異世界トラック無双!!!
文が稚拙ですね。
俺の名前は田中 権蔵。34歳童貞元ニート精神疾患持
ちのトラック運転手だ。
ニートだった俺は親に縁を切ると脅され、運送業に携わることになった。
「..........はっ!やべぇ、また意識飛んでた....。」
一日の平均睡眠時間は1週間連続で3時間を切り、気
付いたら走ってる間に数秒気絶することもしばしば。
そんな状態では事故が起きない方がおかしいのかもし
れない。案の定、俺は高速道路からおりて市街地に差
し掛かった時に人を轢くことになった。
「....はっ!やべぇ、また意識が飛んで....ってやばっ!人がっ!!!」
ブレーキを急いで踏むが、気絶中にアクセルを踏ん
でいたせいで80km/h以上は出ているため、あえなく
横断歩道を渡っていた女子学生に衝突してしまった。
学生は衝突の瞬間こちらをギョッとしたように凝視し
ていた。
「あっ。」
その刹那、目の前が閃光弾が炸裂したかのような眩
い光に包まれた。
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私の名前は中村 棗、花の女子高生である。信じられ
ない事に私はトラックに轢かれたにも関わらず、意識
が消失していない。轢かれる瞬間は死を覚悟したし、
妙に時間がゆっくり流れていてこれが走馬灯か、と感
動を覚えたものだ。トラック運転手の間抜け面から、
トラックのナンバープレートに書かれていた「東京
580 ぬ 18-63」というのまで良く見えた。でも、私は
まだ生きている。これはどういうことなのだろうか。
状況を把握しきれていない私に突然声が掛かる。
「esto de fonzys!!!」
何語か全くわからない。とはいえ私は日本語と英語
しか聞き取れないのだが。その声につられて周りを見
ると、騎士風のコスプレイヤーが30人程度私を囲んで
いる。顔は兜で見えないが体付きから男だろう。
.....いや、これはコスプレなのだろうか。傷の付
き方や、着古されたことを示唆するような薄黒い汚れ
が 、妙にリアルだし....何より、平和な日本では感じ
たことの無い剣呑さが男の口調に含まれている。
良く見るとここは先程いた市街地ですらなく周りは一
面の草原だ。東京在住の私の家から20〜30km以上は
少なくともここまで建造物が何も無い所はない筈だ。
「du utiforyegh noldewors!!!」
1人の騎士(?)が何かを叫びながらこちらへ近づいてく
る。手には手錠らしきものが握られている。
「ひっ....。」
こんな訳のわからない連中に拘束されたら何をされ
るか分かったものではない。
ここは死後の世界で地獄なのかもしれない。じゃな
きゃこんな怖い目に会うはずない!
男が5mほど近くまで寄ってきたその瞬間.......男は突
然現れたトラックに右横から轢かれて吹き飛ばされた。
私も、周りの男達も突然現れたトラックに呆然とし
ている。するとトラックのドアが開いて日本語で話か
けられた。
「早く!助手席へ!」
さっき私を轢き殺した男だった。
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「良かった、何とか逃げられた。」
僕は助手席に座っている彼女に向かって呟いた。
「助けて頂いてありがとうございます。ところでここはどこなんですか?あの男達は?そして、私はあなたに轢かれて死んだはずではないのですか?」
矢継ぎ早に質問してくる彼女に、僕がここにいる経
緯も含めて説明する。
・この世界は別の宇宙にある異世界であること。
・僕の、人を殺した罪悪感を感知した女神に贖罪の
機会、つまりこの世界へ来て彼女を助ける権利を貰っ
たこと。
・対価は女神の7つに分裂した神核(神力の源)を、輸
送して1箇所に集めることであること。
・その任務が果たされれば彼女を地球の轢かれる直
前の場所、時間へ戻されること。(その後にもう一度
轢かれるということはない。)
・任務達成のためにトラックに加護を与えてもらっ
たこと。
などなどをつらつらと説明していく。
「で、あの君を襲った男達なんだが、どうやら僕の会った女神様の敵対勢力らしくてね。神核を破壊したがってるらしいんだ。でも神核はこの世ならざる物だ
から、破壊できるのはこの世ならざる者だけ。つまり、僕達のような異世界人だね。彼らは君に神核を破壊を破壊させたがっているのさ。」
「大体分かりました。その女神の方が本当は敵、ひ
ょっとすると男達も女神もどちらも敵という可能性も
ありますけど、情報が足りないので今は信じることにします。」
一先ず、納得して貰えたようだ。
「それでさ、君を殺してしまったことを謝りたいん
だ。許して貰えるとは思わない。でも君を必ず地球へ
戻すから、それだけは信じて欲しい。」
意を決してそう口に出す。罵倒されても、俺は全て
受け止めて謝罪するつもりだった。しかし...。
「いや、いいんです。さっきまで恨んでましたけど、結局轢かれても轢かれてなくても召喚されてたってことですよね?寧ろ、轢かれて無かったら貴方という仲間は得られずに今頃捕まってたでしょうし、結果的には良かったです。」
意外にも罵倒はされず、寧ろ慰められてしまった。
鳩が豆鉄砲を食らったような顔をしているであろう
俺に彼女は言う。
「でも、ちゃんと私が地球に戻るまで面倒みてくれないと怒りますからね?」
悪戯っぽく言う彼女に、僕は決意を新たに強く言っ
た。
「ああ、必ず君を地球へ返す!約束だ!」
そして、俺と彼女の異世界輸送物語が始まった。
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あれから3年間、色んなことがあった。
なんせ神核はこの世界にある7大陸の1つずつ散らば
っていた為に、世界を文字通り1周する必要があった
のだ。
この世界には魔物と呼ばれる異形の怪物達がいて、
それを倒すほどにトラックにかけられた加護が強くな
っていく。
最終的には、全速力で城壁に衝突すればほぼ抵抗な
く破壊できる攻撃力と、それでも傷一つ付かない防御
力。そしてマッハ2を超える速度、海上を走る謎能
力、などなどを獲得することとなった。
数10万の魔物の軍勢と魔王を轢き殺して街を守った
り、荷物輸送で金を稼いだりしながら彼らは進む。
残る神核はあと3つ。これからも2人旅は続いてい
く。(終)
やっぱ文章書くの難しいですね。トラックで無双するってハチャメチャな感じをテンポよく描きたかったんですが、チート要素も最後の数行しか書けなかったし上手くいかない。
「トラックで無双する」って新しくね?って思って書いてみましたが実力不足なようです、精進します。他の人書いてくれないかなぁ....。




