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7話「建築現場に出現!ハンマー怪人」

― ドンドン! ―

― カンカン! ―

― ガガガガ! ―


「おーい!休憩時間だぞ!」

「へーい!」


大工の棟梁が声をかける。

それに続いて弟子たちが一斉に声を上げる。

そう、ここは建築現場。


「何やってる!お前も来いって!」


大工の棟梁はその場で大きい声で呼びかける。

誰もいない屋根の上に。


「は、はーい。」


よく見るとそこには人間大の大きなトカゲがいた。

ただのトカゲではない。

カメレオンの怪人である。


僕の名前はハンマーカメレオン。

ハンマーの付喪神で作った怪人。

本当はハンマーヘッドシャークにしてほしかったんだけど。

博士が


「海の生き物になっとったら高い所ん上れねーが?それとも足生やすか!?どっかの有名漫画家のタイの生き物みたいになっまうがな・・・・・」


アニメを後日確認してお断りのお願いをしました。

その結果、動物ならオラウータン。

昆虫なら蜘蛛で爬虫類ならカナヘビかカメレオンと言う選択肢になりました。

オラウータンはゴリラ先輩がいるので却下。

蜘蛛は響きはかっこいいけど乙女の僕には向かない。

そしてカナヘビかカメレオンで悩むことに。

結局はキラキラしているカナヘビより目立たないカメレオンが似合うと先輩がきめてしまった。

それで僕が誕生しました。

で・・・・・何でこの仕事をしてるかって言いますと。


「おい!カメレ!さっさと弁当を食え!午後もお前に高い所をお願いしたいんだからな!」

「はい!今行きます!」


お呼ばれがあったので向かうことにした。

お弁当食べないと!

もぐもぐ!

もぐもぐもぐうう!

説明の続きだけど僕、雨の中買い物に向かっていて・・・・・・

少し歩いた先にあるホームセンターだよ。

そこに向かってる途中に事件が起きたんだ。

棟梁が車で走って雨と同化した僕がライトで急に浮かび上がって。

驚いた棟梁はそのままガードレールにドーン!

僕は棟梁の足を見る。

そこにはギブスをしていた。

結果、棟梁のわき見運転が原因となって僕には非が無いことになったけど。

足の骨折でしばらく入院することになった棟梁。


「建築途中の家の納期が・・・・・・!俺がいないと・・・・・・!」


仕事が間に合わないと入院に納得しないで暴れる始末に。

そこで棟梁に提案をしたんだ。

私が代わりにお手伝いすると。

でも、納得してくれず結局背中に乗せて透明化して現場に向かうことに。


「おい!おまえ、すげえ安定感してるんだな!」

「カメレオンですから!」

「だったらさあ・・・・・・」


お前も大工にならないか?


そう誘われて働いています。

その後、僕が女性って解り抱き着いたことを謝られたり。

周りのみんなが優しくてたまに遊びに誘ってくれます。


「おい、いつまでからの弁当を持ってるんだ?」

「あ、棟梁。」

「色々考えてないで休憩しろ!時間は無限じゃない!有限だ!」


そう言ってお茶を渡す。


「ふふふ。」

「なにがおかしい?」

「気にかけていただいたのが嬉しくて。」

「何言ってやがる。」


棟梁は頭を掻いた。

はずかしいのかな?


「お前は俺の大切な部下だ。体調ぐらい気にする。」

「部下・・・・・」

「どうした?」

「いやだって・・・・初めて棟梁に部下って言われたから。」

「そうだっけな?」


首をかしげてる。

面白いお方だ。

厳しかったり、優しかったり。

面白かったり、真面目だったり。

まあ、最近アニメオタクって解ったけど。

ここで働いて不快を感じないし。

もう少し続けたいと思います。


「まーたお前は考え事をしてる。」

「どうしてわかるんですか?」

「キュピンとなるからな。乳タイプの勘だ。」

「またー。」


笑い合ってると時計のアラームが鳴る。

仕事開始のアラームだ。


「さあ、野郎ども!行くぞ!」

「へい!船長!」

「船長じゃねえ。棟梁だ!」

「いっけねぇ!まちがえちゃった。」


こう笑い合える会社好きだな。

さて仕事に戻るかな。

また建築現場に向かった。


― トントントン! ―

― バンバンバン! ―


大きな柱を組んで住宅を建てる。

僕は案外力持ち。

クレーンとかで運んだものを安定させ取り付ける。


「おい!カメレ!しっかり支えろよ!」

「了解です。」

「聞こえないぞ!腹から声を出せ!」

「りょ、りょうかいでーす!」


お腹から声を出す。

最近皆に褒められるんだ。

声が大きくなったって。

今日も頑張ってお金を稼いで。

ハトさんに美味しいご飯を作ってもらおう!

あと可愛いものいっぱい買うんだ。

でもまずは動かないとね。

僕はお腹いっぱいのお腹を空かせるため後半戦いっぱい頑張ることにした。

屋根用の木材運んで、外の小屋のコンクリートの流し込みを教えてもらい手伝って。

その姿を遠くから見ていた者がいた。


「うん。怪人と言われてるけどアイツも俺の可愛い弟子の一人だな。」

「???」


彼女には聞こえない声で呟きニコニコと笑顔で頷く棟梁であった。

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