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幽霊鮫
幽霊鮫
ガタガタっ
突然揺れる額縁。
噴き出す水。
そして飛び出してくるサメ。
鋭い牙で木箱をたたき割るとこちらをチラ見。
すぐそばにあったながーい棒きれでツンツンしようとするとバくっと大きな口。
バキッ
次の瞬間には先端がなくなっていた。
「夢‥、じゃなさそう‥だね。」
こっそり背後の扉を開ける私。
そしてポッケの中を確認。
指先に当たる冷たい何か。
私はソレをサメに向かって思いっきり投げた。
唖然とするアルちゃん。
残念そうだけど気にしない。
サメが首をフリフリして氷を落とそうとしている隙に、アルちゃんの手を引っ張り、上へと続く甲板を駆け上った。




