ぷろろーぐ
初投稿です。またな
ぷろろーぐ
誰にだって相性はある。
誰にだって愛はある。
誰にだって魔力がある。
(っしゃあ!今日で一人暮らし〜、私はこの時のために産まれてきたみたいなもんよ〜、シロでも呼ぶか早速)
短い黒髪に12㎝ほどの杖を持った少女と女性の少し少女よりのソファーで横になっている彼女は楽しそうだった。
(ハローもしもしーシローへーい)
とても高いテンションで杖に誰かに問いかけるかのように話す。
「はいなんですかノワールちゃん」
返事が返ってくる、杖から。
(家来なよ、後で送るから住所、ね?)
「いいけど、なんかあった?って今日から一人暮らしじゃん!行く!すぐ行く!早く住所送って!」
一気杖から聞こえる声のテンションが高まった。
(へいよおまち、では待ってる、おやすみ)
杖からはくすりとも笑いはない、ましてや返事すらない
(シカトかよ!)
黒髪の彼女は杖に向かって大声を出す。
何も生まれない。
4分後、家の中の人に自分が来たことを悟らせる為の音が聞こえた
(はいはいはいはい今でっまーす)
ガチャリと音を立ててドアを開けた。黒髪の彼女は。
開けるとそこには
まるで人の言う美とは逸脱して、言葉ではまるで表現のしようができぬ、目に映るにも脳が美しすぎて処理できず映らないかもしれない程の人型の何かが立っていた。人間だ。
(ちっすシロちゃぁ〜んん)
とても気分が良さそうに言う。少しきもい
「うっすノワールちゃん」
可愛い とっても 言葉で表せないくらい、でもあえて言うなら可愛いとだけ。
(入りな〜)
「へいよ〜」
部屋の中は服がぶら下がってしかいなかった
それ以外は机すらも無かった。
(いや、ほんと最近寒すぎ)
「本当にね〜、嫌だな〜この時季」
たわい無い会話が続く。続いた。
可愛い彼女が来たのは13時頃、今は19時であった。
(腹が減ったな〜シロちゃんよ)
黒髪が言う。
「せやなー」
可愛い彼女が返す。
(飯るか?)
「飯ろうぞ」
飯った。一緒に
そしてまた話す。
21時になった
(風呂るか?)
「風呂ろうぞ」
風呂った。一緒に
22時半になった
(寝るか?)
「寝る」
寝た。一緒に
また会ったな。じゃあな