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5話「スーパーはつらいよ。ピーク時対応二人。」

私、ゾウコよ。

今日はちょっと忙しくって。

何でかって?

アルバイトの子が休んでるの。

『体調不良』ってね。


「今日も忙しそうだな!」

「本当にそうですわね。」


オギちゃんがあいさつするも元気が出ませんわ。

だって休んでる彼女、いつもドタキャンならぬドタ休するんですもの。

持月さんもかんかんで・・・・・・・


「オギさん!ゾウコにかまっていないでさっさと清算してレジ開けて!ゾウコも食っちゃべってないで!」


と注意される。

だってこの時間二人でレジ人数平均100人以上終わらせなければいけないんだから。

ちなみに休んでる子は二人。

アルバイトの猫塚さんと派遣の黄之本さん。

学生アルバイトの猫塚さんは店長のいとこなので遅刻しても休んでも怒られないの。

この前きつく注意をしたらすごく怒っていまして店長に言いつけに言って面倒なことになりましたの。

本当に上司の身内は嫌ですわね。

もう一人の黄之本さんは私が入る前に派遣で雇っている女性です。

私が入社したので一時期解除しておりましたが最近忙しいから再びお願いすることになりまして。

ですが私がいるときは一切来た覚えがありませんの。

そのため彼女にいたっては店長に相談し派遣会社に電話をしてお断りしてるのですがなかなか解除されないんですの。

その被害を被っている私たち、ガチおこですわ!

その時だった。


「あーすいませーん。遅れました。」


ショートカットの女性が頭を擦りながらやってきた。

彼女の髪は金髪で近くから見たらヤンキーと言われてもおかしくない色だった。


「あら、黄之本さんお久しぶり!」

「持ちさん。こんちゃーっす。」


そう挨拶をしてこちらを見る。

持月さんと話していた時の目は笑っていたがこちらに向けてくる視線は鋭かった。


「持ちさん、この象みたいなやつは・・・・?」


確実に睨みつけられていた。

何でかしら?


「わたくしは・・・・・」

「黙ってて!わたしは持ちさんに聞いてるの!」


言葉をさえぎってきた。

私は少しイラっとする。


「あなたがお休みの間、新しくレジに入ってくれたレイゾウコさんです。」

「こんにちは。よろしく・・・・」

「持ちさん、何でこんな生き物を入れたんですか!」


こんな・・・・生き・・・・・物?

初対面の人にそこまで言われる筋合いはないわ!

私の怒りがMAXだ!

顔を真っ赤にして一言喋ろうとする私。

それを遮るように持月さんが話し出す。


「それはレイゾウコのこと?!」

「・・・・・そうです。怪人を働かす店なんておかしいじゃないですか?」

「そうかしら?無害で愛想がいいし・・・・・」

「・・・・・町を破壊する怪人にそんなの必要ありません。」

「でもここはお店ですから。それとあたし的にはお客さん一人ひとりしっかり対応できるのも評価してるわ。」

「それは人を騙すためにやっているとしても?お店を内部から破壊し用としてるのかもしれません。」


持月さんの言葉全てに言い返す黄之本さん。

持月さんはしばらく考えた際に私の方を見て


「それとあたしが評価してる一番は・・・・・・・」

「・・・・・一番は!?」


笑顔になってこう答える。


「定休日以外にお店を休まずしっかり接客仕事して帰りには『お疲れ様です。』と言える礼儀の正しく言える子だからかな。あたしこの仕事していてそんなことできる子あったことないし。」


黄之本さんは黙り込んでしまった。

それはそうですよね。

毎日ピーク時に忙しく二人でレジ打ち。

ほぼ休んでいる人と私。

どっちを信頼すると言われればさすがに私も来てくれる人を選びますわね。


「こんなこんな生き物の何処が・・・・・」

「こんな生き物って悪かったわね。私、レイゾウコちゃんよ。」

「レイゾウコの化け物が・・・・・」


その時だった。


― バン! ―


いきなり大きい音がした。

そこにはオギちゃんがネギを持ってまっていた。

オギちゃんの後ろには数人の人が。

私達があっけにとられてると


「おーい姉ちゃんたち。喧嘩すんなら後にしな。レジ打ちみんな待ってんだから。」


ニコニコして答えた。

この方、わかっていてやりましたね。

多分もっと前からレジにいたのですわ。

そして黄之本さんとぶつかるのを確認してしばらく眺めて・・・・・

ワザと喧嘩を仲裁するため大きい音を鳴らして。

困ったおじさまですわね。


「ふう、まったく。」


私達はすぐにレジに戻りレジ打ちを再開する。

途中黄之本さんが小さい声で


「・・・・・あとで覚えていなさい!」


と聞こえたようだったけど。

私は気にしないでレジ打ちを再開した。


「ふう、今日はお疲れでした。」

「大変だったわね。絡まれて。」

「大丈夫ですわ。絡まれ慣れしてますし。」

「慣れちゃだめだよ!全くタフなんだから。」

「「あっはっはははは」」


私は持月さんと途中まで帰宅。

別れた後、まさかのイベントが起こる。

まさか・・・かな?

予想通りって言って良いかしら?


「おいそこのレイゾウコ・・・・・怪人!お前の愚行許すまじ!このシャインダーが成敗します!」


シャインダーイエローが勝負を挑んできた。

変身してるけど多分あの方なんでしょう。

私は仕事疲れた体で挑むことになる。


「もうっ!いい加減にしなさいよ!黄之本さん!少しこづかないとわからない娘っ?!」


疲れはあちらも同じだと思いますが。

イライラは絶対負けない!

そう思いながら挑むのであった。

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