10話「ゴリラ対メカゴリラ?」
こんばんわ。
那祢です。
今回はゴリラ君の話。
前回博士が作ったものが出てきます。
またあとがきで!
「言ってくるぞ!」
「行ってらっしゃい!気を付けてねぇ!!」
「真横で大きい声だすな!うるせえな!あと俺は子どもじゃねえ!」
レイゾウコに見送られて出発する。
俺、テレビゴリラの仕事の旗振りと学校の警備のためにだ。
登校の安全は俺が守るぜ!
朝一番の出勤でまだあんまり車が走っていないな。
周りをキョロキョロ見渡す。
この朝のひんやりとした空気が良いんだよな。
いつもの交差点に向かう。
結構事故が多いんだって言われているが。
毎日そこを児童が通るっていうからさ。
学校の校長の依頼でお願いされてるからしかたねえ。
「また貴方!来たんですか!」
げっ!
またいるよ・・・・・
最近ここに常駐してる怖めの婦警さんだ。
また一緒かよ。
警察の方で怪人を事前で警戒する法が作られたらしいんだが。
何にもしてないんだから睨むなよ。
結構年齢がいってるのか?
きつめのメイクとドS眼鏡が似合う。
いやいやそんなことどうでもいい。
ここに来るならお前も旗振りしろや!
視線を送ると
「キャッ!何見てんのよ!気持ち悪い!」
「うるせえな!お前が見てくるから見ちまうんだよ!」
「仕方ないじゃない!わたくしの仕事だもの!」
「じゃあ違う奴に変わればいいんじゃないか!」
「そ、それはみんな怖がっていやだって言うんですもの!」
そうかぁ。
俺ってやっぱ怖いんだな。
自信なくしてたんだけど。
で、こいつしか俺を観察できなくなったと・・・・・
怪人なので恐怖を感じてもらうことに少しうれしく思う一方他の警察に押し付けられて。
・・・・・・・・
「だからあなたが嫌がっても追っかけまわしてやるんだから!覚悟しなさい!」
「・・・・・・かったな。」
「え?」
「面倒なことになって悪かったなって言ったんだよ。」
一応謝る。
少し罪悪感が・・・・・・
「謝んなくていいわ!ケダモノ!いつかあなたを逮捕してやるんだから!」
「あーはいはい!わかったよ!なら旗もってちびっこの安全を守れ!さあ時間だ!」
登校する児童がいっぱいやって来る。
「おはよう!ゴリさん!」
「ああ、おはよう松!気を付けて行けよ!」
「テレビゴリラ、こんばんわ!」
「おい!呼び捨て止めろ。さんづけだろ竹!あとおはようだろ!おはよう!」
「・・・・・・おはようテレビさん。」
「おう、おはよう!・・・・・テレビさん呼びは何か違和感が。まあいいか。いっとけいよ!」
交差点を対角線に挟んで婦警がいる。
笑顔で子ども達を送ってる。
あの顔でいれば周りの警官、惚れちまうんだろうけどな。
そう眺めていると
「・・・・・・・・何をデレデレ見てるんですか。」
「いーーーっっつ!いだだだだ!」
いきなり脇腹をつねられた。
後ろを見るとそこには緑村草次がいた。
「なに子ども達を見てないで年上のお姉さんを見てるんですか?」
「あっ緑村!いたたたたたたた!」
「苗字が嫌いだから草次って呼んでって言ったよな!ゴリラは頭がお馬鹿なんですか?」
「馬鹿じゃねえよ!覚えてるわっ!お前、俺と敵同士じゃないか!何でなれなれしく呼ばなければいけないんだ?」
「えー俺が敵?ちがうぞ!一緒にお酒を呑んだ中じゃないか!あとはーまあいいや。ダチだろ!」
「じゃあ何でダチがは叩いたり脇腹つねられなければいけないんだ!?さっさといけ!会社行けよ!」
「ひどっ!邪魔者扱いするのか!ダチには優しくだろ!なあ!?」
「はいはい!わかったよ。・・・・・行ってらっしゃい草次。」
「じゃあまた後で!いってきまーす!」
「あとでって!?アイツいっちまいやがったよ。」
キラキラをまき散らして去っていく草次
本当にイケメンだな。
アイドルになれる。
ほら見てみろ。
あの婦警も目がハートだろ?
俺が見ているとこっちの視線を感じ元に戻る。
「ご、ゴリラさん。先ほどの男性知り合い?アイドルかなんか?あと、い、今の男性に失礼な事言いませんでしたか!?」
ほら惚れてまったやろ?
「ああ、言ってないぞ?あと一つ言っておく。さっきの男性じゃない。いちおうれっきとした女性だぞ?」
「えっ!?ええええええええええええええええええええええええええ!!!!」
悲鳴をあげて呆然とする。
あーやだやだやだ。
だからイケメンって嫌いなんだよ。
俺はその後も旗を振り続けた。
皆が登校してしばらくしたその時だった。
「あっはっはっははははー!」
遠くから笑い声が聞こえる。
スピーカーから聞こえるざっざっ音だが。
声の方を見ると大きなゴリラがいた。
そのゴリラは全身金属で足にはタイヤが付いている。
例えるならまさに
「メカゴリラ、参上!」
そのまんまだった。
「そこのテレビが付いたゴリラよ!私がメカゴリラだ!」
「メカゴリラ?そのまんまじゃねぇか!で初めて会ったばかりなんだがそのお前が俺に何の用だ?」
「用事?それは・・・・・・」
― シュバン! ―
その瞬間メカゴリラの手が飛んできた。
「うわっと!あぶねえな!」
俺はコーティングした拳で飛んできた手を叩き飛ばす。
弾かれた手がすぐにメカゴリラに戻った。
攻撃のすきをあたえないようメカゴリラはもう一度飛ばす。
「な、何してるのあなたたち!テレビゴリラ、あなたね!!」
婦警が俺とメカゴリラの戦いに気が付き俺たちの間に入った!
「ちょっ!まっ!あぶねえ!間に合え!」
躱せないので婦警を引き寄せて抱きしめ守りの体制。
鋼鉄の拳が俺の顔にクリティカルヒットする。
その瞬間、俺はこのメカゴリラを敵と認識した。
そしてゴリラ対メカゴリラの戦いが始まった。
メカゴリラとの戦闘。
テレビゴリラは勝てるのか?
それとも?
次回もよろしくお願いします。
那祢でした。




