ブライダルインナー3〜ギャル怖い超怖い〜
悪役令嬢に転生した『私』はコルセットよりも快適でデザイン性の高い下着を作るために、下着屋を作ることになった。
リリアは恋敵のミモザからブライダルインナーの依頼を受け、頭を悩ませている。
期日は一ヶ月後。前回の一週間後納品を思えば大分マシだが、ぼーっとできるほどの余裕があるわけではない。
クロウリーと打ち合わせをしながら、今後のスケジュールについて整理する。
今回作りたいデザインは特に手間がかかる。
一から作るのではなく、元々のコルセットがウェディングドレスに合わせて作られており、造りも上質な一品であるため、これを一部活用することにした。
今回の課題は太ってしまった下腹部のカバー。つまり、ウエスト部分の補正を強化する必要がある。
その問題を解決するのは、セパレートタイプだ。
元あるコルセットを裁断して、ブラジャー部分のみ残す。そして、それに合わせたウェストニッパーとガードルを作り、全体の調和を図る。
方針が決まったところで、早速生地の作成依頼のために、糸紡ぎ妖精フィンの元へと向かった。
ドアをノックをする。すると、クールな顔立ちをした手のひらサイズのイケメンが不機嫌そうにドアを開け、入れと顎で支持される。
ついでに前回の報酬を渡すと、フィンは封筒の中身を見て目を丸くした。
「こんなに貰っていいのか?」
「もちろん。それに見合った働きをして頂きましたので」
ふん、と鼻を鳴らしたが、フィンも満更じゃなさそうだ。
「その……急で申し訳ないんですが、次の依頼があります」
ブライダルインナーの構想メモを渡すと、フィンはそれを受け取り、真剣な表情で目を通している。
「何日貰える?」
「二週間です」
「ギリだな。シルクは扱いが難しいから、特に時間がかかる。可能であれば臨時で身内を雇いたい」
やっぱりそうか。
高いお金を出してもらっている以上、最高級グレードのものを提供したい。だから、特に高級感のあるシルクを指定した。
時間がかかるのは覚悟していた。納期に間に合わすことができるのなら、臨時で従業員を雇うのは全然アリだ。
「良いでしょう。フィンさんに任せます」
「助かる。チャルカ、挨拶を」
「はーい!初めまして、チャルカでーす!フィンちとは最高の兄妹コンビ、みたいな?」
どこからともなく、妖精がふわりと羽根を羽ばたかせながら現れた。
金髪でまつ毛バッサバサ。スクールカースト上位のゴリゴリのギャルだ。
怖い。学生時代地味女子グループにいたので、ギャルには苦手意識がある。
「は、はじめまして」
陰キャ全開で、私はチャルカに自己紹介をした。
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