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HIGHLIGHT-ハイライト-  作者: 燎火
爆風到来の緑現月-リョクゲンヅキ
10/21

平常勤務の降雨日

自室で目覚めたブレイザードは、いつもと大して変わらない朝にため息をついた。


「…あー、雨か…めんどくせぇ。」


ティルコードは島国の中でも独特の文化と気候となっている。

1年が15ヶ月で等分されおり、季節が5つに分割されている。

今月『緑現月(リョクゲンヅキ)』は雨が非常に多い季節となっていた。


「…うし、仕事だ仕事。」


手早く着替え、朝食をゼリー飲料で済ませる。

鞄を引っ掴んで外に出る。


外の雨は中々に激しく、風も強かった。


「いいよな、マトモに魔法が使えるやつは。」


そう言いつつ、ブレイザードは魔導道具である靴を履き、傘を差して出勤した。




「おはようございます。」


傘立てに傘を突っ込み職場…いわゆるスーパーに入ると、店員がヒソヒソ話していた。


「………ガリアン店長、どういう状況ですか?」


状況が掴めないブレイザードの質問に店長…ヒュー・ガリアンは歓喜の笑みを浮かべて近づいた。


「ブレイザード!!いやな、実は少し厄介なクレーマーが来ているんだ。…いけるか?」


その言葉にブレイザードは頷いた。


「そういうトラブルばかり押し付けられて来ましたから…!!」


ブレイザードが対応するクレーマーは1種類。


実際に魔法を行使してくる暴力的な客だ。

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