表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
Sな王子様とM?な迷い子  作者: 雲猫’
異世界の少女編
6/19

魔王様降臨~こんにゃく?婚約!?~

「なんかサブタイトルが不吉なんだが」


《私って秘密を隠せないんだよね。》


「だからって…俺の出生の秘密までこんな序盤にバラすのか…」


《この話しにシリアス展開は無いのだ!!》


「書けないの間違いだろ」


《後、魔王候補だから君♪》


「それはまだ先の話だろ…爆弾発言も大概にしろよ。ネタバレすんな。」



   

※注意※

この小説は作者の雲猫の想像、妄想で出来ています。専門知識等はありません。


不愉快と思ったら戻って下さい。


誤字・脱字・物語の矛盾等あるかもしれませんが、御了承下さい。なお、誹謗中傷はお控え下さい。


ここまで読んでも”大丈夫”と言う方、生暖かい目で見てくれると幸です。



〈ナナSide〉


《重たい空気の中ナナは思った。》


……あのニーアさんこの状況は何でしょう。



「(∧_∧)」


「「……」」


「ニ、ニーア…」


「少し黙っててくれローア(∧_∧)」


「ハイ」


情けないぞローア殿下それでもニーアさんの兄ですか。


「ニーアさん、あのー」


「ん?(∧_∧)」


「…すいません。」


ローア殿下アンタを馬鹿にしたの謝るよ。無理だよコレ。だって魔王様が降臨しちゃってるもん。


《黒いオーラを醸し出しているニーアの背後には魔王様がナナには見えていた。》


幻覚でも確実に魔王様ですよ。ニーアさんの笑顔と合わせて効果抜群です。恐怖的な意味で。


こんな状況になった訳は今からちょっと前、勇者の一人の……名前何だっけ?


……まぁ良いや、その勇者の一人…チャラ夫で良いや。そのチャラ男がニーアさんの逆鱗に触れた。


そう、アイツ…ナンパしやがった。ニーアさんにナンパしやがったのだ。

何してくれてんだあのチャラ夫。私がニーアさんと今後の事を話し合っていた時にナンパしてくれやがった。


案の定ニーアさんはキレそうになったけど、なんとか耐えてたみたい。その時はね。でも、その後追い討ちをかけてくれやがった奴が居てね。


もう一人の勇者だよ。〈健気・真面目・努力〉が似合いそうなこれぞ主人公な可愛い女の子。

その娘がニーアに追い討ちをかけてしまったんです。




《海藻です……違った回想です。》


それはチャラ男がニーアさんをナンパしたすぐ後の出来事。


「近くで見ると本当綺麗ですよね。同じ女性として羨ましいです。」


「Σ(゜□゜;ノ)ノ」

「(∧_∧#)」


ニーアさんの笑顔が恐ろしく綺麗でした。じゃ無くて。

悪気が無いと本当厄介ですね。私の苦手なタイプですよ彼女。


「本当にお綺麗ですねニーア殿下。」


「Σ(°□°;)」


そしてチャラ男が自分で蒔いた地雷を自分で踏みました。


「ニーア気にす「何を?」イヤナンデモナイ。」と、何ともお約束な展開がありまして。


《回想おしまい》



今のニーアさんに話し掛けちゃダメだ。


でも、間違いを正さないと。


「そんなところも含めてニーアさんが好きです。(ノ><)ノ」


「(・_・)エッ..?」


………Σなんで告白してんですか私ぃ。

気が動転してつい本音が出てしまったぁぁぁ。


「いやコレはですね、つい本音がポロリとですねぇ…」


「お前の好みはニーアか。」


「ハイ!ドンピシャです。」


「そ、そうか。ニーアがタイプか。(ニーアにもやっと春が来たか…。)」


「「(ゆっ百合…)」」


《いや違うからね。ニーア男だから、ちゃんと二人共に異性同士だからね。いい加減気づこうよ。》


なんで素直に答えちゃったの?私!


