船長室☆
●船長室☆
ガコン
大きな音。
ひときわ大きな音をたてひらいたとびら。
その先にあったのはうずたかく積まれた宝の山。
そして大あくびをする女の子。
「あっ。」
目が合った。
▽▲▽▲
「ふう。」
息を吸い込む女の子。
「ようこそ、海賊船へ。」
●船長室☆☆
もぐもぐ。
かき氷をペットのサメちゃんと頬張る女の子。
ペットのサメちゃんと同じものがほしかったみたいでねだられた。
容器の中の最後のひとかけらをスプーンでひとすくいすると。
ほっぺたをだらだらさせ、容器を不思議そうに見つめる。
「ただの氷なのにうまい」
「それはね。かき氷っていうの。氷にかけたシロップが絶品なの。」
こうやって作るんだよ。
氷魔法で雪を降らし、かき氷を作るアルちゃん。
つくった氷にシロップかけてとせがむ。
よだれをたらしそうになる女の子。
ぷるぷると首を振り、雑念を吹き飛ばす。
そしてふと、思い出したかのようにたずねた。
「それで、どうしてこの船に?」
▽▲▽
いきさつを話す私たち。
うむうむとうなずく女の子。
「あたしマリン、この船の船長だ。で、この子がペットのレイ。」
「それで、それ私じゃないぞ、それは多分‥」




