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スポーツブラ17〜親の勘は当たるので、子供の隠し事はまずバレる〜

「すみません。そちらなんですが、決して高価なものではなく、皆が手に取りやすい価格なんです。しかも、サイズ展開もS、M、Lの三種類しかありません。それだけしかない分、幅広い体型の人々にフィットするように作られているんです」

「じゃあ、なおさら試着した方がいいじゃない」

「……まさにおっしゃる通りです」


最もなお言葉に、私は肩をすくめた。


「そちらの手紙を読んでいただけますか?」


実はプレゼントと共に、手紙が同封されていた。

これを書くために、『一日待ってほしい』とリリア様は言ったのだろう。


手紙を手渡すと、クララ夫人はそれを受け取った。


「分かったわ。『プレゼントは気に入っていただけましたか?デザインに文句があったり、サイズが合わなかったりするかもしれません。その時は後日、一緒にお買い物に行きましょう』」


ダメ出し上等。不満があるのなら、一緒に買えば良い。

そして、高級品じゃなくて、むしろリーズナブルである方が肩肘張らずに買い物ができる。

あれでもない、これでもないと言いながら合う服を探して、二人でショッピングを楽しむ。

それも立派な親子のコミュニケーションだ。

今回のチョイスはそれが狙いだった。


「そう、元気にしてるのね」


取り乱すことなく、クララ夫人はポツリと呟いた。

特に驚いている様子はない。

ということは、つまり。 


全てわかっていたということだ。


「試すようなことをしてごめんなさい」

「いえ、むしろ騙していたのはこちらの方です。本当にすみませんでした」


私はクララ夫人に頭を深く下げた。


「あの、最初から気付いてたんですね」


初めて会った時。娘の中身が変わってしまったことに動じているようには見えなかった。


つまり、娘を守るため、とっさに一芝居打ったということ。


「当たり前じゃない。私、あの子の母親なんだから」


そう言って、クララ夫人は苦笑した。


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