「…お前は女顔が好みか?」


「ニーアさんの顔は女顔ではなく、繊細な美形さんなんです。」


「所詮顔か(¬_¬)」


《そんな事で拗ねると、

なんだか女々しよ。ニーア》


そんな拗ねたお顔も素敵ですね。

ってそうじゃなくて、告白疑惑の誤解をといて

尚且つ(なおかつ)私が“ニーアさんの顔しか見てない”という誤解もとかないと。


……誤解じゃなくて本当は好きだけど!……。


《ナナさん大分混乱しているようで、自分の矛盾に気づいてないみたいだね。》


「いえ、顔も好みですが一番は声です。高くもなく低くもなく、聞いていると心地よくなります!!」


「真顔で言う台詞じゃないよな。」


「勿論それだけじゃ無いですよ。例えば…………」



〈ローアSide〉


あの女性不信のニーアが普通に会話しているとは。


最初はニーアに取り入ろうとしたと思い邪険にしてしまった。邪推した事を後で謝らなければな。


「(それにしても、ニーアも満更でもないようだな。)」


顔も好みと言っていたが、それだけではないようだし。これからが楽しみだ。


「(アイツは何時も一人だったな、ニーアにもそろそろ春が来ても良いだろう。)」


《こうして見守る姿は、正に兄の姿だった。初登場の時と同一人物か怪しい程だ。》


だが………、俺の前でイチャ付くな。少しイラ付くぞ。


《決してニーアとナナはイチャ付いている訳ではないのだよ。ジャレてるだけだよ。》



〈勇者少女Side〉


「(どうして、ニーア殿下は機嫌悪そうなのかな~?)」


シュウ君(チャラ男)がニーア殿下に話し掛けたらなんだか怒っているみたい。どうしたんだろう。

どうにかフォローしないと。


「近くで見ると本当綺麗ですよね。同じ女性として羨ましいです。」


「Σ(゜□゜;ノ)ノ」

「(∧_∧#)」


………あれ?

どうしたのナナさん。そんなに驚いて。


ニーア殿下もなんだかさっきより怒ってない?


どうしてだろ。褒めたのに。なんで怒っているの?


彼にまた褒めたら、なんだかまた怒ってる。

どうして?褒められたのに……。



何か気に障る事を言ったのかな?


《根本から間違ってるのだよ。彼、男だからね。綺麗とか美しいと言われて喜ばないのよニーアは。》



〈チャラ男Side〉


ニーア殿下は何を怒っているんだ。

俺が外見を褒めたからか?


女性は外見を褒められると嬉しいはずなんだけとな。

ニーア殿下は自分の外見が気に食わないのか?俺が見てきた女性の中でも一番美しいのに。

コンプレックスがあるのか、あの外見で?


それは贅沢だろ。世の中の女性が羨むのに。


《ニーアが女性だったらの話だよねそれ。残念ながらニーア、男だよ。君は男に惚れたんだよ気付こうね、早く。》



〈ニーアSide〉


「お初にお目にかかります殿下。俺はシュウと名乗っておきます。それにしても近くで見るとますますお綺麗ですね。世の女性が嫉妬しますよ。」


……は?

それは俺に対して言ってんのか、チャラ夫よ。なぁ、俺に言ってんの?


《打ち合わせもせずにチャラ夫と言ってるあたり案外息ピッタリだよねニーアとナナの二人。》


「(゜□゜)」


それにしてもナナ、お前は女捨ててるのか。そんな顔して良いのか?

口開きすぎだろ。外れるぞ顎。


《女の子がそんなに口を開けてはいけません。はしたない。》


それにそんなことは、聞き慣れてるんだよ。そんな事で一々キレてられるか。


だから心配そうな顔でこっち見るな。

凄く…笑いを堪えるのが大変だから。


なんだよその顔。笑いと失笑しか誘わないぞそれ。


……ハァ、何か苛々が消えたな。お前のアホ面のお陰か?


「近くで見ると本当綺麗ですよね。同じ女性として羨ましいです。



……ん?


今のは、勇者少女か。誰が同じ女性なんだ。だ・れ・が。

俺は女性になった覚えは無い。生まれる前から男だった。


やっぱり絞めるか。あの二人。悪いな、ナナ、お前のアホ面は無駄になった。


「Σ(゜□゜;ノ)ノ」

「(∧_∧#)」



さぁ、どんな方法で料理してやろうか。やっぱり簀巻きか?それとも、紐無しバンジーが良いか?

フフフフ……



……お前はまたなんつー顔してんだよ。更にアホ面度が増してるぞ。


本当お前は面白いな………。


「本当にお綺麗ですねニーア殿下。」


「Σ(°□°;)」


さぁ、どうしてくれようか………


「ニーア気にす「何を?」イヤナンデモナイ。」


なんだよ、ローア。例えキレても手は出さないから大丈夫だ。

んなヘマしない。

「(∧_∧)」


「「……」」


「ニ、ニーア…」


「少し黙っててくれローア(∧_∧)」


「ハイ」


情しかしけないぞローア、それでも俺の兄か。俺に怯えるなよ…


「ニーアさん、あのー」


「ん?(∧_∧)」


「…すいません。」


なんでお前まで怯えてんだよ。

ん?なんだ。何か言いたそうにこっち見てんだけど?


「そんなところも含めてニーアさんが好きです。(ノ><)ノ」


「(・_・)はぁ..?」


………は?なんで告白してんだお前。

気でも狂ったのか?


「いやコレはですね、つい本音がポロリとですねぇ…」


本音ねぇ~、フォローのつもりかそれ。


「お前の好みはニーアか。」


ローアも何聞いてんだ。そんな事有り得ないだろ。


「ハイ!ドンピシャです。」


ホラな。大体この世界では、女顔は好まれないんだぞ。この17年生きてきて一度もモテた試しが……えっ!!


