出会い・脱出編
ゴトッ。
不意に響く音。
懐中電灯で照らすとそこにあったのは年代物の壺。
骨董品か何かだろうか。
気のせいかと思い、前を向くとぴゅーと動く壺。
そしてパカパカと動く蓋。
私の方へ動くと甲冑の横にそこにあったかのように居座る。
そしてそっーと蓋をもちあげて私の方を見つめてくる。
試しに懐中電灯を当てると慌てて顔を覆う。
壺をツンツンして飛び出してきたソレは白いまん丸。
目と口が可愛い。
懐中電灯眩しいのかな。
私は懐中電灯をポケットにしまうと代わりにあるものを取り出した。
「アメちゃんたべる?」
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はむむっ
アメをムシャムシャ食べる
白いふわふわ。
「ね、ここの出口どこにあるか知らない?迷っちゃって」
そう声をかけてみるとふわふわはムシャムシャをやめる。
壺から首を伸ばしたかと思うと右に傾くふわふわ。
これはうーんのポーズなのかな?
と思いやはっとしたように首を戻し、お釜の蓋をつかみ、首を縦に振るふわふわ。壺の底から足を出すと私の手をつかみ。
首を小刻みに振った。




