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最悪のニックネーム

「・・・ん?ここはどこだ?」


目が覚めるとなぜか俺は地面に横たわっていた。


たしか自分の部屋で眠っていたはずだったが・・・。


あたりを見回してみると自分から少し離れたところに、自分と同じぐらいの年の男が横たわっているのが見えた。


「おい!大丈夫か!」


「なんだよ・・あと2時間ぐらい寝させてくれても・・って、あんただれだ!」


どうやら俺と同じで眠っていただけのようだ


「いや俺はあんたがここに横たわってたから、大丈夫かと思って起こしただけだ、OK?」


「たぶん・・・OKだ」


男はそういうと俺に質問してきた


「あんた名前は?」


「えっ?」


「いや、いつまでもあんたと言うのは嫌だから名前ぐらい聞いておこうと思って」


「あぁそういうことか、俺の名前は・・・あれ?思い出せない」


なぜだろう他のことは分かるのに名前だけ思いだせない


「えっ?名前がわからないのか」


「あぁ、そうみたいだ・・それじゃああんたの名前を聞かせてくれ」


「おれか?おれの名前は・・・すまんおれも思い出せないみたいだ」


なんと相手も名前をおもいだせないらしい。


どうしようか、このまま相手を『あんた』って呼び続けるのもなんかむず痒いし・・・


「そうだ!なんかニックネームみたいなものつければいいんじゃないか?おれがお前のニックネームをつけて、お前がおれのニックネームをつければ相手を呼びやすくなるし、第一自分でつけろと言われても思いつかないからな」


「うん・・いいんじゃないか?」


「よし!決まりだな!じゃあさっそく考えるとしようぜ!」


と、言われたもののあまり思いつかないもんだな。


相手をバカにするようなやつをつけるわけにはいかないし、あまりかっこいいやつも相手が可哀想だし・・。


相手バカにせずあまりかっこいいよくもなくて相手を納得させるようなニックネームは・・・・


うんないな。


とりあえずあいつに提案するか。


「なぁもう適当に一瞬考えたやつでいいんじゃないか?」


「うん・・もうそれでいいような気がしてきた」


「よし決まりだな」


「じゃあおれからいくぜ・・・・・

 よし!じゃあお前は今日から      {しらす}だ!!」


「なっ・・・じゃあお前は今日から  {ロリコン}な!!」


しらす「・・・・・」


ロリコン「・・・・・」


『うわあああああああああああああああああああああぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ』

今日、最悪なニックネームを持った二人が誕生した



ー完ー







ニックネームについて詳しく言うと、

今回視点が{しらす}で、

次回視点(になる予定)が{ロリコン}です。

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