「そうか。ニーアが好みか。(ニーアにもやっと春が来たか…。)」


「「(ゆっ百合…)」」


《だからね…違うから…いつになったら解けるかなこの誤解。》


なんで即答なんだよ!


「…お前は女顔が好みか?」


「ニーアさんの顔は女顔ではなく、繊細な美形さんなんです。」


顔か。やっぱり顔で選ぶのか……。


「所詮顔か(¬_¬)」


なんで俺が気にしなきゃいけないんだよ。

ってそうじゃなくて、別に俺は拗ねてないぞ。尚且つ(なおかつ)お前が“顔だけ好み”と思っていても悲しくなんか無い。


《凄いね。考えが微妙にシンクロしてるよ。それとニーア君…拗ねるよね。》


……なんで俺が拗ねなきゃいけないんだよ!……。


《認めたよ、ニーア拗ねるの認めたよ!!》

《ニーアさん大分混乱しているのか、自分の気持ちに気づいてないみたい。素直じゃないだけかもね。因みにニーアさんずっと無表情です。》


「いえ、顔も好みですが一番は声です。高くもなく低くもなく、聞いていると心地よくなります!!」


「真顔で言う台詞じゃないよな。」


声って、マニアック………なのか。


「勿論それだけじゃ無いですよ。例えば…………」


なんだ、顔だけが好みじゃ無いのか。


………何ホッとしてんだよ俺。



《何このラブコメ。序盤から恋愛要素無いからね。この物語。》


《話が進まないから、カットしよ、そうしよう。》




   ******


《要らぬ話で中々進まない彼等に痺れを切らしたので王妃の部屋までカットしてしまった。

だってさ、ラブコメなんてありきたりでしょ?この話で恋愛要素はまだ先だから、二人にはニーアが自覚するまでお預けね。》


《ニーアさん凄く鈍感だからかなり先になるよきっと。》


《まぁ、ちょこちょこ恋愛要素入れるから勘弁してよ。》



《では、改めて。王妃の部屋前からスタートね》



「何かが早く王妃様の所にいけと囁いているような。」


「…何かが愚痴を言ってた気がする。」


「ですよねニーアさん。」


「あぁ」


「「まぁ良いか。」」


「「「何の事?」」」


「何でもない。気にするな。」


「さあー!王妃様の部屋に入りましょうよ。」


「そうだな。」


[コンコンッ]


「母上、参りました。」


「鍵は開いているのでお入りなさい。」


「「「失礼します」」」


《中から王妃様の声がした。ニーア、ナナ、ローアは息が合うのか同時に、勇者二人は遅れて返事をした。》


「しっ失礼します!」


「失礼します。」


《部屋の中は絢爛豪華ではなく、けれど洗練された家具や調度品があり何処か暖かさがあった。王妃様の部屋というよりは、家庭的な社長室。或いはセンスの良いリビングの様だ。》


「母上すいません遅く為りました。」


「良いのよニーア。私が呼んだのだから、それに此処には貴族達はいませんよ。楽になさいな。」


「はい」


「ローア貴方もね。」


「はい。」


「さぁ、改めて自己紹介をしましょうか。私はミラ一応王妃をしているわ。よろしくね。そして、異世界からようこそ。」


「あっはい。こちらこそ。よろしくお願いします。王妃様。」


「さっきは自己紹介を遮ってしまってごめんなさい。」


「いえ、王妃様のお陰で間違えずに済みました。」


「良いのよ。昔の間違いを繰り返したくなかったのよ………。さぁ、自己紹介してくれないかしら。」


「はい!」


「(昔の間違い?なんだか、気になるけど。ニーアさん関連以外どうでもいいか。)」


「私は、ミーアと呼んで下さい。」



〈ナナSide〉


《皆さん自己紹介をしている傍ら、ぼーっとしている者が約一名》


「(長い話しって眠くなる……。)」


まるで子守歌みたい。今私は睡魔と闘っている。何時も負けてるけど。


……………あぁ眠いよ(ρд-)


「と、いう訳で今回はお開きにしましょうか。」


「そうですね。では義母上俺はこれで失礼します。二人にこれからの事を説明したいので。」


「えぇ、ローア貴方もたまには休む事も必要ですよ。」


なんかローア殿下達が帰って行った。その時ローア殿下が「ニーアは鈍いうえに、女性不信気味だ。はっきり言わないと気づかない…頑張れ。」と耳打ちしていった。一応応援してくれているのか?


さて、私達もソロソロ帰るのかな?


