そんな声が聞こえた事が……運命の始まりだった。
読んでくれてありがとうございます。