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自殺しようとしたら、異世界救世主に!?  作者: Kouya
第1章 自殺と異世界と出会い
19/23

第18話 変わった日常からの変わらい想い

今回かなり短いです

 あれから3ヶ月、俺達の日常は少し変わった。

 アイラさんの免許皆伝を聞きつけ、ミア個人に毎日のようにハンターや商人から注文を受けるようになった。品質もアイラさんに負けてないことから、『鍛冶屋 フローガ』は、注文の受付や完成品を直接届けに行くなど、朝から晩まで大忙しである。

おかげで俺は、余裕で150㎏の荷物を運べるようになった。

 アイラさんで思い出したが、実は彼女は、ドワーフ族らしいのだ。ドワーフはもっと小さいイメージがあるが、女性のドワーフは子供を産むためにヒューマン(人間)と同じくらいの身長があるそうで、アイラさんは余計に身長が伸びたらしい。

 

 俺はいつも通りマリア姉さんとアメリアさんに修行をつけて貰っていた。最近では、ミアも修行に参加するようになった。ハンターになるにあたり、少しでも強くなりたいと仕事の合間を縫って俺と一緒に2人の修行を受けている。

 俺の修行について変わったことがあるとすれば、7割くらいの力のマリア姉さんと【強化魔法】無しで互角に戦えるようになった。7割とはいえ、そこは元第2級ライセンス、5割くらいでも空手とかなら黒帯くらいの強さはある。ちなみに、初めて俺と戦った時は1割も出してなかったそうだ。

 

 アメリアさんに至ってはもう学ぶことがない。アメリアさんの家に伝わる秘伝の魔法以外は全て習得できたからだ。

さすがに、2ヶ月もかからず全て習得できるとは自分でも思ってもみなかった。

今は、一緒に新しい魔法を開発している。

きっかけは、忙しくなった皆のために水魔法で洗濯機、風魔法で乾燥機のようにしていたら、アメリアさんが「画期的なアイデアだわ!」と驚き、これを【生活魔法】と名付けたことなら始まった。

そもそも、魔法は聖属性の魔法を除き、戦闘以外で使うことはまず無いらしい。

この世界の洗濯は、まだ洗濯板が主流で冬は特に大変らしい。そこで俺が使った魔法を使えば時間短縮と冬に冷たい水に手を入れなくて済むということで、本を出して広めることとなった。

しかし、この2つだけでは本が薄すぎるので、その他にも生活に使える魔法は無いかと毎日試行錯誤されられているのである。

例えば、水魔法【アクアストレート】の応用で威力を少し抑えた食洗機や、火・水・風魔法を合わせて熱い蒸気を発生させる蒸篭(せいろう)、生活とは離れるが火魔法【スパーク】の応用の線香花火などを作った。

しかし、蒸篭は魔力制御が難しいことから一般向きではないと言われた。


 たった3ヶ月で目まぐるしく変わった日常。しかし、変わらい物もある。それは・・・。


「レン!ここにいたの?」

「うん、ここの夕日が忘れなれなくてね。」

それはミアのことが好きだと言うこと。

彼女に出会ったことで俺の異世界での生活は始まった。

助けて、冒険をして、一緒に暮らしている。彼女はもう俺の一部になっていた。


「そっか。でも、そろそろ帰らないと、この前みたいにアイラさんに怒られるよ?」

「それはヤバい!帰ろう!」

彼女の笑顔を守るためなら俺は何でもする、そう夕日に誓ってミアの手を繋ぎ、帰路についた。

次回、2話連続で番外編

「キャラクターまとめ」と、「表世界の話」をやります!

表世界の話はもしかすると投稿するの遅れるかも?


お楽しみに!

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