「ナナ、話し聞いて無かっただろ?」


「はい。( ̄∀ ̄)」


全然、聞いて無かった。スイマセンニーアさん。


「自分の事だぞ、ちゃんと話し聞け。」


「ハイ!(`∀´ゞ」

「本当、ニーアはナナさんの事を気に入っているのね。」


どうでしょうかね。ニーアさんはただ呆れているだけだよ。

ホラ、なんか睨んでるし。


「ふふふ。それでナナさん、貴女は何をしたいのですか?」


「料理人に成りたいんですけど、今は何か作りたいです。お腹が空いたので。」


《ハッキリ言うのね。》


「お前は……」


「良いですね。料理人。何か出来たら私にも下さいな。それと、離宮の方に調理場が在りましたし、貴女は離宮に住むといいですよ。」


離宮って離れみたいなモノでしょうかね?


「離宮にはニーアしか住んでいませんから、丁度良いでしょニーア?」


ニ、ニーアさんと同居ですか!


《同棲とは言わないね。彼女なら言うと思ったのに。》


「離宮は結構広いからな。部屋なら腐るほど在るとは言わないが、2~3人位住める広さだし、良いんじゃないか。」


「良いんですかね。仮にも王子でしょニーアさん。」


《確かに仮にも王子のニーアと一緒に住むのは無理があります。》


「えぇ、ですからその事で二人に提案があります。」


「(母さん面白がっているな…)」


「提案…ですか。」


何でしょう。私がニーアさんの半径1mに近付かない事かな。


《結構自覚してたんだ。》

《かなり自虐的なんだね。》


「ニーア、ナナさんと婚約なさいな。」


「…ハァ~!!」


「……コンニャク?」


《王妃様の爆弾発言で混乱して、ナナはボケにもキレがない。まぁ元々キレなどないけど。》


「ちょっと待て、何で婚約なんだよ、母さん!」


「母さん?」


「あっ…」


《ヤバイばれたといった感じに口に手を当てる。》


今母さんって随分砕けた言葉遣いだった…よね?


「結構仲が良いんですね。」


王妃と側室の子供って仲が悪いイメージだけど必ずしもそういう訳では無いんだね。


でも、良かったな~二人の仲が良くて。本当のお母さんじゃ無くてもいがみ合って無いのは凄く難しい事なんじゃないかな?


それにしても……


「…ニーアさんのお母さんって……」


「(この子はどんな質問をするのかしら。もしもニーアを傷つける様なら……)」


「………」


「凄い美人さんですね!」


「………」


「…お前はそう言うヤツだったな~。」


何で二人は呆れた顔をしてるんですか!


「ふっふふふ…、ごめんなさい。(良かった。この子はニーアを悲しませる存在ではないのね。)」


王妃様は笑うとバックに百合がく幻が見える程綺麗だな。


……今まで見てきた王子はローア殿下とニーアさんだけだけど、皆母親似みたいだし、王様は美人好きなんだね。


だって、誰も王様に似てないもん。



「婚約の事ですが、お互いに利点があるからですよ。ナナさん貴女はこの世界をあまり知りません。それに今、この国の貴族には貴女を利用しようと企む輩も居ないとは言えません。例え貴女に利用価値が無くても。」


そうでだよね。そんな奴何処にでも居るんだよね。


まぁ、例え私が捕まるようなポカやらかしても、ニーアさん達には迷惑かけないようにしないと。


「それにニーアも利点がありますよ。ニーア、貴方は貴族のお嬢さん達に言い寄られた時の断る理由に成るでしょ?(それにきっとこの子は貴方に笑顔を与えてくれるわ。)」



「……」


ニーアさん、とっても不満そうだ。


そんなに婚約が不満か…。不満だろうな。ローア殿下曰く女性不信気味だし、私だしね。


平凡、普通、を地で行く私だよ。小説の主人公みたいに行く訳無い。地道にアタックしよう。

そうしよう。


《変にポジティブなナナさんは、恋の決意表明をしていた。》



〈ニーアSide〉


何で婚約なんだよ。

もっとあるだろ。保護とか。


「不満ですかニーア」


「(遊んでるな、母さん。)」


「やっぱりモテるんですねニーアさん。カッコイイし、優しいしちょっと黒いですけど、頼れる男性ですし。そりゃモテますよ。」


モテねぇよ。寄って来るのは、地位狙いだろ。


「この顔でモテた試しなんか無いぞ。」


「それは皆さん見る目が無いとか好みが違ったんじゃ無いですか。」


《実はこの国では線の細い顔はあまり女性にモテないのです。理由は簡単強そうに見えないから。

どうもこの国は周りに強力な魔物が生息しているせいか男性は強く無いとモテない。結構シビアだね。顔が良くてもダメってことよ。》


「っ痛~、成る程強いほどモテるのか。」


アイツまた知識を引っ張り出したのか?


