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狂気の時(サスペンス?)

作者: さきら天悟
掲載日:2014/05/06

狂気の計画とは…

15:名無しさん:A

それじゃあ、少ないなあ。


16:名無しさん:C

分かりました。もう2箇所増やしましょう。


17:名無しさん:B

二人、心当たりがある。北区と港区でいいかな。


18:名無しさん:C

これで燃え広がるかな。


19:名無しさん:A

5箇所じゃあ、まだ少ない。


20:名無しさん:B

でも、しょうがない。第2段もある。


21:名無しさん:A

じゃあ、11時、一斉に火をつける。




31:名無しさん:B

ネットで確認しけど、やっぱり広がらないなあ。


32:名無しさん:A

今度は予定通りに同じ地区の小中学校に的を絞る。


33:名無しさん:C

小学校は外した方がいいんじゃないですか?


34:名無しさん:A

ん~、確かにそうかも。


35:名無しさん:B

いや、やろう。少しでも確率を上げるためだ。


36:名無しさん:C

もう少し、人を集めた方がいいんじゃないですか。


37:名無しさん:A

いや、このまま少数精鋭でいこう。


三日後、Aのことがテレビのニュースで取り上げられた。


「自称作家と名乗る「さきら天悟」こと、A(50歳)が、

放火を計画していた容疑で、警察に事情聴取されました。

SNSの掲示板を監視していたサーバ管理者から警察に通報があり、

Aの身元が特定されました。

Aは2013年、『愛と死のせつな』を出版、日ごろ本が売れないと、

会社関係者や友人に漏らしていました。

その不満を図書館や学校にぶつけようとした模様です」


その後、Aは嫌疑不十分で不起訴となった。


115:名無しさん:B

作戦は成功したね。


116:名無しさん:C

おめでとうございます。


117:名無しさん:A

協力ありがとう。


118:名無しさん:B

最初に計画を聞いたときは驚いたよ。


119:名無しさん:C

でも、上手くいきましたね。放火と勘違いさせる作戦。

掲示板を見ると、本当に放火と間違えますね。


120:名無しさん:B

ああ、本当は地元の図書館や小学校に本を寄贈して、

そこから本の知名度を広げるだけの作戦なんだけどな。


121:名無しさん:C

でも、警察に捕まった時は驚きました!


122:名無しさん:B

俺も驚いたよ。こっちも捕まるかと思って、ちょっと焦ったな。


123:名無しさん:A

ラッキーだったよ。事情聴取を受けられて。

次は推理小説を書こうと思っていたんだ。

どうしても警察の捜査を書かないといけないからね~


Aの本は最初の報道で売れだした。

発行後、半年で150冊しか売れていなかったが、

今や重版を重ね、5000冊を超えてる。


Aは狂喜した。


本当にこんなことをやったら、

本が売れるかなと考えてしまいます~


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