10話 続き「ゴリラ対メカゴリラ②」
こんばんわ!
那祢です。
前回の続きです。
テレビゴリラはメカゴリラに勝てるのか?
またあとがきで!
あれから1時間。
「こなくそ!このゴリラモドキィ!」
「それはこちらのセリフだ!メカゴリラ!」
テレビゴリラはメカゴリラの攻撃をうまくさばきながら攻撃を受け流していた。
あれからメカゴリラの猛攻が続いている。
今は爆裂アタックを。
先ほどはメカゴリラ流ロケットパンチとゴム式車輪の一斉爆走アタックなど機械ではできないような高性能の技を使っていたのだが全てかわして接近戦の持ち込まれている。
「何故すべてをかわぁすぅ!ワザと俺に攻撃をしないで馬鹿にしているのか!」
「なにいってんだよ!ちがうって!俺はな、戦いで町を壊しちゃいけねえって上司に言われてんだよ!」
「そんな甘っちょろい考えで侵略やってんのかぁ!お前の組織はぁ!」
「甘っちょろくて悪かったな!俺だってこの街の侵略してぇって最初思ったんだよ!」
「思ったんならやればいいじゃないかぁ!その代わり俺がお前を成敗してやるからさぁ!」
メカゴリラの手刀。
刺さる前につかんで攻撃を弱める。
「くそったれぇ!このスーツ、重すぎんだろうが!」
「おいおい!まさかロボットじゃなく中に人、入ってんのか?」
「入ってちゃわりぃかよ!テレビ付きゴリラ!オラァ!」
俺はエヌ様に言われていることがあった。
秘密結社エヌの掟だ。
どこの秘密結社にはあるってもんだろ?
俺が知ってる中では『敗者のは死あるのみ。』とか『脳内改造は負担がかかるから最後に行え。』とかさ。
ちなみに秘密結社エヌには五つの掟がある。
その①の『エヌ様のおっしゃることは必ず守る。』が今回は該当している。
この街に来た時、さっそく暴れようとしていた俺たちにエヌ様が引き留めこう言ったんだ。
「この県に引っ越しをしてきたんだからまずやらなきゃいけない事。それはご近所付き合いだな。困りごとがあったら話を聞いてもらったり聞いてあげたりして協力体制を作ろう。怪人のみんなもできるよね?」
と釘を刺されたので。
逆らえばいいって?
何言っている。
エヌ様のおねが・・・・・掟だぞ?
俺たち怪人が守らねえはずがない!
だから俺は・・・・・・草むしりを頑張った。
と話を戻そう。
だから道路などを破壊したりして近隣の迷惑をかけられないのである。
「こんな所で力を出して戦えないからお前を殴んねえんだよ!メカゴリラ!」
「なっ!馬鹿にしてぇ!」
メカゴリラの右手がパカッと開く。l
そこには大きな剣みたいなのが出てきた。
「メカゴリラ大剣!」
おっ!
あの持ち方はまさか!?
剣をサン〇イズ持ちにしてんじゃん!
そして剣にも炎をまとわせてるし。
こいつの中の奴は確実に旧型のアニメオタクだな!
俺もその攻撃を受けるために身構える。
「いっけぇー!」
「くそっ!エヌ様、すみません!少しだけ能力を解放します。」
そう言うとリミッター解除ボタンを押した。
このボタンはあらゆるものと対決した時に数分のみ自分の身体能力を上げることが出来るシステムボタンだ。
前回のシャインダーとのバトルの時も逃走用に一応使ったのだが今回はバトル。
あとで怒られるんだろうな。
「メカゴリラソードスラッシャー!」
「くっ!間に合えー!」
そんな力がぶつかり合うその時だった。
「なにしてるの?」
一人のサラリーマンが間に入ってきた。
俺はびくっとする。
なぜかって?
メカゴリラの大剣が人差し指で止められていたからだ。
それだけではない。
知ってる人だったから。
「え、エヌ様。」
「・・・・・・・・さっきぶりだね。テレビゴリラ君。」
エヌ様だった。
「なっ!?なんだ貴様!」
「ん?ああ、初対面なのに自己紹介がおくれたね。僕の名前はエヌ。このテレビゴリラ君の組織のボスみたいなものだね。」
「ぼ、ボス?」
勤務中にここにきて発見したんだろうな。
仮面をしているので顔は見れないが多分怒ってる。
「で、お、お前がなんで俺たちの対決に邪魔すんだよ!」
お、おい!
お前余計なことを!
「対決?」
あ。
エヌ様がこちらを見る。
しかも瞳が赤く光ってるよ・・・・・・怒ってる。
こんな街中でやっちゃったから。
昔お説教された時もこの目だったな。
俺は覚悟を決めた。
「俺は攻撃をさけていただけで・・・・・・」
「でも町中でリミッター解除したよね?言い訳しない。」
「・・・・・・すみません。」
反省。
その時だった。
「俺を無視してはなしをするなぁ!」
メカゴリラが剣を振り上げた。
その時だった。
― ぱらぱらぱら・・・・・ ―
目の前で剣がバラバラになる。
そしてメカゴリラの装甲もだ。
中から人が出てきた。
銀色のシャインダー。
見たことの無い新しい奴だった。
「一応、うちの子が悪いことしてないように見えたからさ。だから君を無力化させてもらった。何か意義でもありますでしょうか?」
銀色のシャインダ―は首を横に振る。
振るしかないんだ。
足がガクガクだ。
「じゃあよかったです。では仕事に戻りますので。テレビゴリラ君、あとでお説教だよ?」
「・・・・・・はい。」
そう言うとエヌ様は仕事に戻った。
「・・・・・・ご、ごめんね。無理矢理仕掛けて。あと説教。」
権色のシャインダ―が声をかけてくる。
「・・・・・・いいよ。諦めてる。今度戦うときは大きい空き地選ぶから。」
「・・うん・・・ありがと。」
「じゃあ、仕事に戻るな。」
「なあ、俺と今度飲みに行かない?」
「シャインダーの?お前と俺が?」
「緑もつれていくからさ。」
「・・・アイツはいいや。・・・・・なんならお前だけでいい。」
「・・・・・・・緑苦手なんだな。」
「・・・・・・・・・・・いうな。」
テレビゴリラはそれ以上答えれなかった。
夜にはお説教が待ってる。
俺はトボトボと仕事に向かうのであった。
エヌ様の説教はまた機会があれば。
緑が苦手のテレビゴリラ。
次回もがんばれ。
またよろしくお願いします。
那祢でした。