かなりの負担がかかるみたいだな。


「だから、あんまりソレ使うな。」


「アハは、気になったモンでつい。」


ついで、廃人に成ったら世話ないぞ。


「本当に楽しそうね。」


楽しくは…無い?かな。


《満更でもない様子の二人だった。》




「ハイ!決定ね。二人は婚約して貰うわね。」



「(キャラが違うよ王妃様。)」


「(やっぱり遊んで楽しんでるな明らかに。)」


「フフフ…(黒笑)」


《ニーアの黒さは…王妃様譲りなんだね。》


《血の繋がりは関係無かったんだね…。毒舌なニーアとは違って始終微笑んでいたけどね。黒い笑みで…。》


「流石ニーアさんの義母様です。(でも何か王妃様嬉しそうに見えるのは、私をからかって遊ぶためじゃないよね。まさかニーアさんとと同じでドSなんじゃないよね。このままだとドSコンビのオモチャ決定なんじゃ…。)」


《杞憂で終わればいいけどね。こういう勘は良く当たるよ。》

《野生の勘だねソレ。》


「本当に面白いわね。ニーアが打ち解けたのも解るわ。からかうと面白いわねナナさん。」


「…はい?(…もしかして、からかわれた?)」


「ごめんなさいね。面白いからツイ。実は、離宮にはニーアだけでなく、乳母や使用人達も居るのよ。貴女の反応が気になって…。」


「やっぱり試したのか。ちなみに、楽しんでたよな母さん。」


《あれは確かに楽しんでた。まず間違いなく。》

《確かに楽しんでた。

嬉々として楽しんでた。》


「なんだ良かった。(ドSコンビに遊ばれるかと思った)」


「なんか失礼な事考えただろ。(∧_∧)」


[ガシッ!!]


「!Σ( ̄□ ̄;)」


《頭を掴まれ、冷や汗が止まらない。そんな状況前にもなかった? 》


「痛いデスヨ!何でいつも心の中まで分かるんですか !!…てっイダダダ !!痛い !!痛いよ !!二ーアさん頭 !!頭割れます !!脳ミソ出ますヨ。何でいつも頭にアイアンクローかますんですか!!やめて下さいよ!!」


「失礼な事考えたのはそっちだろ、。誰がドSだ?誰が。」


「いやあの、それはデスネ、本音じゃないですよ?」


「へ~…で、本音は?」


「親子揃ってドSなんですかね?」


《あ~あ。言わなきゃ良いのに…。》



  *********


〈王妃side〉


「なんだか私置いてきぼりね(あの人風に言うと「空気」ね。(⌒ー⌒)」


ニーアは覚えていないでしょうど、彼女は……ナナさんはあの人と同じ世界の出身なのかも知れない。

それにニーア、貴方は無意識に感じ取っているのかも知れない。


自分と同じ世界…


地球に…


貴方は…故郷が懐かしの?


置いてきた家族が恋しいの?


私達では代わりにはなれない。


貴方は寂しかった?


