スポーツブラ15〜フリマアプリの梱包はプチプチが命〜
そして、翌日。
例の泉でリリア様からプレゼントを受け取った。トイレを経由したということで、それは何重にもビニールで包まれた上、クッキー缶の中に入っていた。開けるとさらにプチプチに包まれ、その上からガムテープでぐるぐる巻きにされていた。
フリマアプリの取引でも高評価が貰えるレベルの、完璧な梱包だ。
綺麗なラッピングがされた、プレゼントが二つ。
一つはお母様へ。
もう一つはお父様へ。
クララ夫人だけではなく、父親であるジュペリエール伯爵のものも用意したのか。
少し意外に思いながらも、お母様へと書かれたプレゼントを持って、クララ夫人の部屋へと向かう。
喜んでもらえるだろうか。
緊張しながら、ドアをノックする。
「お母様。私です」
「入りなさい」
扉を開くと、クララ夫人が真剣な表情で椅子に座っていた。
あれ?おかしいな。
メイド達が言っていたような、浮かれている様子は無い。
「贈り物を持って参りました」
動揺を隠しつつプレゼントを渡すと、クララ夫人はそれを開けて、中に入っていたものを指で持ち広げた。
「……これは?」
中に入っていたのは、黒のブラトップ。
ブラジャーとインナー。両方の機能を兼ね備えた、いわゆるカップ付きのインナーだ。
「本来なら、運動に適した下着を作ってお渡しするべきですが……こちらは我々が作ったものではありません。更に言えば、私ではない、ある方から預かったものになります」
「……続けて」
更なる説明を促され、私は緊張しつつも話を続けた。
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