表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

81/84

臨時休業11〜悪役令嬢、MCバトルに参戦するの巻〜

「あぁ、ワクワクしてきました。MCネームは何にしようかしら」

「MCネーム?」


聞き慣れない単語に、私は首を傾げた。


「バトルの際のあだ名みたいなものですわ。ヘッズたるもの、バチクソイケてる名前にしたいものです」

「ヘッズ?」

「ヒップホップ好きのことです。かなめさん……本当にど素人ですのね」


さっきから質問ばかりしているせいか、呆れられてしまった。いや、マニアックな単語をポンポン出されたら、誰だってこうなる。オタクの悪いところだ。


「その程度のレベルじゃ絶対に勝てません。ましてや本番は三日後なんて、無謀もいいところです。アドバイスだけではどうにもできませんわ」

「ぐぬぬ……」


そう言われると、ぐうの音も出ない。

しかし、言葉とは裏腹に、リリア様の口調はイキイキとしている。


「わたくしが出ます。一人残らず薙ぎ倒してみせますわ」


既にやる気満々だ。

しかし一人残らず、では困る。なんせ、今回はペアを組む必要があるのだから。


「ちなみになんですが、タッグ戦なんです」

「2on2ってやつですわね。お相手は?」

「……ミモザです」

「あら、心強いわね」

あれ?

婚約者を寝取られた相手とは思えないほどの、あっけらかんな言い方に思わず拍子抜けする。


「ランドロフ様のこともあったし、抵抗があるのかと思いました」

「まぁ色々ありましたが、こちらの生活が楽し過ぎて、全部忘れました。それに、元々ミモザさんは嫌いじゃありません。なんていうか……おもしれー女ですわよね」


お前が言うな、というツッコミが喉から出かけたが、なんとかして飲み込んだ。


「というわけで、今からそちらに伺いますわね」

「お仕事は大丈夫なんですか?」

「丁度いい機会ですし、優秀な部下に引き継ぎして、がっつり有給を消化します。こうすることで、下も有給が取りやすくなる……一石二鳥ですわね、高笑いが止まりませんわ」


おほほほほ、と悪役令嬢らしさ満点の笑い声の後、通話が切れた。


大丈夫かな。不安要素しかない状況に、特大のため息を吐いた。


面白いと思ったら評価・ブックマークして頂けると嬉しいです!

厳しい意見も受け止めて改善していきたいので、どしどし評価ください!

皆さんのリアクションが生きる糧になってます!

気合いを入れて続編を書きたいので、よろしくお願いします!

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