小さな頃の貴方は誰にも心を開かなかった。


いえ、開けなかったのよね。恐ろしくて…


赤ん坊の頃からニーアは知性があった。何気ない事だった。勘のいい者には確かに気づくだろう。本当にあの時は驚いた。


ニーアは母親が居なかった。いえ…消えてしまった。多分、この世界から。


私は恥ずかしい事に興味本意 で一人遺されたニーアに会いに行った。


ホントに驚いた。広い部屋にたった一人、それも赤ん坊のニーアが泣きもせずただベッドに寝ていた。


好奇心に任せて覗いて見ると…


赤ん坊にはあり得ない事が起きた。

目があったのだ。


……私は睨まれた、赤ん坊のニーアにだ。


その時私には4歳になる息子と面倒を見ていた育児放棄された1歳のローアが居たので、赤ん坊の仕草や態度は熟知しているつもりだった。


けれど、ニーアは睨んだ、私を真っ直ぐ睨んで居た。一般的な赤ん坊は生まれてすぐはまだ目がキチンと見えていないから。


睨みながら私を探っていたのかも知れない。

その目はまるで…私が自分にとって敵か味方なのか見定めている様だった。


後ほどニーアを引き取る事に決めた後、ニーアの元乳母や侍女に聞いたが、辞めた理由の殆どがニーアを気味悪がったからだった。


あの頃からニーアは女の子見たいで可愛らしかったわ。私、女の子が欲しかったのよね。

可愛過ぎて女の子物の服を着せようとも思ったんだけど、何故か邪魔が入って…。

出来なかったのよね。

残念ね………。


そうそう、さっきナナさんに話したニーアの乳母は3人の内最後まで残った人。

彼女はニーアの母親の侍女だった。ニーアの母親を知る数少ない一人。


ニーアもその乳母だけは信頼してるのよね。


まぁ何が言いたいかと言うと、ニーアは赤ん坊の頃から人格が既にあったと言う事。


小さな頃から遠巻きにされて育った。

だから……………


ニーアには幸せになって欲しいのよ。


私の勘だけど、ナナさんと一緒に居ると貴方にはプラスになる様な気がするの。


そう言えば、ニーアには同い年の双子の兄弟が居たはずだけど……。彼も母親と共に消えてしまったのよね。


いつか会えれば良いわねニーア。


   *********


〈ナナside〉


「あ~う~えぇ~」


「何唸っているんだよ。変だぞそれ。」


「誰のせいだと思っているんですか!!」


「お前の自業自得。」


ホントの事だけに言い返せない。確かにドSって言ったよ。言ったけどさ

何でいつもコブラツイストとか、アイアンクローとか、かけて来るかのなぁ。


一応女なんですよ。

いくら最高神様の力で体が頑丈に成っても痛覚は人並みにあるんですよ。


…何か自分で言ってて悲しくなってきた。


私って女として見られてないよね、確実にさ。


今までもそうだった。クラスの男子には恋心は無かったから辛くはなかったけど、ニーアさんに女として見られてないのは辛いよ。


ハァ~どうすればいいんだろう。今まで恋なんてしたこと無いからな~。

どうすればいいんだ…。


いや、今は夢に向かって頑張るのみだ!

目指せ料理人!パティシエ!


「さぁニーアさん早速料理がしたいので離宮とやらの厨房を貸して下さい。あと材料もお願いします。」


「あぁ(急に元気になったなコイツ)材料は保存庫にあるから、欲しいものを使えばいい。今回だけな」


「今回だけと言わずいつも使っても構いませんよ。」


「保存庫は高級食材しかないだろ、俺はあんまり好きじゃないから。(本当は税金で賄っている食材が食べたくないだけもあるけど、和食が食べたいからなんて言えない。)」


「それは仕方ないですね。ニーア、保存庫の鍵を借りてきてちょうだい。」


「わかった。じゃあナナお前はこの部屋で待ってな。俺は鍵借りてくる

(何か話はがあるんだろうな母さん)」


「行ってらっしゃいニーアさん。」



「さぁ、男は消えました。これからは女性同士の話をしましょう。」


女同士の会話って恋話と嫌味の応酬ぐらいさか思い付かない…


助けてニーアさん。

カムバック!!(。>д<)


《今行ったばかりで直ぐには帰っては来ないだろうニーアにSOSを出すが助けは勿論来ない。》


《女同士の会話が恋話か嫌味って偏見だよね。一体どんな人生送って来たのこの子。》


「ナナさん?どうかしたの?」


「すいません、ボーっとしてました。」


「無理も有りません。貴女は慣れない環境にいきなり放り込まれたのだから。疲れもあるでしょう。」


アレ?優しい…。はっ!

まさか優しくした後油断させてから、という作戦では…。


《考え過ぎのナナは警戒したが、王妃は本当に心配していた。》


「(今度の事で人間不信に成らないと良いけれど心配だわ。)」


《少しの勘違いが生まれた瞬間だった。》


《ナナさん全然気にしてないよ。自覚が無いだけかも知れないけど。》


「ナナさん貴女に話しておきたい事があります。

ニーアの事ですが…」


「はい!あまり不用意にニーアさんには近づきませんのでご心配なく!」


《いや、違うだろ。》

《自分の子供として育てた大切な子を、何か企んでる輩と婚約しりろとはまず言わないよ。》


「ナナさん?何か勘違いしているようですね。貴女が悪人ならニーアは貴女を助けはしないでしょう。私が話したい事はニーアの生い立ちです。きっと今後貴女に嫌がらせをする貴族達が居るでしょう。そんな者達から真実をねじ曲げられた過去を知ってほしくないの。貴女には真実を知って欲しい。」


ニーアさんの生い立ち?

そういえば、ニーアさんのお母さんの話は上手く交わされたよね。

お母さんに関係してるの?


「少々長くなるけれど聞いて下さいね。」


長いのか…眠くならないと良いけど。ニーアさん関係なんだから気合いで乗り切らないと!!


