狂気の時(サスペンス?)
狂気の計画とは…
15:名無しさん:A
それじゃあ、少ないなあ。
16:名無しさん:C
分かりました。もう2箇所増やしましょう。
17:名無しさん:B
二人、心当たりがある。北区と港区でいいかな。
18:名無しさん:C
これで燃え広がるかな。
19:名無しさん:A
5箇所じゃあ、まだ少ない。
20:名無しさん:B
でも、しょうがない。第2段もある。
21:名無しさん:A
じゃあ、11時、一斉に火をつける。
31:名無しさん:B
ネットで確認しけど、やっぱり広がらないなあ。
32:名無しさん:A
今度は予定通りに同じ地区の小中学校に的を絞る。
33:名無しさん:C
小学校は外した方がいいんじゃないですか?
34:名無しさん:A
ん~、確かにそうかも。
35:名無しさん:B
いや、やろう。少しでも確率を上げるためだ。
36:名無しさん:C
もう少し、人を集めた方がいいんじゃないですか。
37:名無しさん:A
いや、このまま少数精鋭でいこう。
三日後、Aのことがテレビのニュースで取り上げられた。
「自称作家と名乗る「さきら天悟」こと、A(50歳)が、
放火を計画していた容疑で、警察に事情聴取されました。
SNSの掲示板を監視していたサーバ管理者から警察に通報があり、
Aの身元が特定されました。
Aは2013年、『愛と死のせつな』を出版、日ごろ本が売れないと、
会社関係者や友人に漏らしていました。
その不満を図書館や学校にぶつけようとした模様です」
その後、Aは嫌疑不十分で不起訴となった。
115:名無しさん:B
作戦は成功したね。
116:名無しさん:C
おめでとうございます。
117:名無しさん:A
協力ありがとう。
118:名無しさん:B
最初に計画を聞いたときは驚いたよ。
119:名無しさん:C
でも、上手くいきましたね。放火と勘違いさせる作戦。
掲示板を見ると、本当に放火と間違えますね。
120:名無しさん:B
ああ、本当は地元の図書館や小学校に本を寄贈して、
そこから本の知名度を広げるだけの作戦なんだけどな。
121:名無しさん:C
でも、警察に捕まった時は驚きました!
122:名無しさん:B
俺も驚いたよ。こっちも捕まるかと思って、ちょっと焦ったな。
123:名無しさん:A
ラッキーだったよ。事情聴取を受けられて。
次は推理小説を書こうと思っていたんだ。
どうしても警察の捜査を書かないといけないからね~
Aの本は最初の報道で売れだした。
発行後、半年で150冊しか売れていなかったが、
今や重版を重ね、5000冊を超えてる。
Aは狂喜した。
本当にこんなことをやったら、
本が売れるかなと考えてしまいます~




