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お別れ
落ちたシャンデリアに朽ちたテーブル。
外から差し込む光。
いつのまにか雨は止んだみたいだった。
真っ暗で見えなかった部屋は外からの光で輝いて見えた。
暗闇のなかでは見えなかった肖像画もカーペットもキラキラと輝いて見えた。
不意にツンツンと足下に感触。
ふわふわがなにかを片手に持ち、私をさそう。
うにゅうにゅうにゅっ
何かをねだるふわふわ
言葉はわからないけど目がキラキラ。
片手にもった何かを進めてくる。
これはカメラなのかな。
渡してきたのはちょっと年代物のカメラ。
さび付いてるけどまだ使えそう。
写真撮る?
うんうんうん
めちゃめちゃうなづいてくるふわふわ。
そしてあたりのガラクタを魔法で巻き上げる。
きれいになった広間で私たちは写真を撮った。
「はい☆チーズ!」