《王妃は昔を懐かしむ様にどこか悲しそうに、語り始めた。》


   *****



アレは私が王家に嫁いで直ぐの事。

一人の女性が突然城に現れた。彼女の身なりはそうね、ナナさん貴女のような服装だったわ。


彼女は言葉も分からないのに世界から迷いこんだ様で意思の疎通も出来なかった。

そんな彼女を城に住まわせる事にしたの。


この国では昔から良く迷い人が来たりしていたのよ。でもそれを知っているのは王族と高位の貴族だけ。彼女は心細かったでしょうね。


もう気づいているでしょう?そう彼女がニーアの母親なのよ。


彼女は儚げで美しかったわ。ニーアは彼女の生き写しね。黒い髪で黒い目をしていたわ。

ニーアは深い紫の目だけれど。


当時の後宮にはローアの母親も居たの。だから嫌がらせをよくされてたみたい。

私も当時は色々とあって助けてあげられなかったのよ。悪いことしたわ。


「王妃様、ニーアさんのお母さんはもしかして」


そうね、ナナさんと同じ世界から来たのかしら。

貴女はたまに理解出来ない言葉を話している時が有るのよ。その時の言葉が彼女の言葉に似ているわ。


でもね、本題はここからよ。


「今までのも十分驚きですよ。」


こんなことまだまだ序の口よ。王家には異世界人の血が元々入っているのだから。


「それも驚きですよ。」


初代国王は異世界から来たのよ。


それで異世界人が来たら王家が保護する習わしが昔からあったのよ。

それがいつしか保護が婚姻に変わってしまったのよ。


「どうも嫌な予感が…」

察しの通りよナナさん。

王家は異世界人の魔力の高さに目が眩んだのよ。


「じゃあニーアさんのお母さんは…」


この話にはまだ続きがあるのよ。


実は彼女は一時期行方不明になったの。

それも、婚姻の前にね。


「どうやってお城から逃げ出したんですかね。」


それが謎なのよね

どうやって警備の目を掻い潜ったのか不思議でならないのよ。

言ってくれれば逃げる手助けをしたのに…


「(そこじゃない気がするのは気のせい?)」


そんな彼女は二年間行方不明だったのよ。

ある日突然帰ってかたのよ。いいえ、帰って来た訳でわないわ。アレは連れ去られて来たの間違いよ。


「王様は探さなかったんですか?ニーアさんのお母さんを。」


それが、陛下はどうも気が強い女性が好みらしいのよ。彼女はかなり気が強いと思ったんだけど。

どうやら気のせいだったのかしら。


連れて来たのは公爵だったのよ。ほら貴女も会ったわよ謁見の間で。


「あの人ですか…(良い記憶がない。それにしても気が弱い人は一人でお城から逃げ出せない気がする。)」


そのあと、彼女はニーアを身籠っていることがわかったのよ。勿論王家の血は引いていないはずなのよ。ハズだった。


「ハズだった?」


そう、ハズだったのよ。


ニーアは王族の証を持って生まれてしまった。


「証って何ですか?」


王族はみんなある特徴が有るのよ。貴女はニーアの目を見てどう思った?


「…ニーアさんの目…恥ずかしくて見れませんでた。(ノ_<)」


青春かしらね…懐かしいわ~。

オホンッ…え~と、証の話だったわね。私ったらツイ。(笑)


王族の証は目にあるの。


王族の血を引く者の目には不思議な魔力が宿っていて、直系に近いほどより強い力が宿っているの。

力の強い者は人さえ操る事も出来るらしいわ。


あと、ナナさん。貴女もかなりの魔力を保持しているみたい。気をつけて貴族達の中には王族の血を引く者も居ます。不用意に目を見つめ続けては駄目ですよ。利用されますから。


「(うわぁ~…チートだよ。貴族には気をつけよう。ニーアさんが悪い人じゃなくて良かったよ。ホント…)」


多分ニーアの父親は王族の誰かね。

憶測でしかないけど、しかしたら…

陛下の弟君が行方不明なのよ。


彼もニーアの目と同じ色だった筈よ。陛下がそう言っていたわ。


「(国で起こるハプニングの殆どは大体王様のせいってニーアさんが言ってたような気がする…)」


陛下ももう少し慎重にすればいいのにニーアと彼女の保身の為にこの子は自分の子供だって言ってしまって…大変だったわ側室達とその親達が煩くて。


「ニーアさんのお母さんは迷惑したでしょうね」


えぇ、大変だったわ。


そして彼女はニーアを生んで直ぐに消えたのよ。

何の前触れもなく。

ニーアの双子の弟も一緒に。


「ニーアさん双子だったんですか!!(。>д<)」


えぇ、証はなかったけれど、弟の方は…アレは父親似だったのよ。


「王様の弟さんに似ていたんですか?」


えぇそっくりなのよ。


「王様の弟さんはまだ行方不明何ですか?」


彼は…魔力が強すぎたのよ。だから争いの種にならないように行方を眩ませたのよ。


だから彼の血を引いているかもしれないニーアは危険なのよ。もしも欲深い貴族がニーアを利用したら…


「……」


それにね、魔力が強い者は暴走するリスクが高いの。だから貴女には話しておきたかったの。

きっと貴女なら、貴女の魔力なら止められるはず。



〈ナナside〉



何故王妃様は私ならニーアさんの暴走を止められると思ったのか…。

私より勇者二人に頼んだ方が確実だと思うけど。


「何故勇者二人に頼まないのですか?

あの二人なら私なんかよりも頼りになりますよ。」


「簡単な事です、貴方がニーアと仲が良さそうだからですよ♪」


《それに、と王妃様は続けました。》


「あの二人は勇者として召還されました。が、まだ何もなし得てはいない。

そんな彼等よりもニーアの事を考えてくれそうな貴女の方がまだ良いと思ったのよ。」


「なるほど。」


「…私は貴女を利用しようとしているのよ。これはニーアの為でもなく国の為…いいえ、自分のために貴女を利用しているの。貴女には怒る権利はいる有るのよ。」


「でも、私も利用していますよ。自分の夢のために。」


「でも貴女を国に縛り付ける事になるのよいいの?」


「王妃様は優しすぎます。私はただの小娘ですよ。それにニーアさんが嫌だといえば解消出来るのでしょ?」


「えぇ、けれど貴方が解消する事は出来ない。私かニーア、それか陛下の承諾が必要なのよ。私は貴女を罠に嵌めたのよ。」


「ニーアさんはその事は知っているのですか?」


「知っているでしょうねニーアは。あの子は小さな頃から勘が良かった」


「知ってて黙っていたんですか…ニーアさん。でも嫌なら自分で婚約解消出来るから敢えて言わなかったのかな?」


「それもあるけど…一番は私が言い出したら頑固だからよきっと。でもいいの?将来の事よ、私が言うのもなんだけど、結婚は妥協しちゃダメよ。いくらニーアが卑劣な事はしないとしても、貴女には拒否権がないのよ。」


「ニーアさんは必ず婚約解消しますよ。きっといい人が見つかります。もし解消されなかったらその時はその時です。それに、私はただの小娘ですよ。王子殿下とは結婚なんて出来ません。私ヒロインにはむいてないんです。」


「それにね、ニーアは前世の記憶があるから少し達観してるのよね。」


ん!!前世!!(。>д<)


「なんですとー!!!」


前世!!ニーアさんは転生者だったの~!!

マジか!Σ( ̄□ ̄;)


《あらら~、驚き過ぎて真っ白になったよ。》



   *****



なんでナナのヤツ固まってんだよ。


「お~い。ダメだ返事がないただのバカのようだな。母さんコイツになんかしたのか?」


「えぇ、貴方の出生の秘密を少しね。(笑)」


少しねぇ。


「母さんどこまで話したんた?」


「ほぼ全部」


「…全部って少しじゃないよな。」


だったらあの事もバレてんのか?


「勿論貴方が転生者ということも言ってしまったわ(笑)」


(笑)じゃないよな。全然笑えないぞ俺は。

母さんいつから気づいていたんだ…


「貴方が赤ん坊の時から気づいていたわよ。

ナナさんショックから立ち直るまでここに居てもいいのよニーア。」


最初から知ってたのか。

誰も気が付かなかったのに…。


いや、気味悪がられてたから分かる人には分かるのか?


それを今までの隠していたのか…良い性格してるよ本当。


俺も人のこと言えないけど。


「いやいいよ。引きずって連れていくから。」

(《心の中を読まれたことはスルーですか。》

《日常茶飯事なんです。

王妃様は何でもお見通しなんですよ。》


ナナのヤツショックで固まってるんじゃなくて…


一気に新しい情報が頭に入ったからパンクしたんだろ頭が。



   *****



人ひとり引きずるってのはかなり重労働だよな。

特に意識のないヤツとかさ。これは引きずるよりも、持ち上げた方が楽かな…。


って、こいつスカート穿いてたんだった。これじゃ担げないな。


《仮にもヒロインを担ぐの!ここはお姫様だっこでしょ?》


「しょうがないな。」


《お姫様だっこかな?》


ここは転移魔法で保存庫まで行くかな。


俺は転移魔法でナナを運ぶ事にした。

だって楽だろ?俺は体力面は人並みなんだよ。

前衛より後衛なんだよ。


「こんなんで料理なんか出来んのか?」


《さぁ……でわ次回予告いってみよ》





〈次回予告〉


《明かされたニーアの出生の秘密。ナナは容量オーバーで頭がパンク。

どうなるナナの初恋の行方。そして漸く料理に取りかかる事が出来るのか?》


「このまま気絶したままなら無理だな。」


《次回〈異世界との共通点〉を送れたら良いな~》


「このまま打ち切りにならなきゃ良いけど。」


《誰も読んでないかも知れないじゃないか》


「見てくれている人が一人でも居るなら頑張れよ」



いやいや、文章を書くのは疲れるね。雲猫です。皆さまこの拙い小説と言うよりはただの文字の羅列をここまでお読み頂きありがとうごさいます。


「本編で俺の出生の秘密を暴露したのはもういいが、魔王候補のこと一言も触れてないぞ」


おや、ニーア君。君がここに来るとはどうしたの?ナナはどうしたの?


「そこで気絶してるけど」


女の子にはもう少し優しくしたら?

そうそう魔王候補についてだけど少し触れたよ。


「どこで…」


ほら王妃様が魔力が高いと暴走云々(うんぬん)言ってたよ。


「分かるか…」


それじゃこんな茶番はやめてそろそろ終わりにしようかな。


「こんな拙い小説と言うよりはただの文字の羅列をここまでお読み頂きありがとうごさいます。」


例え誰も読んでいなくても自己満足で書き続けるので生暖かい目で見ていただいた、幸いです。


それではまたの話で。(^ω^)/

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